市川春希の日常ブログ

市川春希の日常ブログ

普通のサラリーマンの日常を記録したブログです。

 

浅草ロック座9月公演【PERSONA 2nd】を見に行きました。
PERSONA(ペルソナ)には、もともと「仮面」「役柄」「人物像」などといった意味があります。

この日も午前中に到着。



1stに続いて、本公演も先着100名は抽選入場です。
13時から抽選開始。

 

 

抽選開始時点で行列が100人に満たないこともあるので、実際の入場順は整理券番号よりも早くなることがあります。

 

本公演は男性7,000円、女性6,000円で、シルバー割はありません。

14時になるとロックサウンドが流れ、菜奈実さんによるアナウンスが始まりました。

 

本公演の香盤
1景 樋口みつは さん
2景 藤川菜緒 さん
3景 宮野ゆかな さん
4景 早乙女らぶ さん
5景 天瀬めるか さん
6景 藤咲茉莉花 さん
7景 松本菜奈実 さん

 

1景 樋口みつは さん【Hatshepsut】
みつはさんを見るのは34回目で、7月の浅草ロック座以来、2か月ぶりです。

開幕すると、みつはさんと6人のダンサーズが後ろ姿で登場。
6枚の布が天井から吊り下げられており、そこにはエジプトの壁画を思わせる絵が描かれていました。

みつはさんは、ショートのウィッグ、金のブラにカラフルなスカート、金のマスクにブルーのベールという装いです。
さらに、金のティアラやアクセサリーも身につけ、ファラオを思わせる装いです。
※ファラオ……古代エジプトの王の称号。

ダンサーズは赤やオレンジのアラビアンドレス。


重厚なロックサウンドに乗せ、ベリーダンスによる群舞が披露されました。
アクティブなフォーメーションダンスは圧巻です。

全員が花道に進むと、みつはさんは前盆でナイフを使った演武を披露。
本舞台に集合し、群舞が終了しました。

みつはさんがセンター後方で着替えると、白いロングドレスにナイフを持ったスタイルに変わりました。
ヘアスタイルもロングヘアに変わっていました。

6人が退場。
重低音テクノに乗せ、移動盆で前進しつつ、ナイフを地面に突き刺すアクションを見せました。

盆に着き、バラード曲に乗せて衣装を脱ぐと、スレンダーな体が露わになりました。
そして、後背位のような動きを見せました。

耳を澄ませるような仕草とともに本舞台が開きました。
壮大なロックサウンドをバックに、ドレスを広げ、1回だけポーズを決めました。

 



ベッドショーの後は移動盆で後退。
本舞台に着くとドレスを下ろし、立ちポーズを決めて閉幕。


●ハトシェプストとは、古代エジプト第18王朝の女性ファラオで、女性でありながら王として統治した人物です。
今回もファラオを思わせる衣装やエジプト壁画風のセットなど、その世界観が舞台全体に表現されていました。

2景 藤川菜緒 さん【Jekyll & Hyde】
なおぴを見るのは56回目で、8月の川崎ロック座以来、1か月ぶりです。

開幕すると、スモークで包まれた本舞台に、ピラミッド状の強いレーザーライトが照射されました。
メタルのコーラス曲に乗せ、そのピラミッドの中から人の指や手が現れます。

なおぴが現れると、ダイナミックなコンテンポラリーダンス。
未だかつてない斬新な照明演出です。

なおぴの衣装はベストに白シャツ、長ズボン。
しかし、強烈なバックライトによって、ほぼシルエットだけが見える状態です。

続いて、真っ赤な照明の下、フロアワークを多用したダンスを踊りました。

ピラミッドから4本の手が現れました。
2景は公式サイトによると、なおぴのソロ景ということになっていますが、明らかにもう一人いるように見えます。

ピラミッドから全身が出ると、宙を見上げてダンスが終わりました。

ピラミッドが消え、本舞台の後方で着替えると、黒いフード付きのマント姿になりました。

盆に着くと、感情を爆発させるように踊りました。
黒いアイラインやリップによるメイクは、まるで邪悪な感情に支配されているよう。

幻想的な曲に乗せ、盆の天井からリングが降りてきました。
ヘヴィメタルに乗せたエアリアルリングのパフォーマンスへ。

①マント着用での空中演技
②マントを脱ぎ、黒い網状のボディスーツでの空中演技
③さらに一段階高い位置での空中演技
④高低差のある落下技

という構成になっていました。

次々とアクロバティックな空中ポーズを決めていき、そのたびに拍手が沸き起こりました。
柔軟性や筋力が素晴らしい。

バチバチと光るストロボが、さらに臨場感を演出します。
そしてラストの落下技は、天井の高い浅草ならではの技です。


●『ジキルとハイド』は、善良なジキル博士が、自らの中に潜む邪悪な人格「ハイド」を分離させようとする物語です。
今回の景でも、白と黒、光と闇の対比によって、二つの人格を思わせる演出になっていました。

 

 

3景 宮野ゆかな さん
ゆかなさんを見るのは18回目で、11月の浅草ロック座以来、10か月ぶりです。

マリリン・モンローを象徴するジャズミュージックに包まれ、ゆかなさんが手を振りながら上手側から登場。
金髪ショートにピンク色のドレスで、まさにモンローを思わせる装いです。

両サイドから茉莉花さん、なおぴ、みつはさん、めるめるが登場。
茉莉花さんはマネージャー、なおぴはヘアメイク、みつはさんはAD、めるめるは専属占い師に扮しています。

ハイテンポなジャズに乗せた群舞が始まりました。


上手側にはステップとポールが設置され、そこでピンク色のガウンを着て撮影。
下手側に移動するとブルーの布をまとい、次の撮影が始まります。

撮影の合間には、なおぴがメイクを直したり、めるめるが香水を吹きかけたり。
とても忙しいダンスです。

センターでピンク色のベールをまとい、ポーズを決めて群舞が終了。
閉幕とともに4人は退場。

サックスの甘いメロディに乗せ、ゆかなさんは花道沿いの観客たちを誘惑しながら、モンローウォークで花道を進みました。

盆に着くと、ピンク色の照明に包まれ、衣装を脱いでいきます。
なんとグラマラスなボディでしょう。

立ち上がりの曲は、浅草ロック座ではおなじみの曲です。
最近では今年の春公演【The Greatest】でも使用されていました。
タイトルの和訳は「ダイヤモンドは女性にとって一番の友達」。

本舞台の銀幕が開くと、ミラーボールもダイヤモンドのように輝いていました。

盆の縁に座り、曲のシャウトに合わせてノリノリでポーズを決めました。

 


そして、豊かなバストを揺らしました。

ベッドショーの後はベールを羽織り、モンローウォークで後退。
本舞台で立ちポーズを決め、暗転。


●マリリン・モンローは、言わずと知れた1950年代を代表するアメリカの女優・歌手で、浅草公演では何度もモチーフとされてきました。
金髪ショート、ピンクのドレス、モンローウォーク、撮影現場を思わせる演出など、彼女を象徴する要素が随所に盛り込まれていました。


4景 早乙女らぶ さん【Roxanne】
らぶちゃんを見るのは55回目で、7月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。

4景は2021年の年末公演【Re】の再演でした。

当時は、
1st…鈴木ミントさん
2nd…榎本らんさん
Final…鈴木千里さん
が担当していました。

しかし今回は、ほぼ新作と言っていいほど大幅なアレンジが施されていました。

情熱的なバイオリンの旋律とともに開幕すると、4人のダンサーズが下手側に寝そべって登場。
ダンサーズはボーラーハット、黒シャツ、長ズボンという黒を基調とした衣装です。

下手側には竹藪のようなセットが組まれており、そのうち1本は金色に光っています。
また、竹藪の前には2台の和太鼓も設置されていました。

上手側には赤いレザーのカウチが設置されています。

らぶちゃんが下手側から登場しました。
衣装はメタリックレッドの引き振袖です。

真っ赤な照明に包まれ、情熱的で悲劇的なタンゴ曲に乗せ、カウチの周りで群舞が披露されます。
本景は「Roxanne」をテーマとしながら、今回は竹取物語のテイストも加えられています。

下手側からキャスター付きの和太鼓が4台スライドされ、ダンサーズによる演武が披露されました。
フォーメーションを変えながら打ち鳴らされる和太鼓の演武は圧巻。
 

そして、そのビートに乗せ、らぶちゃんは激しく日本舞踊を舞いました。
まさにマーベラスなステージ。

ラストはらぶちゃんがカウチに仰向けになり、群舞が終了。
月に関するバラード曲に乗せ、上手側で衣装を脱ぐと、きらびやかな白いドレスに変わりました。

ダンサーズが退場し、幕が閉じました。
花道をゆっくり歩いて盆へ。

ボサノバに乗せてドレスを脱ぐと、研ぎ澄まされた美しいカラダがあらわになりました。


うずくまると開幕。
ミラーボールが、まるで満月のように煌々と輝いていました。

神秘的な歌声に乗せ、穏やかな表情で1回だけポーズを切りました。

 



ベッドショーの後、迎えに来た移動盆には白いマラボーが設置されており、それを羽織りました。
まるで、かぐや姫が月へと帰っていくよう。

本舞台に着くと、見上げるポーズを決めて閉幕。


●『El Tango de Roxanne』は、映画『ムーラン・ルージュ!』の劇中歌で、主人公クリスチャンが、愛するロクサーヌを失う恐怖や嫉妬、絶望を歌った曲です。
ロクサーヌに身体を売らないでほしいと訴えながらも、彼女を自分のもとに留めることはできず、他の男に触れられることへの嫉妬に苦しみます。
「愛しているからこそ、失うことが耐えられない」という切迫した感情が、激しいタンゴのリズムとともに表現されています。
 

今回の景でも、情熱的なタンゴの曲調に合わせて、愛と嫉妬、苦悩が入り混じった激しいダンスが繰り広げられていました。
情熱的で悲劇的な恋を描く曲の世界観に、今回は竹取物語の「月」のイメージも組み合わされていました。

 

 ・中休憩
菜奈実さん「ここで、10分間の休憩を頂きます」

次回公演の出演者紹介VTRが流れました。


5景 天瀬めるか さん【Persona】
めるめるを見るのは19回目で、9月の川崎ロック座以来、4週間ぶりです。

軽快なギターのカッティングに乗せ、めるめると菜奈実さんが下手側から登場。
めるめるは金髪ツインテール、猫のようなベネチアンマスク、赤いレザーのミニスカートドレス。
2人がサーチライトを持って客席を照らしました。

白いスクリーンが上昇すると、ゆかなさん、なおぴ、らぶちゃんが登場。
4人は黒いレザーのドレスで、全員が怪盗のマスクを着けていました。
ゲーム『ペルソナ5』に登場する「心の怪盗団」をモチーフにしていると思われます。

軽快なロックギターのゲームサウンドに乗せたチームダンスが披露されました。
順番にソロダンスも披露されました。

全員が花道へと走り、ノリノリのダンスで会場を盛り上げました。
ラストは本舞台に集合し、チームダンスが終了。

めるめるは下手側に退場し、4人はハードロックに乗せてマスクを着け、ポーズを決めていきます。
ゴシックなドレスと網目生地のブーツに着替えためるめるが、下手側から再登場。
似合いすぎます。

4人が退場すると、めるめるはクラップを誘いながら花道を進みました。
盆に着くと、シティポップに乗せてドレスの前を開き、寝そべりました。

スラッシュロックが流れ、開幕すると、赤いストロボライトに乗せてポーズを決めました。

 


