便利屋じゃないよ☆ | 市川みかオフィシャルブログ「みかりんごの国」Powered by Ameba

便利屋じゃないよ☆


あんなに毎日やりがいを感じ楽しくて大好きだった保育のお仕事。
大好きなのは変わりないですが、最近は微妙にモチベーションが下がっております。

手応えを感じないのです。

最近はお客様側が、私を便利屋さん感覚で依頼される方が増えた気がします。
『自由に時間拘束が出来る人』みたいな認識をされている感じ。
スキルは関係ない様子。

乳児期はそれなりの知識を求められますが、3・4歳児にもなれば最低限の安全を守ってさえ貰えれば内容は問わず誰でもよさそうなのです。

お客様のニーズに添うのも私のお仕事なので、そのお客様の求めているスタンスに極力合わせてはいますが、、、

親御さんがご帰宅されてから、引き継ぎの際にお預かりしていた時間の子どもの様子を伝え、その子の幸せを願い、情報を共有し、共感し合ったりする時間が楽しくて幸せだったのに…
最近は何事もなく時間を過ごせたのならそれで良いという感じなのか、あまり引き継ぎで状況を詳しく聞こうとされる親御さんが少なくなりました。

私は子どもと一緒にいる時間は、何でも良いのでその子にとって1つでもプラスになるモノを与えて意味のある時間を送って貰いたいと思っています。
そして尚、親御さんへの手助けを付加出来たらと思い、家事等も出来る限りの事を行い時間を過ごしています。

でもお客様はそんなクオリティすらもどうでもよさそうなのです。
保育園のお迎えに行って、帰宅させて、ご飯を食べさせて、入浴させて、就寝させて貰えれば誰でもよいのです。
例えその時間内に、子どもが問題ある言動をしていたとしても知ろうとしないのです。
シッターという第三者からの情報を得ようとしていないのです。

もちろん私は教育&保育者のプロとして、目に余る事や伝えるべき事は必ず報告していますが、先方さんは掘り下げて来ないので話はすぐ終了。
その子どもの問題は解決に至りません。
と言うか、親は何も問題がないと思っているんでしょうね。

親御さんが自分の目に写っているだけの我が子の情報で満足しているので、私はその子の親御さんの知らない姿を知っています。
その姿は良い事ばかりではありません。
心配な要素がたっぷり備わっている姿もあるのです。

以前の客層は、その心配な部分を親御さんと二人三脚で見守れていましたが、最近は何も解決に及ばないので、私としては不完全燃焼でやりがいも手応えも微妙です。
でも色んな事情の家庭があり、それぞれの家庭方針に私は介入出来ない立場なので仕方ないのです。

そんな中でせめて私自身はその子と過ごしている時間内は、便利屋でなくプロとして、その子の為を思いその子にとってプラスになる時間をと、頭をフル回転させて言葉掛けやスキンシップ等のコミュニケーションを図っています。

最近はお仕事終わりで何の充実感も感じられない事も多いですが、子ども達にとって私は影響を与えるのには間違いない存在ではあるので、一方的であってもご家庭へ愛情を持って接して行くしかないとただただ毎日自分に言い聞かせるのです。。。


みかりん🍎
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