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ラジオ日経コメント 09年12月7日分
前回変化日11月30日の重要性を指摘し、11月16日、18日からの下げ幅が出てしまったため下げ止まりの確認は容易ではないと述べた。
次の変化日を3日、8、9、10日とし変化日均衡表水準からの下落では注意が必要としたが一週間の上昇幅は大きく12月4日高値は1022円をつける結果となった。
ここで今一度11月27日安値位置を確認しておきたい。
11月27日安値9076は昨年10月10日陰線高値水準であり長期モミアイ相場の相場水準として特に意識すべき水準となり8月31日高値から24日、14日、23日の三波動で下げている為、一応の妥当性を持つものであった。
11月16日、18日水準から下げ幅が出たこと、更に5月11日高値9503円の割り方(この水準には下げ三波動の計算値が集中)が悪い事を重視したことで前回の「11月16日、18日水準を中心とする下げ相場」となったのであるが先週の上昇で全てを打ち消しまた打ち消しつつあるのである。
また失念していたが07年2月高値18300円から11月27日までの日数は676日間であった。一目均衡表では非常に大事な数値となる。(26×3-2=76、76×3-2=226、226×3-2=676)
従って改めて11月27日下げ止まりと11000円を目指せる可能性が高くなったという事は認識する必要がある。
重要視する変化日は12月9日、11月27日安値から9日目、8月31日高値から67日目、7月13日安値から101日目、6月8日高値9914から126日、4月28日安値から151日目、昨年10月10日から283日目と基本数値の重なりが確認できる。
この変化日から直ちに崩れる、という事がなければ相場の上昇は期待して良いだろう。
問題は8月31日に至る過程でしつこく頭を抑えた10400、500、600円水準での反応は今のところ不明瞭であり、これらに達するのに時間を要せばまた考えを変えねばならぬという事である。