艶やかで美しいカラダです。

ベッドショーの後、迎えに来た移動盆には銃が設置されており、それを構えながら後退しました。
ラストは頭に銃口を向けて閉幕。


●『ペルソナ5』は、2016年に発売されたロールプレイングゲームで、「心の怪盗団」となった高校生たちが、悪事を働く大人たちの歪んだ欲望に立ち向かう物語です。

怪盗団のトレードマークが「仮面」で、これは普段の自分を覆っている仮面を脱ぎ捨て、本当の自分として生きることを象徴しています。
今回の景でも、怪盗を思わせるマスクや赤と黒を基調とした衣装など、『ペルソナ5』を連想させる演出が随所に盛り込まれていました。

 

6景 藤咲茉莉花 さん【二人静】
茉莉花さんを見るのは46回目で、9月の川崎ロック座以来、4週間ぶりです。

開幕すると、みつはさんがセンターに座った姿勢で登場。
左右から大量のスモークが噴き出すと、その中から茉莉花さんが登場。
 

2人の衣装は金の烏帽子、舞衣に朱色の袴。
茉莉花さんだけが若女の能面を着けています。

三味線の旋律に乗せ、赤い扇子を使い、息の合った舞を披露しました。
こちらの曲は、2022年の【夢幻】1景でも使用されていた曲で、当時もこの曲でみつはさんが踊っていました。

2人が縦に並ぶと、みつはさんが扇子を落としました。
続いて2人が向かい合い、みつはさんが茉莉花さんの面を取りました。
シンメトリーの舞を踊りました。

下手側から、緑色の狩衣装束をまとった菜奈実さんが登場。
2人の舞を眺めています。

2人が向かい合って大きく舞うと、空からひらひらと雪が舞い降りてきました。
菜奈実さんが退場。

2人が縦に並んで座ると暗転。

グリーンの照明に包まれると、蝶が描かれた白い長襦袢と赤い裾除けをまとった茉莉花さんが登場。
雪をすくって舞い散らせ、盆へ進みます。

チェロとピアノのメロディーに乗せ、衣装を脱いでいきました。
幻想的な歌声に乗せ、ポーズを1回だけ切りました。

ベッドショーの後は旋回。
本舞台へと駆け抜け、黒いオペラ幕を笑顔で抱きしめて暗転。


●『二人静』は能楽の演目で、源義経の愛妾・静御前の亡霊が菜摘女(なつめめ)に乗り移り、二人で息を合わせて舞います。
今回は、みつはさんと茉莉花さんが「二人の静」を思わせる形で舞い、そこに義経をイメージした菜奈実さんが加わる構成になっていました。
『二人静』が持つ幻想的な世界観が、舞台上に美しく表現されていました。

 

7景 松本菜奈実 さん【Show】
菜奈実さんを見るのは14回目で、12月の浅草ロック座以来、9か月ぶりです。

歓声とともに開幕すると、菜奈実さん、らぶちゃん、ゆかなさん、4人のダンサーズが登場。
まるで歌手のライブステージのような、光る階段のセットが組まれています。

菜奈実さんの衣装はブルーのドレス。
1曲目を歌う歌手を彷彿とさせる衣装です。

胸元が大きく開いており、とても刺激的です。
ダンサーズは白を基調としたB系衣装。

ソウルフルな歌声のダンスポップに乗せ、アクティブな群舞が披露されました。
躍動感のあるダンスは大迫力。
カラフルな照明やレーザーライトが、さらに臨場感を演出します。

全員が花道へ進むと、躍動感のあるダンスでさらに場内を盛り上げました。

ちなみに1曲目は私の大好きな歌手。
大人気歌手ですが、浅草公演でこの歌手の曲が使われるのは初めてです。
ハロウィンシーズンの秋公演にもピッタリの選曲です。

ラストは本舞台で一列に並んでポーズを決め、群舞が終了。
菜奈実さんが下手側に退場すると、6人はテクノ曲に乗せてクラップしたり、らぶちゃんとゆかなさんによるペアダンスを披露したりしました。


下手側から、エメラルドグリーンのロングスカートドレスに着替えた菜奈実さんが再登場すると、移動盆で花道を前進しました。
本舞台が閉幕。

盆に着くと、バラード曲に乗せてドレスを脱ぎました。
すごいバスト!!

曲の3回目のサビで本舞台が開幕すると、ミラーボールが盛大に輝いていました。
そして、盆のジャッキアップ!!

ミラーボールの光に包まれながらポーズを切りました。

 



盆が下降すると、軽快なスラップ奏法のベース音が流れました。
ロックサウンドに乗せ、ダイナミックなバストを揺らしたり、ポーズを切ったりしました。

この「アンコールベッドショー」のような時間が、とても楽しかったです。

ベッドショーの後は移動盆で花道を後退しながらアンコールダンスを踊りました。
本舞台に着くと、立ちポーズを決めて閉幕。

 

●フィナーレ
菜奈実さんを除く6人の踊り子が左右から3人ずつ登場。
衣装は、それぞれ各景の装いです。

前半の3人は、フィナーレから次の公演まで着替えずに済みますね(笑)

開幕すると、輝くミラーボールとともに菜奈実さんが登場。
衣装はパステルカラーのドレスです。

7景衣装の4人のダンサーズが合流し、アップテンポなロックに乗せたチームダンスが披露されました。

5~6月公演のフィナーレ曲と同じ歌手の曲です。
跳ねるように踊る、とても華やかなダンスです。

MCはなおぴです。
この日のダンサーズは、
みさきさん、るなさん、はるなさん、たえさん
でした。

菜奈実さんを囲み、円になって回ります。
全員が肩を組んだ後、クラップしながら花道へ。

ラストは本舞台に集合し、笑顔で手を振りながら閉幕。

3公演目の後に退席しました。

 

 

おわり。

今週は川崎ロック座に行きました。

15年間にわたりご活躍された赤西涼さんの引退公演です。

7月に引退表明し、9月に引退という急すぎるスケジュールに驚きました。
きっと諸々の事情があったのだろうと思います。

ロック座所属で長く活躍された方は、
「引退表明→(浅草を含む色々な劇場)→東洋ショー→川崎ロック座(引退)」

という流れが多いですが、今回は引退表明が急すぎて浅草が無かったことが悔やまれます。
須王さんの時のように、本休憩でのメモリアル映像が見たかった。


というわけで、この日も午前中に到着。

↑こちらのスタンドフラワーのみ、なんと生花です。


今週の香盤。


1 沙羅さん
2 涼宮ましろさん
3 大見はるかさん
4 桃瀬れなさん
5 赤西涼さん

※引退公演は5人香盤です。

 

1 沙羅さん
沙羅さんを見るのは80回目で、9月の浅草ロック座以来、2週間ぶりです。

1回目
銀の髪飾り、黒い引き振袖に蛍光グリーンの帯で登場。
ハイテンポな和楽器テクノに乗せ、和傘をクルクルと回しながら日舞を舞いました。

続いて、和楽器トランスに乗せ、黒い扇子を指先でクルクルと回しながら踊りました。
ラップ曲に乗せて衣装を脱いでいきました。

ベッド衣装は蛍光グリーンの襦袢と裾除けです。
壮大な和楽器のインスト曲に乗せ、ポーズを切りました。

ラストは花道で背中を大きく反らし、本舞台で立ちポーズを決めました。

 

2回目【覗き】
2022年11月の川崎以来に観られた演目で、元々は2022年の浅草公演【ECSTASY】6景で演じられた演目です。

幕がハーフオープンすると、本舞台には透明な椅子が設置されていました。
沙羅さんが、ポニーテール、メガネ、ニットのセーターという装いで登場し、椅子に座りました。

官能的な曲に乗せ、椅子の上で乱れていきました。

椅子を持って盆へと移動し、悶えながら脱いでいきました。

セクシーな黒い下着の衣装になると、透明な椅子の背もたれや座面に肌を押し付けていきました。

ベッドショーの後は、ピアノのインスト曲に乗せて椅子を持って後退。
本舞台でゆっくりと暗転。

 

2 涼宮ましろさん

ましろさんを見るのは8回目で、8月の川崎ロック座以来、1か月ぶりです。

1回目【星】
星に関する曲メドレーの演目です。

ブルーのショートヘア、星空のような模様のドレス、黒革のロングブーツ衣装で登場。
明るいポップソングに乗せ、クラップしながら踊りました。

続いてブルーのワンピースドレスに変わると、明るいロックソングに乗せて踊りました。

ベッド衣装はトップレスにブルーのスカート、シルバーのミュールです。

スラッシュロックに乗せて、次々とポーズを繰り出しました。
お名前の通り、白くて艶やかな肌が美しい。

 

2回目【4周年作】
矢絣柄(やがすりがら)の振袖に、紫色の和傘を持って登場。
ハードロックで桜の曲に乗せ、傘を回しながらアクティブに踊りました。
2番では桜の枝を持って踊りました。

2曲目は真夏のバカンスをイメージした曲です。
ビキニに薄いブルーのシャツ、ホットパンツという夏らしい装いに着替え、浮き輪を持って元気に踊りました。

3曲目は秋をイメージしたバラード曲で、白いロングドレスに着替えて盆入りしました。

4曲目は雪をイメージしたハードロックです。
お名前の通り、ウィンターソングが似合います。

美しいポーズを決めていきました。


春夏秋冬を1曲ずつ使った、面白い試みの演目だと思いました。
どんな季節でも出せそうです。

 

3 大見はるかさん
大見ちゃんを見るのは65回目で、5月の横浜ロック座以来、4か月ぶりです。

1回目【灯(あかし)】
2023年1月の川崎以来に観られた演目で、りょんさんの9周年作です。
2020年6月の川崎では、りょんさんの灯も見たことがあります。

青い羽の髪飾り、青いロングスカートのドレス衣装で、青いランタンを持って登場。
神秘的なロックのバラード曲に合わせ、感情を乗せたダンスを踊りました。

続いて、エレクトリックなポップに乗せ、2枚の青いファンベールをなびかせながら鮮やかに舞いました。

ベッド衣装は白いフードの付いたロングスカートのドレスで、ランタンを持って本舞台入りしました。
ロックのスローバラードに乗せ、祈りのポーズを切りました。

続いてバイオリンのクラシック曲に乗せ、スカートを白鳥の羽のように広げました。
ラストは本舞台でランタンを掲げ、暗転。

 

 

2回目【周年作B】
10周年作の空中バージョンです。

開幕すると、本舞台の下手側にはポールが設置されていました。

ピンク色の豪華な引き振袖で登場。
スローバラードに乗せ、静かに日舞を舞いました。

続いて大きな紫色の羽扇子を使い、ダイナミックに舞いました。

テクノのインスト曲に乗せて衣装を脱ぐと、白を基調としたパンツスタイルに変わりました。
オレンジ色のファンベールを2枚使い、鮮やかに舞いました。

白い下着に変わると、ポールダンスのパフォーマンスへ。
明るいロックに乗せ、次々とアクロバティックに空中ポーズを決めていきました。
柔軟性を生かしたポーズは芸術的です。
体幹を支える筋力も素晴らしい。

空中パフォーマンスの後はベッドショーへ。

ダイナミックな歌声の曲に乗せ、ファンベールを回しながら次々とポーズを決めていきました。
日舞、ファンベール、空中パフォーマンスと、大見ちゃんの多彩な才能が楽しめる演目です。

 

 


4 桃瀬れなさん
れなさんを見るのは22回目で、6月の川崎ロック座以来、3か月ぶりです。

1回目【ひめおさん】
れなさんの愛猫ひめおさんがモチーフの演目で、猫ソングメドレーの演目です。

下手側にヤマトの段ボール箱が設置され開演。
その後ろから、黒猫耳、尻尾、赤いドット柄のドレス衣装のれなさんが登場。

ひめおさんの取扱説明書を観客に渡し、「取扱説明書」に関する曲に乗せ、歌詞にシンクロした振り付けで踊りました。
続いて、黒いキラキラ生地のジャケットを羽織り、ハードロックに乗せて激しく踊りました。

