齋藤雅希です。
昼時にご飯を食べながら見ていた「ヒルナンデス」丁度、
『クイズ！女性職人 これで成功しました』
というコーナーが始まったんです。
面白そうと思い見ていました。
今日の職人さんは
着ぐるみ製作職人の伊藤修子さん（68歳）
という方。
失礼ながらお名前も存在も全く知りませんでした。
（着ぐるみっぽいかな？）
お話が進んでいくうちに
・元々はピアニストだったこと
・人形好きが高じて自作するようになったこと
・それまではミシンも踏んだことがなかったこと
・ピアニストを辞めて人形作家に転身したこと
・そっくり人形（特許所持）や、着ぐるみ製作で売れっ子になったこと
などなど驚くお話がたくさんでびっくり。
中でも、それまでの基本的な制作方法や素材を見直し、従来の着ぐるみよりも
軽く
蒸れず
外からの声も聞き取れ
軽快に動ける など
様々な技術革新を成し遂げたそう。
その独創的なやり方に、
はじめは周りから馬鹿にされたり、誹謗中傷もあって
「そんなやり方は違う。間違ってる」
「作り方を知らない」
「学校で習ったこともないくせに」
など色々言われたけど
伊藤さんは
「そんなの関係ない！
見た目がよくて中身がしっかりできていれば、作り方なんてどうでもいいでしょ！」
と自己流を貫いて
今や伊藤さんの着ぐるみの作り方の方が業界の主流に！
年商も2億円になったこともあるといい
ご本人の
「どうやってこの業界で生き残ろうかと考えた時、
一点ものを作る！
同じようなものを作っても駄目だと。
自分しか作れないオリジナル作品を作ろうと決めた」
という考えを聞いた時、
「やっぱりそれでいいんだ。」
とホッとして嬉しくなったんです。
つまみ細工を自己流で作っていて
作品に自信はあっても
「○○認定講師」とかじゃない
何の肩書も持たない不安も
たまに頭をもたげたりすることがあって。
伊藤さんと同じように
普段は肩書を持たないことに対して
「そんなの関係ないね」
と思っていますが
作家として胸張って言える
売り上げや注文があるわけではない現状に
不安や後ろめたさがあるのも事実です。
でも、伊藤さんの考え方や経験を知って
亜流が主流になることもあるし
これからの世の中って
何がどう転がるか分からない時代だと思うから
自分がやりたいことや
ワクワクすることを
やり続けて
必要としてくれる人に届くように
誰かの役に立つように
なりたいと、気持ち新たになりました。
伊藤修子さんの工房 atorie paretto（アトリエパレット）はこちら
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