私が某所で講演した禁煙に関する話をブログで紹介するとお約束しておきながら、数ヶ月がたってしまいました。すいません。これから少しずつ書いていきます。まずは私のタバコに対する態度の変化について。
私はもともと非喫煙者でしたが、嫌煙家ではなく、まわりでタバコを吸っている人がいても、あまり気にはならない方でした。大学院生時代、私の恩師であるK内先生(現S根大学教授)が、米国のオハイオ州立大学留学から帰って来られたのですが、K内先生は、私たち若い医師たちがたむろしている部屋に入って来ては、「タバコくさい」とかぶつぶつ文句を言いながら、部屋の窓を開けてまわるのでした。私は、えらい神経質な先生がアメリカから帰ってきたなー、などと、その時は思っていました。
その後、今度は私自身に米国留学の機会が与えられ、ボストンに2年間、行ってまいりました。私があちらに赴任したのは1991年の8月だったのですが、その1ヵ月後の9月から、病院を全館禁煙にするということで、食堂とかいろんな場所に掲示の張り紙がはられていました。当時、日本には、全館禁煙にしている病院はほとんどなかったと思います。アメリカってのは、随分大胆なことをする国だなー、なんて、当時は思っていました。タバコを吸う医師や看護師もいるわけですが、彼らはタバコを吸うときは、病院の玄関にまで出てきて吸わなければなりません。真冬に半袖の手術衣のまま、ブルブルふるえながら玄関でタバコを吸っている姿は、奇妙な光景でした。
そういうわけで、私は厳格な禁煙社会のアメリカで、ほとんどタバコの煙を吸うことなく生活していたわけですが、帰国して、2年ぶりに日本の地を踏んで、まず感じたのは、「蒸し暑い」、そして、「タバコくさい」、この二つでした。
アメリカで暮らす前は、タバコのニオイなんて気にしてなかったのに、気になって仕方ない。自分でも不思議なくらい、タバコのニオイに対して敏感になってしまったのでした。アメリカ帰りのK内先生が、教室の窓を開けてまわっていた気持ちが、わかるようになりました。そして、K内先生以上に喫煙家から煙たがられる嫌煙家になってしまったのです。
そもそも煙のニオイというものは、火事などを知らせる危険信号のようなものです。ですから、煙のニオイは本能的に不快感を与えるものなのです。では、私はなぜ、以前はタバコのニオイをあまり気にしなかったのか。それは、日常的にタバコの煙を嗅いでいるうちに、不快と感じる本能がマヒしてしまっているのだと思います。
自分の感覚がマヒしていることに気付いていない非喫煙者は多いのではないでしょうか。そのような社会は大変危険だと思います。
私はもともと非喫煙者でしたが、嫌煙家ではなく、まわりでタバコを吸っている人がいても、あまり気にはならない方でした。大学院生時代、私の恩師であるK内先生(現S根大学教授)が、米国のオハイオ州立大学留学から帰って来られたのですが、K内先生は、私たち若い医師たちがたむろしている部屋に入って来ては、「タバコくさい」とかぶつぶつ文句を言いながら、部屋の窓を開けてまわるのでした。私は、えらい神経質な先生がアメリカから帰ってきたなー、などと、その時は思っていました。
その後、今度は私自身に米国留学の機会が与えられ、ボストンに2年間、行ってまいりました。私があちらに赴任したのは1991年の8月だったのですが、その1ヵ月後の9月から、病院を全館禁煙にするということで、食堂とかいろんな場所に掲示の張り紙がはられていました。当時、日本には、全館禁煙にしている病院はほとんどなかったと思います。アメリカってのは、随分大胆なことをする国だなー、なんて、当時は思っていました。タバコを吸う医師や看護師もいるわけですが、彼らはタバコを吸うときは、病院の玄関にまで出てきて吸わなければなりません。真冬に半袖の手術衣のまま、ブルブルふるえながら玄関でタバコを吸っている姿は、奇妙な光景でした。
そういうわけで、私は厳格な禁煙社会のアメリカで、ほとんどタバコの煙を吸うことなく生活していたわけですが、帰国して、2年ぶりに日本の地を踏んで、まず感じたのは、「蒸し暑い」、そして、「タバコくさい」、この二つでした。
アメリカで暮らす前は、タバコのニオイなんて気にしてなかったのに、気になって仕方ない。自分でも不思議なくらい、タバコのニオイに対して敏感になってしまったのでした。アメリカ帰りのK内先生が、教室の窓を開けてまわっていた気持ちが、わかるようになりました。そして、K内先生以上に喫煙家から煙たがられる嫌煙家になってしまったのです。
そもそも煙のニオイというものは、火事などを知らせる危険信号のようなものです。ですから、煙のニオイは本能的に不快感を与えるものなのです。では、私はなぜ、以前はタバコのニオイをあまり気にしなかったのか。それは、日常的にタバコの煙を嗅いでいるうちに、不快と感じる本能がマヒしてしまっているのだと思います。
自分の感覚がマヒしていることに気付いていない非喫煙者は多いのではないでしょうか。そのような社会は大変危険だと思います。