ベッド衣装はベビードールに黒いレッグウォーマーです。
猫に関するバラード曲に乗せ、猫のような手を掲げながらポーズを切りました。


2回目【鋼塚さん】
鬼滅のキャラクターがモチーフと思われる演目です。

ツインテールヘア、ひょっとこの面、端切れを繋ぎ合わせたような和服の衣装で、風鈴の着いた和傘を持って盆に登場。
ハードロックに乗せて、ひょっとこと若女の2枚の面を持って力強く踊りました。

ベッド衣装は赤い花柄とボーダーの生地を組み合わせた和服です。
コーラスのバラード曲で衣装を脱ぎ、ハードロックに乗せて次々とポーズを繰り出しました。

 

5 赤西涼さん
りょんさんを見るのは45回目で、8月の横浜ロック座以来、1か月ぶりです。

1回目と2回目【引退作】
冒頭からミラーボールが輝き回転すると、きらびやかな白い引き振袖で登場。

邦楽のバラード曲に乗せ、青い扇子を使い日舞を舞いました。
とても穏やかで優しいスマイルです。

讃美歌に乗せて衣装を脱ぐと、一瞬で白いロングドレスとスリーブの衣装に変わりました。
そして優雅に舞いました。

ピアノのインスト曲に乗せて盆入りし、一礼。
ドレスを広げると、美しい肌があらわになりました。

旅立ちを感じさせるバラード曲に乗せ、銀色のミラーボールの光に包まれながらポーズを切りました。
 

 

ベッドショーの後に一礼。

曲が終わり、静寂の中でゆっくりと花道を後退。
静かに、ゆっくりと暗転しました。

 

 

 

最後にご挨拶できて嬉しかったです。

お手紙も無事にお渡しできました。

 


2公演目の後に退席しました。

 

ここからは、りょんさんとの思い出を少し振り返ります。

私が初めてりょんさんのステージを観たのは、2018年の浅草ロック座新春公演「華」。
江戸の火消しを演じる姿で、新春公演らしい華やかな舞台でした。

それから、浅草ロック座に出演された公演は、すべて観ています。

麗しい姫のような役から、怖さのある鬼や妖怪のような役まで、幅広い表現を楽しませてもらいました。
いつも印象に残っていたのは、大きくてきれいな目と、美しいスタイルです。

私が初めて横浜ロック座に訪れたのは2018年8月でした。
当時から大見ちゃんを推していて、大見ちゃんに会うために行きましたが、りょんさんはこのときトリを務めていました。

花火や沖縄を思わせるような演目で、夏らしい雰囲気がとても印象に残っています。

2020年9月の川崎ロック座では、大見ちゃんとの息の合った下妻物語のチームショーも楽しみました。

2021年に川崎ロック座で迎えた周年週には、りょんさん、蘭さん、せりなさん、れいかさんという同期4人が揃っていて、同期同士の仲の良さが伝わる雰囲気も印象に残っています。

浅草公演で特に印象に残っているのは、2024年12月の【Re 2nd】です。
当時、公演中のケガで降板したうれあさんの代演として、急きょ出演されました。

短期間でメイン景の振り入れを行い、公演中にはフィナーレやサブ景の振り付けまで完璧に習得されていたことに、とても感銘を受けました。
後輩やステージへの愛を感じる代演でした。

長く活躍されていた踊り子さんが一人、また一人と引退されていくのは寂しいですが、りょんさんのステージで観た数々の場面は、これからも色あせない大切な思い出です。

 

 

終わり。

 

今月は浅草ロック座9月公演【PERSONA 1st】を見に行きました。
るるたんをゲストに迎えた特別公演です。

恥ずかしながら、私は今回までるるたんを存じ上げませんでした。
「セクシー系インフルエンサー」という唯一無二の肩書きを持つお方です。

上原亜衣さんが出演した今年2月公演【Dolls】を鑑賞したことがきっかけで、ストリップデビューを決めたそう。
2月公演を見て触発された方が、わずか7か月後の9月公演でデビューするというスピード感に驚きました。

そんな本公演のタイトルは【PERSONA】。

PERSONA(ペルソナ)には、もともと「仮面」や「役柄」といった意味があります。
心理学では、カール・ユングが「人が社会に対して見せる顔」という意味で用いた言葉としても知られています。

特別公演が「Dolls(人形)」に続いて「PERSONA(仮面)」というタイトルなのも、今回の公演を考えるうえで興味深いところです。


●特別ルールでの入場

混雑緩和のため、本公演では特別ルールが設けられました。
先着100名は12時から抽選を行い、12時50分に整理券番号順に入場。

抽選順の入場が終わると、通常通り、来場した順番で入場します。
つまり、100人までに到着できれば、あとは運次第です。

日頃の行いが試されます(笑)


この日は曇天の中、11時30分頃に到着しました。

 









るるたんの等身大パネルは撮影スポットになっていました。

店頭から階段の上まで、尋常ではない数の花が飾られていました。

 



まるでバージンロード(笑)

50人程度の行列ができており、普段は見かけないスタッフも多く、行列を整理していました。

 



12時になり、いよいよ抽選開始。

果たして結果は――。

 


13時に無事入場しました。

一般10,000円、女性9,000円。
シルバー割引はなく、特別価格です。


価格を安く設定すると、混雑やマナー面で場内の秩序が乱れる可能性があります。
今回は混雑に対してマナーの悪さは特に感じなかったので、結果として価格設定はうまく機能していたのではないかと思います。

 

最新の写真集27巻も購入。
表紙は南まゆさん!!
LOVE!

バーカウンター前では、るるたんの物販も行われていました。
著書、写真集、チェキなどが販売されており、とても繁盛していました。

さらにバーカウンター前のモニターでは、るるたんに似たCGキャラクターが公演をナビゲートしていました。


14時になるとロックサウンドが流れ、るるたんによるアナウンスが始まりました。
立ち見までぎっしり並んだ満員の場内で、いよいよ開演です。


本公演の香盤

1景 永澤ゆきのさん
2景 小宮山せりなさん
3景 永瀬かれんさん
4景 YUMEさん
5景 月形はるひさん
6景 沙羅さん
7景 るるたん


1景 永澤ゆきのさん【Hatshepsut】
ゆきのんを見るのは35回目で、8月の横浜ロック座以来、1か月ぶりです。

開幕すると、ゆきのんと6人のダンサーズが後ろ姿で登場。
6枚の布が天井から吊り下げられており、そこにはエジプトの壁画を思わせる絵が描かれていました。

ゆきのんは金のブラにカラフルなスカート、金のマスクにブルーのベール。
金のティアラやアクセサリーも身につけ、ファラオを思わせる装いです。
※ファラオ……古代エジプトの王の称号。

ダンサーズは赤やオレンジのアラビアンドレス。
重厚なロックサウンドに乗せ、ベリーダンスによる群舞が披露されました。
アクティブなフォーメーションダンスは圧巻です。

全員が花道に進むと、ゆきのんは前盆でナイフを使った演武を披露。

本舞台に集合し、群舞が終了しました。

ゆきのんがセンター後方で着替えると、白いスリーブとロングスカートのドレス、右脚には金のレッグラップという装いに変身。
移動盆に乗ると、重低音テクノに乗せて花道を進みました。

バラード曲に乗せて衣装を脱ぐと、本舞台が開幕。
壮大なロックサウンドをバックに、次々とポーズを繰り出しました。

 



ベッドショーの後は移動盆で後退しながら立ちポーズ。
本舞台に着くと投げキッスをし、両手を上げて宙を見上げるポーズで閉幕。

本公演のトップバッターがゆきのんで良かったです。
キレのあるダンス、まぶしい笑顔、美しいカラダ。
初めてロック座を訪れた方々も、大いに魅了されたことだろうと思います。

●ハトシェプストとは、古代エジプト第18王朝の女性ファラオで、女性でありながら王として統治した人物です。

今回もファラオを思わせる衣装やエジプト壁画風のセットなど、その世界観が舞台全体に表現されていました。


2景 小宮山せりなさん【Jekyll & Hyde】
せりなさんを見るのは36回目で、4月の川崎ロック座以来、5か月ぶりです。

開幕すると、スモークで包まれた本舞台に、ピラミッド状の強いレーザーライトが照射されました。

壮大なコーラス曲に乗せ、そのピラミッドの中から人の指や手が現れます。

2景は公式サイトによると、せりなさんのソロ景ということになっていますが、明らかにもう一人いると思います。


せりなさんが現れると、ダイナミックなコンテンポラリーダンス。
未だかつてないほど斬新な照明演出です。

せりなさんの衣装はベストに白シャツ、長ズボン。
しかし強烈なバックライトによって、ほぼシルエットだけが見える状態です。

続いて真っ赤な照明の下、フロアワークを多用したダンス。
本舞台の後方で衣装を脱いでいくと、黒い網生地のタイトなスーツに変わりました。

幻想的な曲に乗せ、盆の天井からシルクが降りると、それを解き広げながら旋回。
ヘヴィメタルに乗せ、するするとシルクを登っていきました。

相変わらず素晴らしい背筋と上腕二頭筋です。
憧れます。

そして次々とアクロバティックな空中ポーズを決めていき、そのたびに拍手が沸き起こりました。
シルクを蝶の羽のように広げる技が特に美しい。

曲が盛り上がるにつれて動きも激しくなり、頂上まで登ると高速回転。
バチバチと光るストロボが、さらに臨場感を演出します。

ラストはシルクを身体に巻き付け、身体をローリングさせながら落下。
逆さ吊りになるポーズを決めて暗転。

真っ暗な場内が、しばらく鳴りやまない拍手に包まれました。

エアリアルシルクのラストは落下技で締めることが多いですが、こんなにもアクロバティックな技を初めて見られたので感無量でした。


●『ジキルとハイド』は、善良なジキル博士が、自らの中に潜む邪悪な人格「ハイド」を分離させようとする物語です。
今回の景でも、白と黒、光と闇の対比によって、二つの人格を思わせる演出になっていました。
せりなさんによると、ラストの落下技は、博士が自ら命を絶つ場面を表しているそうです。

 


3景 永瀬かれんさん【Marilyn Monroe】
かれんさんを見るのは9回目で、7月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。

マリリン・モンローを象徴するジャズミュージックに包まれ、かれんさんが手を振りながら上手側から登場。
金髪ショートにピンク色のドレスで、まさにモンローを思わせる装いです。

両サイドから沙羅さん、せりなさん、ゆきのん、はるひさんが登場。
沙羅さんはマネージャー、せりなさんはヘアメイク、ゆきのんはAD、はるひさんは専属占い師に扮しています。

 

 

ハイテンポなジャズに乗せた群舞が始まりました。
上手側にはステップとポールが設置され、そこでピンク色のガウンを着て撮影。

下手側に移動するとブルーの布をまとい、次の撮影が始まります。

撮影の合間には、せりなさんがメイクを直したり、はるひさんが香水を吹きかけたり。
とても忙しいダンスです。

センターでピンク色のベールをまとい、ポーズを決めて群舞が終了。
閉幕とともに4人は退場。

サックスの甘いメロディに乗せ、かれんさんは投げキッスをしながらモンローウォークで花道を進みました。
盆に着くと、縁に座って回りながら衣装を脱いでいきます。

立ち上がりの曲は、浅草ロック座ではおなじみの曲です。
最近では今年の春公演【The Greatest】でも使用されていました。
タイトルの和訳は「ダイヤモンドは女性にとって一番の親友」。

