息子はいつでも楽しんでいる。
お外に出たら、目を輝かせていろんなものを見て、情報を知ろうとしている。
「あれはなに?」
「ぱぱ、おしえて?」
「なんでだろうねぇ?」
ずっと言っている。
頭の中に【?】がいっぱいなのだろう。
分かること、知ることが、できることが、生きてると感じるし、生きたいと思うことだと思ったりする。
もう一回、息子のように、自分の人生を生きてみたいと思う。
なかなか難しいんだけど、
42歳だけど、
こんなパパかっこ悪いんだけど、
分からないことをあきらめずに、探求していきたい。
息子と散歩していたら、
息子が「あれ?なんだこれ」という。
卵が割れていた。
買い物をした帰り道で落としてしまったのか、
マンションの上の階の人が窓から手を滑らせて落としたのか?
う~ん。
息子は興味津々の様子。
散歩は一時中断だ。
息子は何か考えている様子。さながら探偵のように――
「ぱぱ、たまごがわれてるね」
「うん、割れてるね」
「ぱぱ、どんなきもちかな?・・・たまご」
え・・・たまごの気持ち?
卵を落とした人の気持ちじゃなくて、直接、卵の気持ちか・・・(笑)
息子はいつだってまっすぐな目線で僕を見る。
僕も少し考えてから、息子に言った。
ぱぱ「誰かに食べてもらいたかたよ~って思ってるかな」
息子「うんうん」
ぱぱ「地面は冷たくてかたいな~、とか思ってるかな」
息子「うんうん」
ぱぱ「エッグエッグ泣いてるかもな」
息子「・・・え?」
いや、なんでもない。ごめんごめん
お話をするのが楽しくなっていくといいね