(前回からの続き)
今回は、鎮魂祭や翌日のモシリのライブでのアト°イの言葉を紹介します。
〇人間は表現をする
翌日、モシリの貸し切りのライブがあり、ご厚意で一緒に聞かせていただきました。
そのあと同席させてもらったアト°イの講話で、「音楽は、人に聞かせるんじゃない、自分の魂に聞かせるんだ」という一言を聞きました。
私がかつて学んでいた朗読は、”人に聞かせるもの”でした。
人に伝えるため、伝わるための技術でした。
自分の作品の解釈を自分の楽器である声にのせることはとてもおもしろかったけれど、師匠からは、アナウンサーでもない限り、仕事として成立しないと言われていました。
また、知人からは朗読はなくても誰も困らない、もっと人に役立つことをすべきだと言われたこともありました。
自己満足のためにやるには、学ぶ費用もかなり高額でした。
高校時代、視聴覚放送委員会で朗読やナレーションに夢中になり、20代で一度、会社を辞めてナレーターになろうと、事前に上司に断りを入れてまで面接を受けに行ったこともありましたが、結局、朗読は30代半ばで辞めてしまっていました。
そんな経緯もあるなかでの奉納朗読。
奉納後、アト°イは私に
「気持ちよかっただろ?人間は表現をする生き物だから」
と言ってくれました。
ああ、自分らしさを表現し、それを自分の魂に聞かせることこそが喜びなのだ。
誰に評価されるでもない。
しかし、それが結果として自分の魂に連なるものに伝播していくのだろうなあ、とも思いました。
絶滅種鎮魂祭を通して、アト°イやみなさんとの対話を通して、様々な学びを得た数日間でした。
これから何を表現していくのか、自分の心の声に耳を傾けていきたいと思います。