本舞台の幕が開くと、ミラーボールがダイヤモンドのように輝いていました。
満面のスマイルで次々とポーズを繰り出します。

 



笑顔も宝石のように輝いています。
そして艶やかな肌も綺麗。

ベッドショーの後はベールを掲げながらスキップで後退。
上手側から下手側にかけてアンコールウォークしました。

そしてセンターで立ちポーズを決め、暗転。


●マリリン・モンローは、言わずと知れた1950年代を代表するアメリカの女優・歌手で、浅草公演では何度もモチーフとされてきました。

金髪ショート、ピンクのドレス、モンローウォーク、撮影現場を思わせる演出など、彼女を象徴する要素が随所に盛り込まれていました。


4景 YUMEさん【Roxanne】
YUMEさんを見るのは15回目で、7月の浅草ロック座以来、1か月ぶりです。
9月10日がお誕生日でした。
おめでとうございます。

4景は2021年の年末公演【Re】の再演でした。

当時は、
1st…鈴木ミントさん
2nd…榎本らんさん
Final…鈴木千里さん
が担当していました。

しかし今回は、ほぼ新作と言っていいほど大幅なアレンジが施されていました。

情熱的なバイオリンの旋律とともに開幕すると、4人のダンサーズが下手側に寝そべって登場。
ダンサーズはボーラーハット、黒シャツ、長ズボンという黒を基調とした衣装です。

下手側には竹藪のようなセットが組まれており、そのうち1本は金色に光っています。
また、竹藪の前には2台の和太鼓も設置されていました。

上手側には赤いレザーのカウチが設置されています。

下手側からYUMEさんが登場しました。
衣装はメタリックレッドの引き振袖です。

真っ赤な照明に包まれ、情熱的で悲劇的なタンゴ曲に乗せ、カウチの周りで群舞が披露されます。

本景は「Roxanne」をモチーフとしながら、今回は竹取物語のテイストも加えられています。

下手側からキャスター付きの和太鼓が4台スライドされ、ダンサーズによる演武が披露されました。
フォーメーションを変えながら打ち鳴らされる和太鼓の演武は圧巻。

そしてそのビートに乗せ、YUMEさんは激しく日本舞踊を舞いました。

ラストはYUMEさんがカウチに仰向けになり、群舞が終了。

月に関するバラード曲に乗せ、上手側で衣装を脱ぐと、きらびやかな白いドレスに変わりました。
閉幕してダンサーズが退場。

花道をゆっくり歩いて盆へ。
ボサノバに乗せてドレスを脱ぐと、研ぎ澄まされた美しいカラダがあらわになりました。

うつ伏せに寝そべると開幕。
ミラーボールが、まるで満月のように煌々と輝いていました。

神秘的な歌声に乗せ、ゆっくりとポーズを切っていきます。

 



研ぎ澄まされた肉体美に魅了されました。

まさにマーベラスなステージ。

ベッドショーの後は立って一礼し、移動盆で後退。


移動盆には白いマラボーが設置されており、それを羽織って立ちポーズ。

まるで、かぐや姫が月へと帰っていくよう。


本舞台に着くと両手を上げるポーズを決め、旋回して閉幕。


●『El Tango de Roxanne』は、映画『ムーラン・ルージュ!』の劇中歌で、主人公クリスチャンが、愛するロクサーヌを失う恐怖や嫉妬、絶望を歌った曲です。

ロクサーヌに身体を売らないでほしいと訴えながらも、彼女を自分のもとに留めることはできず、他の男に触れられることへの嫉妬に苦しみます。
「愛しているからこそ、失うことが耐えられない」という切迫した感情が、激しいタンゴのリズムとともに表現されています。
今回の景でも、情熱的なタンゴの曲調に合わせて、愛と嫉妬、苦悩が入り混じった激しいダンスが繰り広げられていました。

 

情熱的で悲劇的な恋を描く曲の世界観に、今回は竹取物語の「月」のイメージも組み合わされていました。


・中休憩

るるたん「ここで、10分間の休憩を頂きます」

次回公演の出演者紹介VTRが流れました。

 

 


5景 月形はるひさん【Persona】
はるひさんを見るのは19回目で、6月の横浜ロック座以来、3か月ぶりです。

軽快なギターのカッティングに乗せ、はるひさんとるるたんが下手側から登場。
はるひさんは金髪ツインテール、猫のようなベネチアンマスク、赤いレザーのミニスカートドレス。

2人がサーチライトを持って客席を照らしました。

続いて、かれんさん、せりなさん、YUMEさんが登場。
4人は黒いレザーのドレスです。

ゲーム『ペルソナ5』に登場する「心の怪盗団」をモチーフにしていると思われます。
全員がマスクを着けていますが、すぐに外されました。

軽快なロックギターのゲームサウンドに乗せたチームダンスが披露されました。
順番にソロダンスも披露されました。

こちらの5景で初めてるるたんを拝見しましたが、とても背の高い方なのですね。

全員が花道へと走り、ノリノリのダンスで会場を盛り上げました。
ラストは本舞台に集合し、チームダンスが終了。

はるひさんは下手側に退場し、4人はハードロックに乗せてマスクを着け、ポーズを決めていきます。

衣装チェンジしたはるひさんが下手側から再登場。
右側が黒、左側が赤のジャケット、ブーツ、スカート、ロングブーツ、マスクという衣装です。
心の怪盗団のメンバー「パンサー」をイメージした装いですが、ハーレイ・クインも思わせます。

4人が退場すると、はるひさんはクラップを誘いながら花道を進みました。

盆に着くと、シティポップに乗せて脱いでいきます。
原作のキャラクターをイメージした、青いカラーコンタクトを入れているように見えました。

スラッシュロックが流れると、赤いストロボライトに乗せて次々とポーズ。

 



艶やかなカラダに、とてもかわいい笑顔です。

ベッドショーの後は移動盆へ。

移動盆には赤い鞭が設置されており、ゲームさながらに、鞭を打ったり振り回したりと、激しいアクションを披露しました。
ラストは本舞台へ駆け抜け、鞭を回すポーズを決めて閉幕。


●『ペルソナ5』は、「心の怪盗団」が人々の歪んだ欲望と向き合うゲーム作品です。マスクや赤と黒を基調とした衣装、鞭を使ったアクションなど、『ペルソナ5』の世界観を思わせる演出が随所に盛り込まれていました。


6景 沙羅さん【二人静】
沙羅さんを見るのは79回目で、7月の浅草ロック座以来、2か月ぶりです。

能楽の『二人静』がモチーフの6景です。
 

開幕すると、ゆきのんが登場。
そして左右から大量のスモークが噴き出すと、その中から沙羅さんが登場。

2人の衣装は金の烏帽子、舞衣に朱色の袴。
沙羅さんだけが若女の能面を着けています。

三味線の旋律に乗せ、赤い扇子を使い、息の合った舞を披露しました。
こちらの曲は、2022年の【夢幻】1景でも使用されていた曲で、当時もこの曲でゆきのんが踊っていました。

下手側から、緑色の狩衣装束をまとった、るるたんが登場。
2人の舞を眺めています。

2人が向かい合って大きく舞うと、空からひらひらと雪が舞い降りてきました。
最後は2人が縦に並び、暗転。

グリーンの照明に包まれると、ラベンダー色のドレスをまとった沙羅さんが登場。
ゆっくりと盆へ進みます。

チェロとピアノのメロディーに乗せ、衣装を脱いでいきました。

幻想的な歌声に乗せ、耳を澄ます仕草を見せました。

盆のふちに座って回ったあと、ポーズを1回だけ切りました。

 



ベッドショーの後は花道へ進み、背中を向けたままゆっくりと暗転。


●『二人静』は、源義経の愛妾・静御前の亡霊が菜摘女(なつめめ)に乗り移り、二人で息を合わせて舞う姿を描いた能の演目です。

今回は、ゆきのんと沙羅さんが「二人の静」を思わせる形で舞い、そこに義経をイメージしたるるたんが加わる構成になっていました。
『二人静』が持つ幻想的な世界観が、舞台上に美しく表現されていました。

 

 7景 るるたん【Show】
初めましてのお方。
デビューおめでとうございます。

歓声とともに開幕すると、るるたん、YUMEさん、かれんさん、4人のダンサーズが登場。
光る階段のセットが組まれています。

るるたんの衣装はブルーのドレス。

1曲目を歌う歌手を彷彿とさせる衣装です。
胸元が大きく開いており、とても刺激的です。

ダンサーズは白を基調としたB系衣装。

ソウルフルな歌声のダンスポップに乗せ、アクティブな群舞が披露されました。
躍動感のあるダンスは大迫力。
カラフルな照明やレーザーライトが、さらに臨場感を演出します。

全員が花道へ進むと、躍動感のあるダンスでさらに場内を盛り上げました。

ちなみに1曲目は私の大好きな歌手。
大人気歌手ですが、浅草公演でこの歌手の曲が使われるのは初めてです。

ハロウィンシーズンの秋公演にもピッタリの選曲です。

ラストは本舞台でポーズを決め、群舞が終了。

るるたんが下手側に退場すると、6人はテクノ曲に乗せてクラップしたり、ペアダンスを踊ったりしました。

下手側から、ピンク色のロングスカートのドレスに着替えたるるたんが再登場。
笑顔で手を振りながら、移動盆で花道を前進しました。

本舞台が閉幕。

スカートを広げて盆に着くと、バラード曲に乗せてドレスを脱ぎました。
すごいバスト!!
それでいてウエストが細い。
まるで2次元のようなスタイルが現実に存在していることに驚きました。
ハンコック様のスタイル!!

※『ONE PIECE』

バラード曲に乗せたベッドショーですが、2回のサビで「ポーズを切りそうで切らない」という場面があり、焦らし方にドキドキさせられました。

そして3回目のサビでポーズ。
脚が長く、体幹の強さを感じる美しいポーズです。

本舞台が開幕すると、ミラーボールが盛大に輝いていました。
キラキラとしたミラーボールの光に包まれ、次々とポーズを繰り出します。

 



そして久々の!!
盆のジャッキアップ!!

盆が下降し、ここでベッドショーは終わりかと思いきや、まさかの、
もう1曲ある!!

