振り絞った答えに対して、相手側弁護人はどう切り込んでくるのか身構えていました。


あ、わかりました。

これで終わります。


終わるんかい。

最後まで謎の相手側弁護人でした。


そして閉廷。裁判官が退廷しようとしたその時に元夫が叫びました。


「おふくろ泣いてたぞ!」


思わずビクッとなりましたが、そこで裁判官と目が合う。多分かなり(元夫を)恐れた顔をしていたんだと我ながら思います。

しかし、顔とは裏腹に心の中で思っていたのは「だからなんなんだよ!」


私の弁護人席に戻ると、良かったですよ!本番に強いというのは本当だったんですねとお褒めの言葉をいただきました。


判決が出るのは早くても3ヶ月後で、その結果を経て相手側が控訴しなければ、これで裁判は終わりです。双方ともに裁判所の決定に従うことになります。

控訴は判決が出て2週間以内に申し立てるそうで、その場合は最高裁で争うことになります。

言ってはなんですが、たかが離婚裁判で最高裁って...。

私の代理人はあの様子ではその可能性もありますねと。


マジかあ。


年内に決着を着けたかったんだけどなあ。

そして事務所に戻った弁護人から、電話がありました。裁判官の評判を他の弁護士にも聞いてみたそうです。

かなりの変わり者だそうで、被告や原告には優しい態度で接するけど、弁護士にはかなり厳しいとのこと。相手側弁護人が一人なのに対してこちらが二人体制で行ったことがどう判決に出るのかが想像つかないと謝られておられました。

いやいや、先生がいなければ私は年金分割も勝ち取れませんでしたよ、控訴受けてやりましょうよ…とお返事をしました。

年金分割は離婚調停ですでに勝ち取っていました。

あとは夫婦の共有財産である財産分与の額面を裁判所が決定するのです。

相手側は離婚はすると言っているので、争点はこの財産分与だけです。


相手側は450万が妥当と主張してきて、私は数千万主張しています。

そもそも450万という金額を弾き出す相手側弁護士がおかしい。元夫は新入社員ですか?


まぁやれることは全てやりきりました。

あとは結果を待つだけです。