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仕事の動機(なぜ仕事するのかってことね)は何か。

今日はそれについて考えてみました。

どこで見たか忘れたけど「仕事の動機は二階建て構造だ。」という説に、ぼくはすごく共感してます。

その説とは、仕事をする理由の基本(一階部分)は、よりよい生活をするための金銭的インセンティブ(生活資金の獲得ってことです)であり、それに加えて関心や使命感、やりたい事などの内面的動機も理由となる(ここが二階部分)という説です。

たしかに、いくら「世の中お金じゃない」とか言っても、お金がなければ生活できないわけだから、仕事をする以上金銭的インセンティブは絶対に必要だとおもう。むしろ、そのためだけに仕事を続けている人も多いだろう。

しかも、できればお金はたくさん欲しい。その方が金銭的に余裕がある生活が送れるし、ぶっちゃけ異性にもモテる。同期や友人と自分を比較する際の一番わかりやすい指標で勝利できる。

したがって、仕事をする以上、金銭的インセンティブが不可欠だとぼくはおもう。不可欠という意味でお金が仕事をする理由の一階部分なのだ。

しかし、「世の中お金じゃない」というのもまた真実だとぼくは思う。(正確には「世の中お金だけじゃない」だとは思うが)
仕事には自分の人生の多くを投資する(時間的にも労力的にも)わけだから、自分の興味がある仕事、得意な仕事、やりがいのある仕事、上達したい技能を使う仕事に就いた方がいいに決まっている。そういった「内から出る動機」も必要だ。

しかし、それ(二階部分)はあくまで金銭的インセンティブがある程度満たされた上での話だとおもう。「一階がある程度狭くても二階が広ければいいや」という考えがありえても、「一階がなくて二階だけ」というのは住居として成立しないように、仕事も金銭的インセンティブなしでやりがいだけというのは仕事として成立しないと思う。

以上のような仕事の動機=二階建て論を自分は採っています。

そして、この二層構造の考えは、生産性から考えてもけっこう合理的なはず。

前のブログで紹介したダニエル・ピンクの『モチベーション3.0』が実証的に主張しているように、
これからのクリエイティブな仕事を担うビジネスパーソンのモチベーションは、内面からくるワクワクする気持ちでなくてはならない。それがないと生産性が低い。

しかし、筆者は金銭的な報酬は最低限必要だし、「これをしたらお金もっとあげる」的な「ニンジンぶら下げモチベ維持策」も、反復的仕事においては生産性を向上させ、有効だとも言っている。

ここで自分の仕事について振り返ってほしい。あなたの仕事は100%クリエイティブな仕事だろうか?おそらくほぼ全員がNOと言うだろう。特にぼくみたいなぺーぺー社員は声を大にしてNOというだろう。笑 仕事とは、必ず反復仕事とクリエイティブな仕事がミックスされているものだ。

だとするならば、「ニンジン」(=金銭的インセンティブ=一階部分)は必ず存在する反復仕事の生産性において大きな役割を占める。

だが、ニンジン策が有効な反復仕事だけでは、21世紀の先進国のビジネスパーソンは生き残れない。クリエイティブな仕事をしなくてはならない。そして、クリエイティブな仕事をする上では、ニンジンではなく自己の内側から湧き出るモチベーション(=二階部分)が必要である。

したがって、仕事とは反復的な仕事とクリエイティブな仕事の混合物なのだから、その両方の生産性を向上させる金銭と内面から出るモチベの両方の動機が必要である。

そしてそれはつまり、仕事の動機=二階建て論である。

したがって、二階建て論はけっこう合理的である、というのがぼくの考えです。

最後の方疲れて雑な論証になったけど、いいたいことは伝わったでしょうか?

何かみなさんの刺激になったら幸いです。おわり。









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こんにちは。
大阪は梅雨が明け、殺人的に暑い日が続いております。


さて今日は、最近読んだ『モチベーション3.0』という本の感想を書きます。
その目的は

①書くことで本の理解を深める
②読んでくれた人に興味と良い気づきを持ってもらう(この本に&自分のブログに)です。

それでは。

 この本を一言で表すなら、著者自身の言葉である

「There's a mismatch between what science knows and what business does.」(科学が知っていることと、ビジネスの現場がしていることには食い違いがある)

が適当かと思います。
 具体的には、科学界では、

クリエイティブな作業においては、「これをやったら、その報酬としてこれをあげる」のようなアメとムチ的な手法だと、行為者のやる気や生産性を十分に引き出せない。それどころか、本来の生産性を阻害してしまう。

という命題が数々の実験によって実証されているにも関わらず、ビジネス界ではあいかわらずアメとムチアプローチで社員を働かせているということです。これが著者の問題意識。

 そして、著者はアメとムチアプローチ(モチベーション2.0)に代わって、自己の興味・楽しみ・自律性・熟達の喜びなどの「内発的な動機づけ」(モチベーション3.0)が21世紀においては重要になると指摘します。

 これは、趣味などの日常生活のことで考えれば「まあ、そりゃそうだわな」と簡単に納得できるものではないでしょうか。
日本のことわざでも「好きこそ物の上手なれ」というものがある通り、内なる動機がモチベーションになったときに人は高いパフォーマンスを発揮する、ということは既に広く知られています。

 ところが、同時に、「仕事はそんな綺麗事じゃねえだろ」と感じる人も多いはずです。「誰が給料なしで働くかぼけ」とか「内からくるワクワクする気持ちなんでないけど成果出してるぞ」とか、みなさんの悪態をつく声が聞こえてくる気がします。
 
 著者はなにも報酬制度を完全に否定しているわけではありません。モチベーション3.0は、あくまで公平な給料制度があり、アメがもらえる最低限の環境が整えられているという前提の上での話です。

 また、すべての仕事においてアメとムチのアプローチが効果を発揮しないと主張しているわけでもありません。これまた科学的な実験結果から、反復性の強い仕事や単純作業では「アメムチ」は有効だと述べています。

 しかし、ここが重要なのですが、「21世紀において」は「アメムチ」では不十分なのです。なぜなら、そのような反復性の強い仕事や単純作業は、コンピュータや新興国の人材に取って代わられるため、先進国で働く我々は、一期一会的でその都度柔軟な発想が求められるクリエイティブな仕事でしか給料を得ることができないからです。そして、そのようなクリエイティブな仕事においては、成果主義は行う人の視野を狭くして自由な発想を阻害し、生産性を下げてしまうのです。

 さて、それでは我々個々人はどうすればよいのか。それは、一言で言えば「ワクワクする気持ちを養い、持続させ、向上させる」です。自分の目的を定め、それに向かって日々努力し、上達を追求する。
(具体的は方法は本に任せて省略します)

 私の理解だと、この本の骨子はこんな感じです。

科学の知識とビジネスの現場がしていることには食い違いがあり、21世紀の仕事のモチベーションのキーワードは「ワクワクする気持ち」。

それがこの本の言いたいことだと思います。いかがでしたでしょうか。なにかピンとくることや気づきはあったでしょうか?気づいたことや間違いの指摘、アドバイスなどありましたら何でも結構なのでご教示くださいね。

それでは、今回はこのへんで!

追記
TEDにダニエル・ピンク自身がこの本の内容をプレゼンしている動画があるので、URL載せときます!めっちゃおもしろいですぜ!

Dan Pink on the surprising science of motivation(英語)
http://www.ted.com/talks/lang/eng/dan_pink_on_motivation.html