という展開。
これはうれしかったです。

 


そう、本公演の7景は1曲分、ベッドショーが長いのです。

軽快なロックサウンドに乗せて衣装を脱ぎ、笑顔でクラップを誘いました。
この「アンコールベッドショー」のような時間が、とても楽しかったです。

観客たちに手を振ったり、ダイナミックなバストを揺らしたりと、普段のロック座ではあまり見られないタイプのベッドショーでした。

ベッドショーの後は移動盆で花道を後退。
この時間も、ポラ館でいうところの「オープンショー」のような動作が見られて、とても楽しめました。

本舞台に着くと投げキッスし、笑顔で手を振りながら閉幕。


このベッドショーには感激しました。

過去の公演において、ゲスト的な大トリの方々は、ベッドショーでも衣装を着たままで露出が控えめだったり、ポーズにも規制が多めだったりしたことがありました。
その点、るるたんはとても「見せる」ベッドショーでした。

なんというサービス精神。
 

 

ところで、

 

 

↑こちらの件について、今回、私が特に興味深いと感じたのが、7景1曲目の振り付けです。
パワフルに踊るダンサーズと比べると、るるたんの振り付けは控えめで、そこは少し寂しく感じました。

しかし、るるたんは今回、ステージ未経験からのデビュー。
そうした事情を踏まえると、今回は「無理をさせない」一方で、「大トリとして存在感を示す」という二つを両立させた振り付けだったのではないかと思います。
実際、群舞の中で中央に立ったときの存在感は十分に感じられました。


群舞は、振付師や演出家が構成するものなので、るるたん自身の裁量には限りがあります。

その一方で、ベッドショーでは、るるたんのポテンシャルが存分に発揮されていて、素晴らしい大トリのパフォーマンスでした。


● フィナーレ

るるたんを除く6人の踊り子が左右から3人ずつ登場。
衣装は、それぞれ各景の装いです。

前半のメンバーは、フィナーレから次の公演まで着替えずに済みますね(笑)

開幕すると、輝くミラーボールとともにるるたんが登場。
衣装はパステルカラーのドレスです。

7景衣装の4人のダンサーズが合流し、アップテンポなロックに乗せたチームダンスが披露されました。
5~6月公演のフィナーレ曲と同じ歌手の曲です。

跳ねるように踊る、とても華やかなダンスです。

MCはせりなさんです。
この日のダンサーズは、
かずきさん、ちえさん、はるなさん、たえさん
でした。

るるたんを囲み、円になって回ります。
全員が肩を組んだ後、クラップしながら花道へ。

華やかなダンスと、踊り子たちとの距離の近さに、観客たちも自然と笑顔になっていました。

ラストは本舞台に集合し、笑顔で手を振りながら閉幕。

3公演目の後に退席しました。



平日にもかかわらず、初回から満員で、2公演目の5景では大入り袋も披露されました。

ストリップ初見と思われる方も多く、劇場全体がお祭りムードです。
るるたんの影響力の大きさには驚かされました。

 


るるたんは今回が最初で最後のチャレンジであることを公言していました。

しかし私の予想ですが、
数年後に再出演、ありえると思います(笑)
 

 


おわり。

今週は川崎ロック座に行きました。
入田真綾さん、天瀬めるかさん、篠明愛莉さんのトリプル周年です。

お祝いに行かないと!

秋らしい気候の中、この日も午前中に到着。
 



 

残暑も終わり、待ち時間も快適です。

今週の香盤

 

1 茉宮なぎ さん
2 藤咲茉莉花 さん
3 小春 さん
4 天瀬めるか さん
5 篠明愛莉 さん
6 入田真綾 さん


1 茉宮なぎ さん
なぎさんを見るのは17回目で、8月の横浜ロック座以来、1か月ぶりです。

1回目【congratulations】
祝福ソングメドレーの演目で、トリプル周年にピッタリの演目です。

雑踏の音に包まれ、トレンチコート衣装で登場。
コートを脱ぐと、蝶ネクタイにグレーのベスト、チェック柄スカートという華やかな装いに変わりました。

アップテンポなポップスに乗せ、ブーケを持ってノリノリのステップを披露。

ピンク色のフリルドレスに着替えると、本舞台の上下(かみしも)にはバルーンが設置され、クラッカーの祝砲が鳴り響きました。
パーン!!

ベッド衣装はブライダル感のあるピンク色のドレス。
アップテンポな祝福ソングに乗せ、ブーケを掲げながらポーズを切りました。



周年を迎えた3人への大きな愛を感じました。


2回目【52Hz】
8頭の横浜でも見られた5周年作。


銀色のショートヘアに、ブルーのきらびやかなドレスで登場。
男女デュオのバラード曲に乗せて、感情を込めたダンスを舞いました。

ベッドショーの後はエアリアルハンモックの空中演技です。
ブルーのライトに照らされ、エレクトリックなロックに乗せて、次々とアクロバティックな空中ポーズを繰り出しました。

ハンモックを利用した床ポーズも見られました。
アクロバティックなポーズの数々は必見です。


2 藤咲茉莉花 さん
茉莉花さんを見るのは45回目で、6月の川崎ロック座以来、3か月ぶりです。

1回目
同じロックバンドによるメドレー演目です。


開幕すると、赤い格子状の布が設置されており、その後ろには花魁衣装で煙管を持った茉莉花さんが登場。
真っ赤な照明に包まれ、ハードロックに乗せて妖艶に舞いました。

花魁の衣装を脱ぐと、鎖の付いた首輪、コルセット、網状の下着という装いに変わり、サディスティックに舞いました。

ベッドショーでは、ハードロックに乗せ、ブルーのマラボーを掲げながらポーズを切りました。
重厚なギターサウンドと、ロビン様のセクシーな歌声を堪能できました。


2回目【23周年作】
祭りソングメドレーの周年作で、夏デビューの茉莉花さんにピッタリのテーマです。

ねじり鉢巻きに朱色のエイサー衣装で登場。
和太鼓のビートに合わせ、キンブレを打つ動作を見せました。

ヒップホップの祭りソングに乗せ、パワフルに舞います。

続いてハイテンポなダンスポップに乗せ、うちわを持って躍動感のあるダンスを披露。
24年目を迎えたお姐様の新作が、こんなにもダンサブルな演目であることに驚きました。

底知れぬ体力!!

観客たちに、とうもろこし、いか焼き、わたあめを模した帽子を被せると、屋台を楽しむような光景が広がりました。

本舞台では歌舞伎の見得を切りました。

ベッド衣装は、グレーの法被に白い褌(ふんどし)。
日本一有名な祭りソング(ヒップホップver.)に乗せ、ポーズを切りました。

セイヤッ!セイヤッ!


3 小春 さん
小春さんを見るのは10回目で、4月の川崎ロック座以来、5か月ぶりです。

1回目【むすんで】
龍のような面とラベンダー色の和服で登場し、神秘的な和楽器のメロディに乗せて舞いました。
浅草公演の三番叟でおなじみの曲です。

赤い浴衣に蛍光イエローの帯に変わると、アップテンポなロックに乗せてノリノリのステップを披露。

ベッドショーでは、疾走感のあるスカロックに乗せてポーズを切りました。


2回目【目合ひ】
風の音とともに、天狗の面と紫色の山伏のような装いで登場。
座った姿勢で酒を飲む動作を見せました。

ミクスチャーロックのインスト曲に乗せ、羽の扇を持って妖しく舞いました。

続いてジャズロックに乗せ、赤い着物を持って舞います。

ベッド衣装は、天狗の面に黒い羽織り。
ポーズを切らないベッドショーです。

ミドルテンポなロックに乗せ、天狗の面と愛し合うような官能的な時間が流れました。


4 天瀬めるか さん
めるめるを見るのは18回目で、8月の横浜ロック座以来、1か月ぶりです。

1回目と2回目【めるどる】(5周年作)
めるめるの5周年作は、王道アイドル演目でした。

ツインテールヘアに、リボンで装飾されたピンク色のフリルドレスで登場。
かわいすぎます!

ハイテンポなアイドルソングに乗せて、元気いっぱいに踊りました。

続いてゴシックなメイド衣装に変身。
似合いすぎます!

メンヘラ感のある曲に乗せて舞いました。

純白のドレスに着替えて盆に寝そべると、観客たちに目配せ。
目が大きくて可愛いな!

ハイテンポなアイドルソングに乗せ、リップシンクしながらポーズを切りました。
 

 

つややかな肌が綺麗。
 

 

というわけで、めるめる5周年おめでとうございます。
思い出を振り返ると、なんと言っても、引退後に復帰してくれたことが一番嬉しかったです。
復帰後の精力的な活動に感謝。

ポラのとき、お祝いの言葉をお伝えしました。
目が合ってすぐ名前を呼んでくれて嬉しかったです。

周年グッズの可愛いライターをありがとうございます。
私は非喫煙者なので、飾って楽しみたいと思います。


5 篠明愛莉 さん
メアリさんを見るのは13回目で、7月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。

1回目と2回目【2周年作】
きらびやかな金色の装飾が施された黒い引き振袖で登場。
神秘的なコーラス曲に乗せて日舞を舞いました。

続いて、宇宙を感じるテクノ曲に乗せて上品に舞います。

上手側で衣装を脱ぐと、黒い透け感のあるロングドレスと長手袋の衣装に変わりました。
ミラーボールが星空のような照明を演出していました。

ベッドショーでは、宇宙を感じさせる神秘的なコーラス曲に乗せてポーズを切りました。

 

 

かわいさが宇宙レベルな、メアリさんにぴったりの周年作でした。


 

というわけで、メアリさん2周年おめでとうございます。

私が初めてお会いしたのは、まだデビュー2週目の頃でした。
美しいダンスに、驚異的な柔軟性、そして愛らしいお顔立ち。
一目でファンになりました。

それから、すべての個人演目と浅草出演を観ることができました。
精力的に新作を出していて、素晴らしいと思います。
これからもよろしくお願いします。


6 入田真綾 さん
真綾さんを見るのは7回目で、5月の浅草ロック座以来、4か月ぶりです。

1回目
2000年代を席巻した、あの筋肉ダンスボーカルグループのメドレー演目です。
これは意外なテーマ!!
しかし、真綾さんの世代にはストライクなグループです。

白いキャップにグリーンのパーカー、ジャージで登場。
キレッキレのブレイクダンスを披露しました。
この選曲は!?

めちゃイケで岡村さんとコラボした曲です。
衣装も一緒!!

めちゃイケ大好きなので嬉しい光景でした。

続いて、雄大な空を感じさせる曲に乗せてエネルギッシュに舞います。

テクノ曲に乗せて着替えると、情熱的な赤いロングドレスとコルセットの衣装に変わりました。

情熱的な炎をイメージした曲に乗せ、盆で踊りました。
めっちゃ踊ります。
そして次々とポーズを切りました。

真綾さんがこんなにも踊れる方だということを知らなかったので驚きました。
そして、ストリップ劇場で見るブレイクダンスもレアです。

 

2回目【2周年作】
周年作は、あの世界的人気キャラクターのトリビュート演目でした。


ブルーのショートヘアに、ドット柄の大きなリボンとドレスで登場。
ドレスはピンクとブルーのツートンカラーです。
TDSの25周年を彷彿とさせる明るいブルー。

パレード曲に乗せて、躍動感のあるダンスを披露しました。
余談ですが以前、茉宮なぎさんも同じキャラをモチーフにした演目を出しており、1曲目は同じ曲が使われていました。

同じキャラクターをモチーフにしつつも、ダンスや衣装は全く異なっており、どちらもキュートな演目です。

観客たちにクラップを促したり、ハイタッチして回ったりと、TDSのパレードのようなムードが楽しめました。

ピンク色のノースリーブに、ドット柄スカートのドレスに変わると、ノリノリのパレード曲に乗せてポーズを切りました。



その後、アクティブなアンコールダンスを披露。
可愛さが凝縮された演目です。


というわけで、2周年おめでとうございます。


真綾さんのことは、これまで「浅草のゲストダンサー」という印象でしたが、この日のステージで全く印象が変わりました。
驚くほどのダンススキルと本気すぎる衣装、そして盛り上がる場内!!
オープン曲も最高に盛り上がる曲です。

もはやロック座に必要不可欠な踊り子です。



周年を迎えた3人にご挨拶も済ませました。

3人ともステキなポストカードをありがとうございます。


真綾さんへは初めてご挨拶しまたが、私の名前を知っていてくれて嬉しかったです。
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。


2公演目の後に退席。

 


おわり

 

今週は川崎ロック座に行ってきました。
毎年恒例の、橋下まこさん8周年&藤川菜緒さん7周年です。

1年目からずっと見てきたおふたりが、もう8周年と7周年。
今年もおふたりの周年を一緒にお祝いできることを嬉しく思います。

余談ですが、私の誕生日も8結です。
おふたりの周年と私の誕生日が同じ週になるので、毎年この時期は1年で最もおめでたい週です。

厳しい残暑が続く中、この日も午前中に川崎へ。

 



