ラジオ用原稿
前回変化日を12月9日と置いた。
9日を押し目と出来れば11000円を目指す変動、9日から大きく崩れるようなら週足先行スパン内のモミアイを想定し、そのポイントを昨年10月7日陰線安値9900円水準と置いていたのであるが、10日安値9834で9900円を割り込み、11日終値10107で先行スパン下限を上抜いた様では結局ハッキリしなかったということである。
従って現時点では尚11000円を上抜く変動、週足先行スパン内のモミアイの両方を考える必要があるが今週は変化日を12月17日と置き、この変化日からの騰落を重要視したい。
12月17日は12月7日高値から9日目、今年8月26日陽線(終値での高値)から76日目にあたる。
このまま相場が動かぬ(12月7日を越えず12月10日を割らず)とすれば9日間の半値、76日間の半値は9900円から10000円水準に収束するということであり、これもまた一つの放れのポイントとなろう。
週足を見れば9893割れでは週足遅行スパンの好転が成されない、ということでもある上、上げてくる日足転換線はこれと同水準でもある。
従って9900円割れは更に大きい意味での調整が続くとし、今日以降の続伸では10200円400円、500、600とその都度反応を確認し10800円を超えられるか否かを推し量ることになる。
個人的には9日のような変化日が押し目として決まらぬ変動が簡単に上げられるとは考えにくいが、直近の変動はドル円の影響も大きいように思うので、その点確定できない。