浅草ロック座2020.9月公演「STEPS ON BROADWAY 1st」を見た | 市川春希の日常ブログ

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前回のあらすじ。
 

赤西涼&大見はるかのチームショーを見に行った2020.9結・川崎ロック座

チームショーを見た私は、百合という新たな性癖に目覚めました。
(そういう演目ではありませんでしたが)

 


あらすじここまで。ここから本題。

今週は浅草ロック座に行きました。
 

9月公演のタイトルは「STEPS ON BROADWAY」(以下SOB)
ブロードウェイミュージカルをトリビュートした公演で、今年で3年目の開催です。
私も大好きなタイトルで、私は1年目のSOBからすべて見ています。


この日は開演の120分前に浅草ロック座に着き、開場を待つ列に並びました。
私は列の6番目でした。

なんと!浅草ロック座を囲っていた足場が撤去されていました。
2月から半年間も囲われていました。

ビフォー↓


アフター↓


ついに浅草ロック座も脱ぎましたね!

午後1時になり開場。今回も特別料金で6000円です。
午後2時になり、真白さんのアナウンスと共に開演しました。


今週の香盤

1景 小宮山せりな
2景 ゆきな
3景 空まこと
4景 矢沢ようこ
5景 mico
6景 桜庭うれあ
7景 真白希実

【 】はモチーフとなったミュージカルのタイトルです。

ミュージカルのあらすじも書いておきますね!

 


1景 小宮山せりな【Mary Poppins】
せりなさんを見るのは9度目で、6月の川崎ロック座以来、3か月ぶりです。

【メリーポピンズ】あらすじ…1910年のロンドン。バンクス家に雇われた教育係メリーポピンズは、優しくて美人で魔法まで使え、子供たちは大喜び。大道芸人で煙突掃除屋のバートと一緒に歌ったり踊ったり、子供たちはメリーによって忘れられない日々を体験していきました。


開演すると、白いオペラ幕にロンドンの街並みが投影されました。
幕が開くと、リングに座ったせりなさんが空から降りてきました。

衣装はメリーポピンズでおなじみの青いコートに赤い傘です。
バート役の真白さんはベージュのスーツにハンチング帽、手には煙突掃除用のブラシを持って登場しました。

ちなみに「1景の主役がリングで登場」という演出は去年と同様だったりします。

ステージ中央には白い掛け布団があり、布団をめくるとベビー服の踊り子たち5人が現れました。

ベビー服を着たゆきなさんのハマり具合が凄いです。
浅草ロック座公認ばぶちゃん(笑)

あの有名な長いタイトルの曲に乗せ、踊り子たちがリズミカルなチームダンスを披露しました。

真白さんによる、デッキブラシを使ったバトントワリングのパフォーマンスも見られました。
真白さんがSOBでバトントワリングを披露するのは2018年「CATS」2019年「PIPIN」に続いて3年連続です。

群舞が終わり、せりなさんは透け感のある白いドレスに衣装替えし、白い日傘を持って登場しました。
背筋が凄く鍛え上げられていて綺麗でした。

盆の上から降りてきたリングによるエアリアルのベッドショーでした。
傘を差しながらリボンにつかまり、振り子のように大きく左右に揺れる動きがありました。
広い浅草ロック座ならではの技です。

メルヘンチックなポップミュージックに乗せ、リングを使ったアクロバティックなポーズを次々に切りました。
すべてのポーズが傘を持った状態で切っているのが圧巻です。
「メリーポピンズは傘を使って空を飛ぶ」という世界観を大切にしています。
終始、かわいい笑顔でポーズを切っていることもさすがです。

まるでサーカスを見ているような楽しい時間で、私は童心に帰った気分で楽しみました。

この1景はMIKAさんの振り付けらしいです。作品の世界観を見事に表現した振り付けにも感心しました。



余談ですが、私は1か月前に横浜ロック座で秋月穂乃果さんのメリーポピンズも見ました。
同じ曲でもアレンジが違っていたり、穂乃果さんはリング・布・ポールの3バージョンがあったりと、こちらも楽しい演目なのでお勧めです。