今週の香盤。

1 黒城レイ さん
2 涼宮ましろ さん
3 藤川菜緒 さん
4 熊野あゆ さん
5 桜庭うれあ さん
6 橋下まこ さん


1 黒城レイ さん
黒城レイさんを見るのは12回目で、7月の浅草ロック座以来、1か月ぶりです。

1回目【bubble trouble】
ダンスポップなサマーソングメドレーの演目です。

ノースリーブのシャツにサングラス、デニムのホットパンツという夏らしいスタイルで登場。
観客にクラップを促しながら、ノリノリのステップで踊ります。

ふたつのビーチボールを使って、観客たちとビーチバレーで遊びました。

ベッド衣装は、白と黒のビキニです。
トロピカルジュースを持って観客たちと乾杯したあと、ハート型の浮き輪を使ってポーズを切りました。

 



ここはまるで湘南のビーチ。
夏の楽しさがぎゅっと詰まった、開放感あふれる演目です。


2回目【たしかなこと】
メモリアルな曲に乗せ、園児スタイルで登場。
そこから、
園児 → 学生 → 社会人 → 高齢者
と、年齢を重ねるように姿を変えていきます。

そして、盆で絶命。

そこから先は、きっと死後の世界です。
ここから一気にカオスな世界が繰り広げられていきます。

私、スト客10年目になりますが、こんなにも自由でカオスな演目は初めてです。
次々と登場する小道具の多さにも驚かされます。
そして、参加を求められる観客の多さにも驚かされます。

「脱ぐ」というストリップの基本さえ守っていれば、あとは何をしても自由。
そんなストリップの懐の深さを、あらためて感じさせられる演目でした。

一見すると、ただただ混沌とした世界観ですが、よくよく考えてみると、
「人生、悔いのないように、やりたいことを全力でやる」
というメッセージが込められているようにも感じます。

カオスなのに、なぜか心に残る。
そんな不思議な中毒性のある演目です。


2 涼宮ましろ さん
涼宮ましろさんを見るのは7回目で、5月の横浜ロック座以来、3か月ぶりです。
夏にぴったりの、清涼感のあるお名前です。

1回目【メアリー】
盆にはノート、クレヨン、マスコットが置かれて開演。
オルゴール曲とともに、金色のロングヘアにメルヘンチックなグリーンのドレス姿で登場します。

エレクトリックなロックに乗せて踊りました。

 

ベッド衣装は白いフリルドレスです。
ウィスパーボイスのバラード曲に乗せ、1輪の黄色いバラを掲げながらポーズを切りました。

お名前のイメージにもぴったりな、白く艶やかな肌がとても美しいです。


2回目【サマータイム】
サクランボ型の髪飾りに、エメラルドグリーンのドレスで、盆に座った姿で登場しました。
さわやかなデュオのロックソングに乗せて踊りました。

 

続いて赤と青のツートンカラーのドレスにチェンジ。
トランスミュージックに乗せ、ウォーターガンとコールドスプレーを手に、観客たちへ向けて噴射します。
夏らしさ満点です。

ベッド衣装は、透け感のあるスカイブルーのロングドレスです。
ウクレレを使った南国ムードたっぷりの曲に乗せてポーズを切りました。

こちらも夏にぴったりの、清涼感あふれる演目です。


3 藤川菜緒 さん
なおぴを見るのは55回目で、8月の横浜ロック座以来、3週間ぶりです。

1回目【KI○K-ASS】
まだ記憶に新しい、浅草ロック座【HEROIC】1景のトリビュート演目です。

2曲目が新たに追加されていましたが、曲順や衣装は浅草公演とほぼ同じでした。
浅草で見たときの記憶が、一気によみがえってきました。

冴えない少年からヒーローへと変身していく姿は必見です。
前髪を下ろした姿からオールバックになると、雰囲気がガラッと変わります。

そして、やはり見どころはエアリアルリング。
空中でのパフォーマンスも、さらに洗練されていました。
筋肉もさらに研ぎ澄まされていて、まさにヒーローのカラダです。

オープン曲も【HEROIC】のフィナーレ曲でした。


2回目【Climax Naopi】
こちらもヒーローがテーマの演目で、仮面ライダー電王のトリビュート演目です。

何といっても衣装の再現度が素晴らしい。
特に仮面の造形はお見事です。
主題歌メドレーにも胸が熱くなります。

そして、こちらもラストはエアリアルリング。
熱いロックの主題歌に乗せて、回転技や空中ポーズを披露しました。

菜緒さんの身体能力の高さを存分に楽しめる演目です。


4 熊野あゆ さん

あゆさんを見るのは27回目で、11月の横浜ロック座以来、9か月ぶりです。

1回目【Scarlet doll】7周年作
去年11月の横浜ロック座でも見られた演目。

真っ赤なプリンセスラインのドレス衣装に身を包み、真っ赤な照明に包まれて登場。
クラシック曲のトランスバージョンに乗せて、エネルギッシュなダンスを披露します。

続いてゴシックなドレスに着替えると、ミステリアスな曲に乗せて躍動感のあるダンスを舞いました。
さらさらとなびくロングヘアも綺麗です。

ベッド衣装は赤いロングドレスです。
壮大なシンフォニーミュージックに乗せてポーズを切りました。

 



鍛え上げられた肉体美にも感動しました。


2回目【夏の熊野坂46】新作
タイトルの通り、乃木坂&欅坂の夏メドレーを使った演目です。

白いハットとワンピースドレスという、清楚な装いで登場。
さわやかなコーラス曲に乗せて、優雅に舞います。

ピアノのインスト曲に乗せて衣装を脱いでいき、ベッドショーへ。
トランス曲に乗せてポーズを切りました。

すらっと伸びた長い脚がとても綺麗です。

 

 


5 桜庭うれあ さん
うれあさんを見るのは44回目で、7月の浅草ロック座以来、1か月ぶりです。

1回目【LEON】
去年3月の川崎ロック座でも見られた演目で、同名の映画をトリビュートした作品。

ナタリー・ポートマンをイメージしたショートヘアがかわいすぎます。
続いて、ジャン・レノをオマージュしたサングラスにニット帽というスタイルに。
こちらもクールです。

映画のハードボイルドな世界観が、しっかりと再現されていました。

ベッドショー衣装はピンク色のワンピースです。
盆には観葉植物の鉢植えが置かれていました。
レオンの形見です。

洋楽ロックのバラード曲に乗せて、静かにポーズを切りました。


2回目【富江】新作
同名のホラー漫画をモチーフにした演目です。

先月の横浜でも、めるかさんが同じ「富江」をモチーフにした演目を出していたので、
「今、流行っている作品なのかな?」
と思ったら、1980年代の漫画でした。意外です。

めるめるの富江もグロテスクなシーンが多くて驚きましたが、うれあさんの富江もなかなかのグロさ。
こちらも驚かされました。
狂気に満ちた世界観。


その一方で、富江というキャラクターならではの美しさもあります。
恐怖と美しさが同居する、不思議な魅力のある作品でした。


6 橋下まこ さん
まこさんを見るのは70回目で、7月の浅草ロック座以来、1か月ぶりです。

この日は、まこさんのステージを観る70回目の記念日でした。

1回目と2回目【葛の葉】8周年作
今年の浅草ロック座【Dolls】4景のテイストも含まれた周年作です。

夏をイメージしたインスト曲に乗せ、蝶が描かれた山吹色の和服で盆に登場。
優しい笑みを浮かべながら、扇子を使って優雅に日舞を舞います。

続いて、ヘヴィメタルに乗せて狐の装いで登場。
白いケモノ耳と太い尻尾がキュートです。

新体操のような棒付きのリボンを使い、鮮やかに踊りました。

ベッド衣装は、陰陽師をイメージした白い漢服のようなドレスです。
指で6と9のような形を示しながら盆へと進み、五芒星を描くように歩きます。
この所作は、浅草公演でも見られたものです。

和楽器のバラード曲に乗せて衣装を脱ぎ、ベッドショーへ。
セットリストにも浅草公演で使用されていた曲が多く含まれていました。
 

立ち上がりの曲は、浅草公演では1曲目に使われていた曲。
浅草で見た【Dolls】の記憶とも重なり、懐かしさを感じました。

幻想的な曲に乗せ、次々とポーズを繰り出しました。

 


 

8周年という節目にふさわしい、華やかで幻想的な周年作でした。

 

 

2公演目の後に退席。

 

この日は1公演目からダブル進行、2公演目からトリプル進行の大盛況でした。

 

 

 

ステキな周年グッズもありがとうございます。

今後のご活躍も応援しています。

 

おわり。

8月は浅草ロック座【百物語 第三期】を観に行きました。

炎天下の浅草へ、期待を胸に午前中から向かいました。

 

 

こちらは浅草寺と柳の木です。

 

そして浅草ロック座へ。

 



13時30分に入場。

 

 


14時になると、ピアノと金管楽器による不穏な旋律が流れ、五十嵐清華さんのアナウンスとともに開演しました。

本公演の香盤

1景 椿りんねさん
2景 ももせおとさん
3景 笠木いちかさん
4景 広瀬あいみさん
5景 仲川そらさん
6景 花井しずくさん
7景 五十嵐清華さん
 

1景 椿りんねさん【茨木童子】
りんねさんを見るのは40回目で、5月の横浜ロック座以来、3か月ぶりです。
景予想で、ほぼ誰も外さなかった1景(笑)

開幕早々、「バン!」という鈍い音が場内に響き渡りました。
照明が灯ると、盆の上には一本の腕が落ちています。

静寂の中、舞台袖から現れたのは、黒いショートヘアに二本の角を生やした鬼の姿のりんねさん。
その腕を嬉々とした表情で拾い上げるところから、物語は始まりました。

笛と太鼓が鳴り響くと、清華さんと4人のダンサーズが登場。
清華さんは青い和服をまとい、渡辺綱に扮しています。
一方、ダンサーズは角を生やした鬼の姿で現れ、歌舞伎の『連獅子』を思わせる装いです。

ヘヴィメタルに乗せた群舞が始まりました。
殺陣を取り入れた激しいアクションは圧巻の一言。
腕を取り戻したりんねさんは棍棒を手に暴れ回り、清華さんは刀で応戦します。

しかし、多勢に無勢。
追い詰められた清華さんは鬼たちに捕らえられ、最後はりんねさんの鋭い爪が首元を切り裂き、壮絶な決着を迎えます。

清華さんがダンサーズに抱えられて退場すると、りんねさんは舞台奥で衣装替え。
その間、ダンサーズは『連獅子』さながらの毛振りを披露しました。

再び姿を現したりんねさんは、金と赤の和服に青い帯という衣装に変身。
堂々とした足取りで盆へ向かう姿は、まさに勝者そのもの。
人ならざる存在感を強く放っていました。

和楽器を取り入れたツーバスのスラッシュメタルが鳴り響くと、真っ赤な照明が場内を染め上げます。
帯を解き、衣装を脱いでいきます。
スモークも加わり、場内はさらに赤く染まりました。

激しいストロボの中、アクロバティックにポーズを切ります。

 


鬼の荒々しさと、しなやかな身体の美しさが同居したベッドショーでした。
帯を振り回しながら狂気の笑みを浮かべる姿も印象的です。

ベッドショーを終えると、移動盆でゆっくりと後退。
移動盆に置かれていた棍棒を手に取り、花道をアンコールウォークしました。
長年の復讐を果たした達成感が、ひしひしと伝わってきます。

本舞台に着くと衣装を脱ぎ、力強く右手を上げるポーズで閉幕。


酒呑童子を討った武将の一人が渡辺綱で、茨木童子は酒呑童子の配下と伝えられています。
この作品で描かれているのは、単なる復讐だけではなく、主君の仇討ちでもありました。

ラストで浮かべた狂気を帯びた笑顔には、復讐を成し遂げた達成感だけでなく、主君への思いを果たした満足感も込められていたように感じました。

 

