【2004年】20年前の休憩時間 | 主夫作家のありのまま振り返り日記

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奥さんと出会ったとき、女の子は5歳で。
今はもう11歳になった。
2020年には弟もできた。
あの頃を思い出したりしながら、過去を振り返る日記を書くことにしました。
今の様子も書いたりしています。

2004年の話。

東京に出てきた20年前。

僕は22歳だった。

 

地元の友達に誘われて

大学を出て、東京に出てきた。

事務所とも契約できておらず、バイトとライブの日々。

 

でも、大学時代の同級生とルームシェアしてたし

毎日のように夜はネタを作って、みたいな時間を過ごしていた。

 

 

その時のバイトはガソリンスタンドだった。

今考えれば、モラハラやパワハラといったものが当たり前にある環境。

「ここでやってけない奴はどこ行ってもダメ」

そんな言葉を言われ続けていたことも原因の一つかもしれない。

 

アルバイトが背負う必要のない罰金制度があったし、

男性社員が女性アルバイトのことを「ちんこちゃん」と呼んで笑っていた。

副店長はよく遅刻して自分のことを俺様と言っていた。

 

すぐやめればいいのだけど

オーディションなどでバイトを休むことを認めてくれるバイトを

バイトを探すのがめんどくさかったりした。

というかそんなバイト先は本来ない。

だから芸人は日雇い労働をしたり、大きな借金したり、面倒見てくれる先輩や彼女や社長を見つける人もいた。

20年前はそんな時代だった、と書きながら改めて驚く。

 

ガソリンスタンドの冷蔵庫は社員が優先的に使うものだった。

別に誰とも仲良くするつもりもない僕は

飲み物も食べ物もロッカーに入れておく。

アルバイトが冷たいものを飲みたければ、休憩時間にコンビニ行って買うしかない。

でも、休憩中にコンビニ行くのは時間がもったいないので朝、コンビニ寄ってからバイトに行っていた。

 

そんな日々を過ごしていたある日。

前日、ルームシェアをしていた友達がチャーハンを作ってくれた残りがあったので

それをおにぎりにして、バイト先へもっていったことがある。

午前中、バイトして休憩時間になり

僕がチャーハンおにぎりを食べようとしたら、

ものすごいのびたのだ。びよーん。

 

 

    

一瞬、あれ、このチャーハン・・・

 

納豆チャーハンだったっけ?

 

当然ちがう。

普通のチャーハンだが、夏の暑さで腐っていたのだ。

 

しかしながら、友達が作ってくれたので

捨てるのが申し訳ないと思った僕は、我慢して食べたあせるあせるあせるあせる

 

今考えれば驚きの選択だグラサン

 

捨てればいいのに、食べてお腹がいたくなって、午後のバイトは給油が終わるたびに、トイレに行く始末。

「休んでんじゃねえ」と怒号が飛んだ。

 

 

2024年、7月が暑すぎて、

そんなどうでもいいことを思い出した。

 

 

俺が一番ダメなのは、そんな過去を、いい経験としていること。

 

だが、娘や息子が同じことをされたら、僕の怒号が飛ぶのは間違いないし、いい経験どころかしなくていい経験なのだ。


20年ってそんなに変わるんだなとも思った。


これから20年経ったら62歳か。

常識が変わってる。

当たり前が変わってる。


どんな時代になっているのだろうか。

 


※いつかのチャーハンを添えて。