3歳の息子は月が好き。
夜、見える月ももちろん好き。
夕方のオレンジの空に映える月も好き。
朝、保育園に向かう途中に見える朝の月も好き。
感性がとても豊かだと感心する。
家族で出かけた帰り道。
息子が月を見つけ、空に向かって呼びかけた。
「さむいね、いっしょにかえろうか」
そう言って、息子は月に手招きをした。
驚くというか、感激する。
「あなたは絵本の中からやってきたのかい?」
私は、親バカだと言われても全然平気。
いいなあ、そういうの心から言えるの。
月を家に入れようとしてたんだろ?
寒いからお風呂にでも入れるの?
コーンポタージュでも出そうか?
ほんと、好き。
3歳に憧れる、パパ42歳の話。