2景 ももせおとさん【パラノイア】
おとさんを見るのは14回目で、4月の浅草ロック座以来、5か月ぶりです。

静まり返った場内に、「カチッ」というベッドライトのスイッチ音が響きました。
照明が灯ると、サテン生地のパジャマにヘアバンド姿のおとさんがカウチに腰掛けています。

ベッドライトは明滅を5回繰り返し、まるでポルターガイストのような怪奇現象が始まります。
突然の出来事に戸惑い、パニックに陥るおとさん。

そこへ、エレクトロミュージックとともに、そらさん、しずくさん、あいみさんが一列になって登場しました。
カラフルな衣装に身を包んだ3人は、まるでベッドライトが意思を持って動き出したかのようです。

テクノミュージックに合わせて群舞が始まると、最初は怯えていたおとさんも、少しずつ彼女たちと呼吸を合わせるように踊り始めます。

レーザーが飛び交う中、4人は盆へ進み、軽快なダンスを披露しました。
夢とも悪夢ともつかない、現実と幻想の境界にいるような不思議な光景です。

ラストは本舞台へ集まり、「カチッ」というスイッチ音とともに暗転。
3人が退場すると、おとさんはカウチに座って着替えました。

再び姿を現したおとさんは、フリンジのついた緑色の平たいハット、カラフルなコルセット、左右でピンクと金のレッグラップ、そして照明スタンドを思わせる装いに変わりました。

花道を這うように進み、ゆっくりと盆へ向かいます。
ボサノヴァが流れる中、悪夢にうなされるような様子で衣装を脱ぎ、つややかな肌があらわになります。

再び「カチッ」という音が鳴ると、舞台は一面ピンク色の照明に包まれました。

自分の意思に反して身体が動いているような様子でポーズを切ります。

 


まるで夢遊病のようです。

情緒が乱れているかのように笑いながら、ふらふらと移動盆に乗り、本舞台へと後退しながらポーズを切りました。

ラストは仰向けに寝そべると、「カチッ」という音とともに暗転。

これはまさに「高熱を出した時に見る夢」。
そんな一言がぴったり当てはまる、エキセントリックな作品でした。

夢と現実の境界が少しずつ崩れ、気付けばホラーの世界へ迷い込んでいる。
その構成からは、7年前の百物語3景『金縛り』を思い出します。

さらに、家具や家電が意思を持って行進するような発想には、今敏監督の映画『パプリカ』からインスピレーションを受けているようにも感じました。

 

3景 笠木いちかさん【菊人形】
いちかさんを見るのは15回目で、3月の浅草ロック座以来、5か月ぶりです。

水のせせらぎとオルゴールの音色に包まれながら、いちかさんとりんねさんが登場しました。
いちかさんは黒髪のボブ、りんねさんは白いショートボブ。
二人とも花柄のピンク色の振袖をまとい、まるで日本人形が命を宿したような愛らしい姿です。

ちなみに、香盤表には記載されていませんが、冒頭に流れるオルゴール曲は、現在公開中の映画『おもちゃ物語(和訳)』の楽曲です。
この選曲が、作品全体を象徴する大切な伏線になっていました。

メルヘン調の音楽が流れ始めると、愛らしいペアダンスが披露されました。


二人は手をつないでスキップしながら盆へ向かいます。
左右対称のフォーメーションも美しく、穏やかで幸せな時間が流れます。

しかし、その空気は突然破られました。
激しく咳き込んだりんねさんは、その場に崩れ落ちます。

不穏なバイオリンが鳴り響き、舞台は真っ赤な照明に包まれました。
いちかさんはりんねさんの体を揺らし、手を取りますが、動きません。

静かに下手へ去り、暗転。
その後、移動盆だけが赤く照らされ、そこには二体の人形と鞠が静かに回り続けていました。

ホラーテイストの音楽とともに、いちかさんが再び姿を現します。
赤い振袖に金の帯、長い黒髪に赤い菊の髪飾りという装い。
その姿は、まるで「髪が伸びる日本人形」を思わせます。
振袖にも菊の模様が描かれていました。


無表情のまま盆へ歩み寄ると、悲しげなバラードに乗せて帯を解き、衣装を脱いでいきます。

エレクトリックロックが響き渡ると、舞台は一転して鮮やかな光に包まれました。
まるで糸で操られる人形のように、ゆっくりと無表情でポーズを重ねていきます。

 



ベッドショーを終えると、移動盆でゆっくりと後退。
移動盆に置かれていた鞠を手に取ると、ポンポンと投げ、愛しそうに抱きました。
まるで菊ちゃんとの思い出を振り返るようです。

ラストは再び人形へ戻ったかのように静止し、幕を閉じました。


ホラーの要素を取り入れながらも、この作品の本質は「大切な存在を失う悲しみ」を描いた物語だったように感じます。
まさに「和製トイ・ストーリー」と呼びたくなるような、美しく心に残る3景でした。

 

4景 広瀬あいみさん【六条御息所】
あいみさんを見るのは33回目で、4月の横浜ロック座以来、4か月ぶりです。
この景は、2022年公演『夢幻 The Tale of Genji』4景の再演です。

当時は、
第一期……小宮山せりなさん&永澤ゆきのさん
第二期……橋下まこさん&白鳥すわんさん
第三期……橋下まこさん&花井しずくさん
というペアで演じられていました。

舞台がぼんやりと明るくなると、あいみさんが後ろ姿で現れました。
黒いロングドレス姿で、手鏡を見つめています。

暗転と明転を三度繰り返した後、開幕すると、しずくさんと4人のダンサーズが登場。
天井からは巨大な車輪を思わせるセットが2枚吊り下げられています。

しずくさんは白いロングドレスで、光源氏の正妻である葵上を演じています。
黒をまとったあいみさんとは対照的な衣装で、二人の立場や感情の違いを視覚的に表現していました。
ダンサーズはタイトな網スーツに薄いベールをまとい、六条御息所の生霊を思わせる存在として登場します。

メタルミュージックが鳴り響く中、あいみさんとしずくさんによる激しい群舞が始まりました。
 

二人の動きは美しくシンクロしながらも、そこにあるのは優雅な舞ではありません。
六条御息所の抑えきれない嫉妬や執念が生霊となり、葵上へ襲いかかります。
震えながら踊る姿から、負の感情が伝わってきました。

やがて、しずくさんはダンサーズに捕らえられます。
引きずられるように連れて行かれ、あいみさんが馬乗りに。

大きく揺れる車輪。
激しく点滅する照明。
舞台の緊張感は一気に高まっていきました。

二人が対峙した後、ラストはあいみさんが背後からしずくさんの首を斬り、その場に倒れます。


レクイエムのような静かなピアノが流れる中、あいみさんは倒れたしずくさんの肩を優しく撫でました。
そこには、取り返しのつかないことをしてしまった苦しみと、届かなかった想いが滲んでいるように感じました。

衣装がキラキラと輝く黒いロングドレスへ変わると、悲しげなバイオリンに乗せて盆へ向かいます。
盆に到着すると、ゆっくりとドレスを脱いでいき、源氏と愛を重ねるような動きを見せます。

本舞台の幕が開くと、場内は真っ赤な照明に包まれ、ミラーボールが銀色に輝きました。
ゴシックメタルに乗せ、力強くポーズを決めます。

 



研ぎ澄まされた肉体美と狂気が同居した、圧倒的なベッドショーでした。

ベッドショー後は移動盆でゆっくりと後退しながら、手鏡を掲げてポーズを切ります。
本舞台へ戻ると、最後は再び手鏡に向かい合い、静かに幕を閉じました。


嫉妬や怨念だけではなく、その根底には一人の女性の悲しい愛情がある。
切なくも印象に残る4景でした。

 

中休憩

清華さんの「ここで10分間の休憩をいただきます」

休憩中に流れるBGMは、7年前の『百物語』と同じでした。

スクリーンには、
・次回公演出演者紹介VTR
・各景の出演者による景解説VTR
が上映されました。

景解説で紹介された各景のタイトルはこちら。

1景 茨木童子
2景 パラノイア
3景 菊人形
4景 六条御息所
5景 金田一耕助の冒険
6景 隅田川
7景 高野聖
フィナーレ 百物語

 

5景 仲川そらさん【金田一耕助の冒険】
そらさんを見るのは7回目で、7月の川崎ロック座以来、1か月ぶりです。

開幕前、映画の予告編を思わせるパロディ映像がスクリーンに映し出されました。

映像によると、
あいみさん……多治見要蔵
いちかさん……小竹
りんねさん……小梅
清華さん……犬神佐清
そらさん……金田一耕助
という配役です。
ちなみに、多治見要蔵・小梅・小竹は『八つ墓村』、犬神佐清は『犬神家の一族』の登場人物です。

悲鳴とともにスクリーンが上昇すると、清華さん、あいみさん、りんねさん、いちかさんが登場。
舞台中央には、裸のマネキンが逆立ちしています。
『犬神家の一族』を象徴するシーンです。

そこへ、アイドルソングに乗せて金田一耕助に扮したそらさんが登場。
カラフルな照明の中、推理劇を織り交ぜたテンポの良いチームダンスが始まりました。
躍動感あふれる群舞で、アイドルのコンサートのような盛り上がりを見せました。

金田一耕助をモチーフにしながらも、使用されているのは『金田一少年の事件簿』の主題歌。
歴代の実写版で多くのジャニーズタレントが主演を務めてきたことを思い出します。

全員が上手側から下手側へ移動しながらフォーメーションを変え、最後は本舞台へ集結。

そらさんが一度下手へ退場すると、その間、りんねさんといちかさんはジャズに乗せてお茶を点てています。
清華さんとあいみさんはお茶を受け取ると、まるでビールジョッキのように豪快に飲み干す仕草を見せました。

4人が手をつないで退場すると、そらさんはチューリップ帽にマントを羽織り、黒い袴とサンダル姿で再登場。
りんごを持ち、それを消失させる手品を披露しました。

バラードに乗せ、夕日のようなオレンジ色の照明のもと花道を進みます。
盆に寝そべり、頭を掻きました。

男女デュエットによる軽快な推理ソングが流れる中、歌詞にシンクロしたコミカルな振り付けで踊ります。
そして、りんごを掲げてポーズ。

 


やわらかそうなダイナマイトボディに見惚れます。

ベッドショーを終えると、迎えに来た移動盆には、冒頭に登場した人形が、まるで貞子のように迫ってきました。
ややホラーです。

ダイイングメッセージが書かれたパネルも置かれており、「犯人は……」と書かれています。
そのパネルを裏返すと、そらさんの宣材写真が貼られていました。

犯人は主人公だった――。
そんな怒涛の展開を迎えて閉幕。


しかし、「犯人は事件を追っていた主人公だった」というパターンは、推理小説では意外と見られる展開です。
そんな「推理小説あるある」へのトリビュートも感じられた5景でした。
 

 

6景 花井しずくさん【隅田川】
しずくさんを見るのは27回目で、6月の浅草ロック座以来、2か月ぶりです。

水の流れる音とともに、静かに舞台が明るくなりました。
花道に現れたのは、きらめくベージュのロングドレスをまとったしずくさん。
その華やかな衣装とは対照的に、表情には深い疲労と悲しみが浮かんでいます。

能楽の謡が静かに響き始めると、しずくさんは憔悴した様子で、ふらつきながら盆へ向かいました。

行き交う人々に、失踪した息子の行方を尋ね続けます。
そして5人目に尋ねた相手から、美しい少年が亡くなり、柳の木の下に埋葬されたことを知らされました。
その場へ崩れ落ち、深い絶望が静かな舞台の中に広がります。

