何気なく開いたデータフォルダ
そんなつもりじゃなかったのに
見たくもなかったはずなのに
どうしてだろう…
心はほっこり温かいのに
涙が溢れ出して止まらない

辛くて苦しいはずなのに
次々と思い出が頭を埋め尽くす
写真で君の笑顔を見ても
僕の顔にホントの笑顔は
もう戻って来ないんだ…

わかってはいたんだ
いつか別れがやってくるって
大好きの気持ちが伝わらなくなるって
それでもやっぱり…
抑えられるようなものじゃないんだ


春は出会いの季節なの?
それとも別れの季節なの?
統計とったらどっちが多いの?
そんな結果知ったところで
僕らの別れが嘘なんかに
変わることはないのに…

わかりたくはなかった
いつか別れがやってくるって
僕たちの気持ちが交わらなくなるって
それでもやっぱり…
変えられるようなものじゃないんだ

いつだって貴方は僕を馬鹿にする
いつまで経っても子どもだな
だって貴方の子供です
そんな貴方も子どもです
貴方の親の子供です
そんな世界に生まれ落ちたこの身だから
いつまで経っても
誰かの子供で
いつになっても
誰かの親なんだ
いつまで経ってもその繰り返し
不変であることが当たり前
そんな世の中だから
人は可変を求めるの
誰だってみんな
変わり続けたその先に
ホントの自分がいると信じて
たとえ両親に虐待されたとしても
銃で打たれそうになったとしても
夢から覚めたらただの悪夢

3日前に両親に虐待された子は
今日の朝 銃弾が頭の上を通り過ぎた子は
何から覚めれば 笑い飛ばせるの?

この手に何が掴めるか
つい確かめたくなって
不意に握ってみた掌に
掴めたものなんて
何にもなかったんだと
気付いてしまった

卑怯が非難される世界では
他人のためにと愚論が飛び交い
略奪が正当化される世界では
自分のためにと拳が飛び交うのさ僕らが住むこの世界
ニュースで言ってる全世界
ホントに同じ世界なの?