グダグダだったリハーサル。
公判は一度だけしかない一発勝負。
私は何に対してビビっているのか、落ち着いて考えてみました。
元旦那の顔を見なくて済む生活も数年が経ち、心の平穏が保たれていた所に、また会わなければいけないという恐怖。
いつスイッチが入って、爆発するかわからないDVモラハラ男の帰宅予定時間になると決まってお腹が痛くなり、ひどくなると過呼吸をおこしていた過去。
何かにつけ無能呼ばわりされ、経済的にも支配され続けた結婚生活。
色々思い出しながら、怒りを溜めて、自分を奮い立たせます。
私は何よりもあいつの姿を見るのが嫌で仕方なかった、酔っ払って座った目、普通のサラリーマンのくせに反社のようなものの言い方、肩を左右に揺らせて歩くイキった歩き方、見た目が怖いと言われて満更でもない得意げな顔。
私は優男が好きなのに、なんであんなチンピラ風情の勘違い男と結婚してしまったんだろう。
なのに何年もゴネるから、私はまだお前の姓を名乗ってる。私の存在がまだ自分の配下にあると思うなよ!
と、感情がマックスになったところでパソコンを開き、想定できるありとあらゆる反対尋問を書き出しました。
それに対する100%の答えを一晩かけてひねり出し、何度も反芻し頭に叩き込みました。