2景 ゆきな【Footloose】
ゆきなさんを見るのは11回目で、3月の横浜ロック座以来、6か月ぶりです。

【Footloose】あらすじ…シカゴから田舎町へ転校してきた主人公レンは、ロックもダンスも禁止されている町の息苦しさから抜け出すため、高校の卒業パーティーを企画する。町の大人から反対されつつも、無事卒業パーティーを行うお話。

ゆきなさん、ようこさん、ダンサーズ2名が登場。
ゆきなさんの衣装は赤いタンクトップ・デニムのホットパンツ。
ようこさんの衣装は赤いブルゾン・ジーパンで短髪のウィッグを着けた男装でした。
ダンサー2名はウエスタンな衣装のカップルでした。

情熱的なポップ曲に乗せ、バレエの動きが含むコンテンポラリーダンスを披露しました。
あの曲は、日本では1984年のドラマ「スクールウォーズ」や、映画「名探偵ピカチュウ」のテーマソングとして有名ですが、元々はこのミュージカルの曲です。

キレッキレのダンスに胸が熱くなりました。

衣装チェンジ中、ようこさんのカラオケのパフォーマンスもありました。(歌うふり)
2名のダンサーズは曲に乗せ、前公演の6景「浅草爆走族」のダンスを披露していました(笑)

衣装チェンジ後は、透け感のある黄色いワンピース・大きなリボン・シルバーのミュール衣装になりました。

軽快なリズムの曲に乗せ、観客に手拍子を煽りつつ、アクロバティックなポーズを切りました。
特に両腕上げのスワンポーズが美しかったです。

 



ベッド曲は、マクドナルドのテキサスバーガーのCM曲でしたが、元々はこのミュージカルの曲のようです。
またひとつ勉強になりました。


3景 空まこと【Hamilton】
空さんを見るのは10回目で、3月の浅草ロック座以来、6か月ぶりです。

【Hamilton】あらすじ…アメリカ建国のひとりと呼ばれるアレクサンダー・ハミルトンのサクセスストーリー。
ミュージカルは、ハミルトンの半生をラップを中心とした音楽とダンスで描かれる。


本公演でも特に異色の景です。
空さんが4名のダンサーズとともに登場。
空さんの衣装は、白キャップ・グリーンのジャンパー、ダンサーズは白キャップに黒パーカー2名、グレーのパーカー2名でした。

激しい重低音ビートの曲に乗せ、ヒップホップダンスの群舞を披露しました。
5人の息がピッタリで大迫力です。特に、5人が盆の上で見せたフォーメーションダンスが圧巻でした。

まさか、ストリップ劇場でこれほどまでに本格的なヒップホップの群舞が見られるとは思いませんでした。
空さんのダンス力に圧倒される時間でした。

群舞が終わり、空さんの衣装チェンジ中、4人のダンサーズが一人ずつフリーダンスを踊ります。
特に、舞台下手(しもて)側で見せたルリさんの3連続ターは必見です!(ルリさんがいる時しか見られませんが)

衣装チェンジ後は、黒と金のツートンカラーのランジェリーに、グリーンのジャンパーを羽織りました。
移動盆の前で見せた女ヒョウのポーズがワイルドでした。

ベッド曲もヒップホップ!
脱いだジャンパーを振り回すアクションが挑発的です。
ロングヘアをかき上げる仕草もセクシーでした。


4景 矢沢ようこ【THE SCARLET PIMPERNEL】
ようこさんを見るのは7度目で、6月の浅草ロック座以来、3か月ぶりです。

【THE SCARLET PIMPERNEL】あらすじ…フランス革命の最中の1794年。革命政府は、無実の貴族達を反革命の罪で次々に逮捕し、ギロチンによって処刑していた。そんな中、貴族達を救い出す謎の集団「スカーレット・ピンパーネル」がパリの街中を騒がせていた。

ようこさんがダンサー6名と一緒に登場。
衣装は全員、タキシードの上にゴージャスなコートを纏い、長い棒の付いたベネチアンマスクを持っていました。
タキシードの色は、ようこさんが白、6人のダンサーは黒です。

