長男は元夫のDVをよく覚えていて、それが始まると弟を窓とカーテンの間に隠し、見せないようにしていました。
私もただ大人しくやられてるだけではなく、反撃もしていましたが、5歳の幼稚園児にとっては恐ろしく長い時間だったと思います。
結論から云えば、長男はまだ陳情書を読んでいません。
「今はいいや。興味ない」
と言ったきりです。
しかし、次男とのLINEのやり取りで、私も知り得なかった長男の気持ちを次男から教えられました。
長男に陳情書を見せるのは、今度自分(次男)といる時にしたらいいと思う 、長男は自分の感情を身内にも出さないけど、自分(長男)は家族を守る大黒柱だと思ってるよ、だから今回の事も興味がないわけじゃなくて大事にしているのかなと思ったと言っていました。 今年の初めに10年飼っていたウサギが亡くなった時、私は知りませんでしたが、長男は次男
に「私が参ってるから家に来てくれ、自分は仕事で遅くなるから」と連絡していたそうです。
ろくに帰ってこない次男がひょっこり帰ってきたから、珍しいこともあるんだねえと呑気に長男に言っていたのをどういう気持ちで聞いていたのでしょう。
そして、次男は長男には逆らえないし、いい人だと思う、友達なら最高、兄弟だから変な感じだけどねと続け、だから勘違いしないで欲しいのは仲悪いわけじゃないからと言いました。
3人で過ごす時間も、私ばかりがしゃべり、ふたりがあまり話をしないから、勝手に仲は良くないんだと思っていました。
私は今まで何を見てきたんだろう。
息子達の生活環境を変えずに、元夫から守ることだけを考えていたのは、もうとうの昔で、今、私は息子達に守られて生きていると気づかされました。