色々と忙しく、裁判のことはすっかり代理人に任せて、私自身もう離婚したかのような生活を送っていたある日、代理人から電話がありました。


訴訟が上手く進んでいっていない、双方の主張が真逆過ぎて、裁判官も判断するのに今ひとつ決定打が欲しいと考えているようだ、もし可能なら出廷して証言して欲しいという内容でした。

私だけではなく、その場合は元夫も召集されるとのこと。

もう何年も会っていないし、本人を前にすると萎縮してしまって上手く話が出来ないと思うと言うと、顔を合わせないように衝立でカバーする事もできますと代理人。


少し考えさせてくださいと電話を切りました。

別居して自由になり、気持ちが開放されたことで錯覚していたけど、まだ何にも終わっていなかった。それに、戦うのは私なんだった。


本当の自由を手に入れる為には、私が法廷で訴えることが一番効果的なのもしれないけど、もしそれが裁判官に響かなかったらどうしよう...。

元夫の弁護士からの尋問にちゃんと答えられなかったらどうなる???


急に怖くなりました。

2回目の離婚調停にひとりで挑んでいた時の感情がまた蘇ってきたのです。