優雅なコーラス曲に乗せた群舞でした。
まるで王宮の仮面舞踏会のようなエレガントな時間が流れました。

宝塚歌劇団のような雰囲気のステージでしたが、実際に宝塚歌劇団によって上演されているミュージカルだそうです。

ベネチアンマスクの棒をサーベルのように構え、花道を行進するシーンもありました。

ベッド衣装はサイズが大きめな金色のローブでした。

エモーショナルなデュエット曲に乗せ、ポーズを切りました。
キラキラと光を反射するミラーボールが、美しさをさらに際立たせていました。



ようこさんといえば、10月23日ついに「彼女は夢で踊る」全国公開です。

映画も待ち遠しいですね!


ハーフタイム
VTRのお時間です。
・次回公演の出演者の紹介。
・浅草ロック座写真集8の宣伝。
・各景踊り子衆による景モチーフの紹介。
でした。
空さんのナレーションがとても独特でしたね。ギャップ萌え。


5景 mico【ON THE TOWN】
micoさんを見るのは2度目で、7月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。

浅草ロック座の初乗りおめでとうございます。

【ON THE TOWN】あらすじ…第二次世界大戦中。アメリカ海軍の水兵3人が、ニューヨークで24時間の上陸許可を与えられる。3人は期待に胸を膨らませながら、大都会ニューヨークの冒険を繰り広げる。

 

休憩明けの5景はVTRから始まりました。
巨大な戦艦が隅田川に現れ、浅草に停泊しました。


「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
 

この時のBGMがマジでうるせえ(笑)

海軍の軍服を着たmicoさん、せりなさん、ゆきなさんが浅草を観光していました。
 

VTRに登場した浅草の観光名所リスト↓

 

・アサヒビール本社にある金色のうんこオブジェ


・雷門
・人力車
・ヨシカミ(洋食屋)
・ドン・キホーテ浅草店

修学旅行感がすごい(笑)

名所の距離が徐々にロック座に近づいていっていました。
 

VTRが終わると、ついに3人がステージに登場。
頭上には「THE TOWN」と書かれた看板があり、スカイツリーが描かれていました。

軽快な音楽に乗せ、3人によるコミカルなダンスが見られました。


 

ニューヨーク♪ニューヨーク♪
ニューヨーク♪ニューヨーク♪


ベッド衣装は透け感のある青いセーラー服です。
めっちゃかわいい。
まるでセーラーマーキュリー!!

 


※市川春希は80年代生まれのセーラームーン世代です。

ベッド曲がクラブミュージックなので、とてもパリピ感を感じます(笑)

歌詞に合わせて、指ピストルを客席にバーンと撃ったり、スカートを外してタオルのように回したりと、とても楽しいベッドショーでした。
ポーズが初乗りとは思えないほど美しくて堂々としていました。笑顔も可愛いです。

これからのご活躍も応援しています!


余談ですが、私は8月が誕生日でした。
当時、お祝いコメントをたくさんの方から頂きましたが、なんとmicoさんからもコメントを頂けて驚きました。


 

その節はありがとうございました。


6景 桜庭うれあ【ANASTASIA】
うれあちゃんを見るのは12回目で、7月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。

【ANASTASIA】あらすじ…20世紀初頭、ロシア帝国皇帝ニコライ2世の末娘として生まれたアナスタシア。家族と幸せに暮らしていたが、突如ボリシェビキ(後のソ連共産党)の攻撃を受け、一家は滅びてしまう。行方不明になったアナスタシア皇女の運命を巡る物語。

本公演において唯一のソロ景です。
うれあちゃんがボロ切れをつなぎ合わせたような衣装で、大きな鏡の前に登場しました。
例えるなら、ウルトラ怪獣ウーのような衣装でした。

 

 

ステージの天井からは大きな白い布が何枚も吊り下げられていました。

うれあちゃんが鏡を一周すると、煌びやかな白い和装へと衣装チェンジしました。

 

