イライラポイントが多かった子育て

 

わが家のプレ思春期長男は発達障害・注意欠陥多動症(ADHD)グレーのため

耳で聞くことよりも目からの情報を受け取り行動する特性があります

 

特性のため他の刺激で注意が逸れ

ごみをゴミ箱に捨てるというたったそれだけの行動が完了できなかった

お風呂あがりにパジャマを着るまでに裸で家中をチョロチョロしてみたり…

やろうとしていたことが最後まで完了できない

困りごとが数えきれないほどたくさんありました

 

なので「ほら、ゴミ捨ててってお願いしたよね?」「早くパジャマ着なさい!」

と口うるさく1つ1つ指示していました

 

ほかにも、学校で先生に何と言われた?と聞いても「わかんない。忘れた」など

言われたことは基本聞いていないし覚えていない…そんな様子でした

 

逆に体を動かすことは大好きで

就学前からスポーツに興味をもち唯一「やってみたい」

と自分から言ってきたサッカーは小学4年になった今も続けています。

 

 

できないことはできないままでOK

 

そもそも、自分のことができない、宿題もまともにしないのに

好きなサッカーはやらせて大丈夫なの?

やりたいことよりも、やるべきことを優先して欲しい

私はずっとモヤモヤしていました

 

好き・得意を伸ばすよりも

できていないことをできるように言い聞かせる子育てをしていました

 

ですが、サッカーはボールだけでなくフィールドプレイヤーが

常にコート内で動きまわるため

パッとみてパッと把握する状況分析能力が必要になります

 

この処理速度の速さは小さいころからも得意だったので

サッカーは長男の特性に合っていたと理解できました

 

チームスポーツなのでコーチや仲間からのコーチングや

試合中のコミュニケーション・指示を聞きもらさない聞く力も必要になってきます

好きなサッカーで不得意な聴く力を鍛えられるのです

 

不得意が得意を上回ることはないので、得意をどんどん伸ばす!が

発達科学コミュニケーション(発コミュ)流子育ての極意

 

サッカーと発コミュを続けることで

あれだけこまごまと指示していた毎日が遠い過去のようにどんどん行動が自立しています

そして学校の様子をたくさん教えてくれるようになりました

 

わが子の成長の中でこの先も苦手が得意を上回ることはないけれど

苦手は好きと一緒に伸びていくということを実感しました

 

できないことには目をつぶり、できていることだけ見ていきましょう!

 

 

 

 

できないことも苦手にしない!

 

プレ思春期のこの時期は

子ども自身がまわりとの違いに気づき、劣等感を抱きやすい時期です

 

この時期に大切なことは

苦手意識をつくらないこと=失敗も成功体験として記憶させる関わりが必要です

 

プレ思春期は発達段階として自分を客観的に見る力がついてくる時期です

ただでさえ、周囲と比較してできない自分、失敗する自分に自信を失いがちになります

自信を失うと、やってみたい!やってみよう!という気持ちや行動を起こすことが難しくなってくるので、脳の発達がすすんでいきません

 

できないことは一切見ずにできていることを見つけて伝える!

この対応がこの時期の子育てのマストです。

 

 

 

 

 

 

ひたすら肯定するのみ一択です!

 

実際の声かけは、子どものありのままを実況中継します。

「1人で起きたね。」

「ごはん食べてるね」

「学校の準備できちゃったね」

「相手とボールの間の体の入れ方よかった(パパ)」

「あの時のシュート、ナイスtry!(パパ)」

のような感じです

 

こちらの褒めに反応は求めません

ただできていることを子どもに伝えればいいのです

 

パジャマが脱ぎ散らかされていても

食事のあとのお皿を下げていなくても

洗面所の電気を消し忘れていても

パスがつながらなくても

トラップミスをしてもまずは目をつぶるのです

 

伝えるのはできていること、うまくいったことのみです

そうすることで、自分に自信がつき失敗・できていないことを

受け容れられる余裕が生まれてきます

 

次第に自分で失敗しないように

できないことをできるようにするためにどうするか?を

自分の脳を使って考えはじめ行動し始めるのです

 

ママが子どもの好き・得意から伸ばすことに子育ての視点をシフトチェンジすると

子育てが何倍も楽しくなりますよ

 

そんな、楽しい子育て方法、一緒に学んでみませんか?