あの演出は、アナスタシアが荒廃した城で、幼いころの幻影を見る、というシーンだと思います。

オペラのコーラス曲にのせ、日舞を披露しました。

ロシア王女の物語を、和のテイストで演出するアレンジが良いですね。
日舞も美しくて、うれあちゃんの新しい印象が見られました。

クラシックなピアノのメロディーに乗せ、さらに鏡を一周するとベッド衣装にチェンジしました。
まるで天女のような水色の振り袖衣装でした。

花道からベッドへ進む途中、川の水に触れたり、両手で水をすくい上げたりするような動きがありました。

全体的に暗くて悲しい雰囲気の6景ですが、最後は希望が感じられるような明るい歌声の曲に乗せ、ポーズを切りました。
アクロバティックなポーズも、スレンダーなボティも美しかったです。




7景 真白希実【CHICAGO】
真白さんを見るのは19回目で、7月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。
SOBには唯一、3年連続の出演なので、もはやSOBと言えば真白さんです。

【CHICAGO】あらすじ…1920年代、禁酒法時代のシカゴ。犯罪にあふれた街にあるナイトクラブの歌手ロキシーは、愛人を殺害し監獄へ送られるも、悪徳弁護士の力で無罪を勝ち取り、スターへと成り上がる。
日本では米倉涼子主演で上演されています。


真白さんが空さん、4人のダンサーズとともに光る階段の上に登場。
黒を基調とした全員の衣装がとてもセクシーです。

妖艶なジャズミュージックに乗せ、チームダンスを踊りました。

とても煌びやかで妖艶なムードです。
ここはまるでシカゴのナイトクラブ。

やっぱり真白さんといえばジャズダンスですね!
このような景を期待していました。
空さんともバディも息ピッタリです。

この7景は2年前の再演ですが、曲も振り付けも大きく変わっていました。

群舞の後に衣装チェンジ。
真白さんの衣装はフリンジの付いたセパレートの黒いボンテージで、黒いハットを被っていました。
こちらの衣装は2年前とほぼ同じだと思います。

ベッド曲のラスト2曲がとても熱いです。
ベッドにおける自らの体をなでる動きが非常に艶めかしくてドキドキします。

ハットを目深に被り、唇を舐める仕草に私はハートを撃ち抜かれました。

そしてポーズも美しく決まっていました。



こんなにも美しいLは見たことがありません。

ベッドショーの後に花道を下がり、すべての衣装を移動盆に置いた後、激しいダンスミュージックに乗せた情熱的なダンス!
ここが最大級に盛り上がる場所です。


圧巻のダンスの技術!ダイナミックな動きに私は目がくぎ付けになりました。

真白さんは、美しくてダンスが上手なことはもちろんですが、それだけではない魅力があります。
ストリップに対する愛や、ダンスに掛ける情熱、観客たちへの信頼。
そんな気持ちがオーラとして伝わりました。


あぁ、尊い。

私が浅草ロック座を大好きな理由は、真白さんの存在が大きいです。
まさにロック座の象徴。みんなの憧れ。スト界の宝物のような存在です。


フィナーレ【JESUS CHRIST SUPERSTAR】

あらすじ…聖書を題材にイエス・キリストの最後の7日間を描いたロックミュージカル。

真白さんを除く出演者全員が、バニーガールのような赤いハイレグ衣装で、光る階段の上に登場。
本公演は、光る階段が大活躍しています。


真白さんは途中から「プシュー」と噴射された大量のスモークの中から登場。
まさにスト界における女神の降臨。

アップテンポなロックミュージックに乗せた群舞でした。
大きな十字架のセットがありましたが、踊り子たちが十字架の形に並ぶフォーメーションも見られました。


micoさんによるMC&メンバー紹介です。

この日のダンサーズは
ルリ、ミカ、レイ、ウー
でした。

余談ですが、「mico」の発音はずっとミ↓コ↑だと思ってたけど、実際はミ↑コ↓らしいです。

例えるなら、「ミロ」と同じ発音。

 

 

最後に赤いリボンが飛び交い、SOBは幕を閉じました。


やっぱりSOBは最高です。
真白さんの7景はもちろんのこと、すべての景が最高でした。

2度と同じ公演は見られないので、見ないと後悔する公演です。
残り少ない本公演、ぜひ浅草ロック座でご覧ください。

 

おわり。