やがて川を泳ぐような所作で本舞台へ向かいました。

幕が開くと、柳の木の前には、白い水干を思わせる衣装をまとったおとさんが立っています。
亡くなったと思っていた息子との再会。
しずくさんは喜びに満ちた表情を浮かべ、二人は静かに抱き合いました。

暗転。
場内には風鈴の音だけが響き渡ります。

再び照明が点くと、そこに息子の姿はありません。
残されたのは、水色の長襦袢姿で柳の枝を抱くしずくさん。
先ほどの再会が幻だったことを悟り、肩を落とします。

つないだ手の温もりを感じるような仕草で、ゆっくりと盆へ向かいました。

盆に到着すると、ロックバラードが流れ始めます。
青い照明とスモークに包まれ、長襦袢を脱いで裾除けの衣装に変わりました。

脚を上げた後も動きを止めず、浮遊感のある動きでポーズを切ります。
そして脱いだ襦袢をおくるみのようにたたみ、やさしく抱きかかえました。

サビと同時に布を広げ、感情を爆発させるようにコンテンポラリーダンスを踊ります。

移動盆でゆっくりと後退し、本舞台に着くと衣装をすべて下ろしました。

ラストは優しい笑顔で振り返り、幕を閉じました。

 

7景 五十嵐清華さん【高野聖】3周年
清華さんを見るのは8回目で、6月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。
この度は3周年おめでとうございます。

開幕すると、朱色の着物をまとったおとさんといちかさんが登場しました。
本舞台には2枚の障子が設置され、その向こうには清華さんのシルエットが浮かび上がっています。
さらに天井からは4枚の着物が吊り下げられ、山奥の屋敷を思わせるような、妖しく不穏な空気を作り出していました。

男装した4人のダンサーズが千鳥足で現れます。
猿や馬を思わせる尻尾が付いています。

障子が開くと、豪華な赤い和服に金色の帯を締めた清華さんが登場。
和楽器とバイオリンが織りなす妖艶な旋律に乗せ、群舞が始まります。
男女が入り乱れる官能的な宴。
人間の欲望や煩悩をむき出しにした演出でした。

やがて下手側から、袈裟姿のそらさんが登場。
清華さんは妖しく誘惑し、一度障子の奥へ姿を消しました。


再び障子が開くと、清華さんはトップレスに赤い和服姿。
そらさんに馬乗りになり、タットダンスの動きを取り入れた妖艶な舞を披露します。
その間、4人のダンサーズはカエルや鳥を思わせるような動きで踊り続けます。

群舞が終わると、清華さんとおとさんは再び障子の奥へ。

もう一度障子が開いた時、そこに描かれていたのは、欲望に支配された世界でした。
余談ですが、この場面は一期と二期では騎乗位、三期では対面座位へと変化していました。

清華さんは、きらびやかな白い和服と黒い帯の衣装で移動盆へ。
帯を解きながら前進します。
その間、本舞台ではおとさん、いちかさん、ダンサーズによる妖しい宴が続き、舞台はさらに狂気を増していきます。

盆入りする時の姿が意外すぎました。

まさかそこまで脱ぐとは思っていませんでした。

川のせせらぎが流れる中、行水のような動きを見せました。
艶やかな肌が美しすぎます。


妖艶なパンクロックが鳴り響くと、場内がピンク色の照明とミラーボールの輝きに包まれました。

官能的な腰使いを見せます。
この時に見せる、焦らしのような所作が、とてもストリップらしさを感じられて好きです。

そして、しなやかにポーズを切ります。

 


すらっと伸びた脚が美しい。

ベッドショー後は、移動盆で後退しながらポーズを決めました。
ラストは本舞台で口を拭う仕草を見せ、閉幕。

暗転した場内には、カエルや鳥の鳴き声だけが響き渡りました。
 

 

 

 

フィナーレ【百物語】
フィナーレは7年前の再演です。

薄暗い照明の中、清華さんを除く出演者とダンサーズが登場しました。
全員が黒いドレスにベールをまとい、一本ずつロウソクを手にしています。

「かごめかごめ」を口ずさみながら、一人ずつ順番にロウソクの火を吹き消していきました。
円を描くようなフォーメーションも「かごめかごめ」を思わせます。

続いてダンサーズは「はないちもんめ」を歌いながら登場。
向かい合う動きにも、「はないちもんめ」を思わせます。

最後の1本が吹き消されると、場内は暗闇に包まれます。

再び照明が点くと、清華さんが登場。
黒いドレス姿で、後頭部には悪魔を思わせる面。
まるで、百物語で語られた怪異が最後に姿を現したかのようです。

ヘヴィメタルに乗せた激しい群舞が始まりました。
7景までに登場した怪異たちの世界をすべて飲み込むような、迫力あるラストダンス。
出演者全員の力が結集した、フィナーレにふさわしい盛り上がりでした。

MCはしずくさんです。
この日のダンサーズは、
なるみさん
かずきさん
はるなさん
しずるさん
でした。

3公演目の終了後に退席しました。

 


おわり

8頭の楽日は横浜ロック座に行きました。
なぎさんの5周年と、りょんさんの横浜ラストです。

この日も午前中に到着。

 



すでに長い行列ができていました。

通常は11時開場ですが、夏の横浜は熱中症対策のため10時半に入場することができ、11時から場内でチケット販売が開始されます。

お盆休みの時期ということもあり、立ち見が出るほどの満員の場内で、オールダブル進行で開演しました。

この週の香盤。

1 藤川菜緒 さん
2 茉宮なぎ さん
3 天瀬めるか さん
4 あすかみみ さん
5 永澤ゆきの さん
6 赤西涼 さん

過去にレポート済みの演目が多いことや、楽日を過ぎていることから、今回はいつもより短めにお届けします。
ガンダムの写真も無しです。

 

 

1 藤川菜緒 さん
なおぴを見るのは54回目で、6月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。

1回目【マスカレード】
6月の川崎で初出しされた演目で、タイトルの通り、舞踏会に関する曲のメドレー演目です。

華やかなドレスとベネチアンマスクの衣装で登場し、優雅に舞いました。
冒頭にMCがあり、なぎさんの周年週であることが告知されました。
トップにふさわしい華やかな演目です。
 

 

2回目【サイダー星人】
2025年8月の川崎以来に見られた演目で、ゆきなさんから継承された演目です。
私はゆきなさんバージョンを1回しか見たことがないので、なおぴバージョンのほうが多く見ています(今回で3回目)。

サイダーソングのメドレーで、夏にぴったりです。
 

青い宇宙人の装いで登場。
しかし宇宙人というよりは、モンスターズ・インクやセサミストリートのような意匠を感じます。

テクノポップに乗せて可愛いダンスを踊りました。
ノースリーブの衣装から見える腕がたくましすぎます。
エアリアルの経験とともに成長している筋肉!!
憧れます。

オープン曲も、ゆきなさんの「メガシャキ」でした。
そういえば、メガシャキもサイダー飲料ですね。

 

2 茉宮なぎ さん
なぎさんを見るのは16回目で、7月の川崎ロック座以来、1か月ぶりです。

1回目と2回目【52Hz】5周年作
銀色のショートヘアにブルーのきらびやかなドレスで登場し、男女デュオのバラード曲に乗せて、感情を込めたダンスを舞いました。

ベッドショーの後は空中演技でした。
なんと、空中デビュー演目はリングであることが多いので、まさかのエアリアルハンモックに驚かされました。

ブルーのライトに照らされ、エレクトリックなロックに乗せて、次々とアクロバティックな空中ポーズを繰り出しました。
 

シルクを利用した床ポーズも見られました。
シルクは、あのような使い方もできるのですね。
 

これまでに見たことのない斬新なポーズに感銘を受けました。
かなりの練習量を感じさせるショーで、圧巻のパフォーマンスに感激しました。

 

3 天瀬めるか さん
めるめるを見るのは17回目で、6月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。

1回目【もしマネ】
去年6月の横浜以来に見られた演目で、野球ソングや応援ソングのメドレー演目です。
ののかさんから継承された演目ですが、私はののかさんバージョンより、めるめるバージョンのほうが多く見ています。

夏といえば高校野球なので、今の季節にもぴったりです。

キャップ&ユニフォームで登場し、応援ソングに乗せて元気に踊りました。
こんなにかわいいマネージャーがいたら、がんばれます。

私は陸上部でしたが、青春時代を思い出しました。


2回目【富江】
同名のホラー漫画がモチーフの演目です。
他の踊り子とは違った意味で、夏にぴったりの演目です。

なかなかグロテスクなシーンが多く、目を覆いたくなるような光景もありました。

美少女とホラー作品の相乗効果は最強です。
ビジュアルが最高にハマっていました。

 

4 あすかみみ さん
みみさんを見るのは17回目で、5月の横浜ロック座以来、3か月ぶりです。

1回目【サマバケ】
去年7月の川崎以来に見られた夏演目です。

今年も、スイカ割りと称して観客の頭をビニールバットで殴打していました(笑)。
毎年恒例の光景です。

今年は1列目に座れなかったので殴られませんでしたが、去年もおととしも殴られました。
バットは空気パンパンで、けっこう痛いです(笑)。

夏といえば海、水着、アイス、スイカ、ビーチバレーなどですが、それらが一気に見られます。
最高に夏を感じられる演目です。

 

2回目【魔物チャン】
5月の横浜で初出しされていた演目です。

渦を巻いたツノ、赤髪ロングヘア、トゲトゲのサングラス、ゴージャスな和洋折衷のドレスというスタイルで登場し、ミクスチャーロックに乗せて踊りました。
禍々しい装いは、上弦の鬼のようにも見えます。※鬼滅の刃

暗転した場内で2本のキンブレを使った演出は、とてもエキゾチックです。

ミクスチャーロックに乗せた躍動感のあるダンスは、とてもテンションが上がります。

ベッドショーでは、エレクトリックなロックに乗せて、アクロバティックな動きを次々と繰り出しました。

 

5 永澤ゆきの さん
ゆきのんを見るのは34回目で、7月の川崎ロック座以来、1か月ぶりです。

1回目【summer lover】
なぎさんの2周年作だそうですが、私は初見です。
同じウクレレ&ギター奏者のメドレー演目です。

黄色いフリルドレスにポニーテールヘアで登場し、ダンスポップに乗せて元気に踊りました。
演目中に波音やウクレレの音色が聞こえるので、こちらも夏にぴったりの演目です。

ベッドショーでは黄色いビキニにアロハシャツを羽織り、ダンスポップに乗せて笑顔でポーズを切りました。


OP曲もなぎさんの曲でした。
 

 

2回目【スクラブ】
2025年7月の川崎ロック座以来に見られた演目で、学校ソングメドレーのJK演目です。

風紀委員が徐々に淫らになっていく様子が印象的です。
恥じらいながら制服を脱いでいく姿にドキドキ。

 

6 赤西涼 さん
りょんさんを見るのは44回目で、5月の横浜ロック座以来、3か月ぶりです。

1回目【赤西航空】
りょんさんが浅草にご出演されるたびに、「赤西航空乗客一同より」と書かれたスタンドフラワーが飾られているので、
「そのような演目があるのだろうな」と思っていましたが、ついに見られました。

 



ブルーのアイドル衣装で登場し、「空の旅」を連想させるポップソングに乗せ、キャリーケースを使って踊りました。

原曲歌手へのリスペクトを感じます。

お盆休みのバケーションシーズンということもあり、こちらも季節感を感じる演目です。

アップしたヘアに黒いミニスカートのCA衣装に変わると、観客にドリンクを尋ねました。

私たちも旅行している気分に浸れます。

ベッドショーでは爽やかなロックソングに乗せてポーズを切りました。

### 2回目【15周年作】

黒い袴にベネチアンマスクを着けた姿で盆に登場。

「愛の亡霊」を意味するハードロックに乗せ、日舞の動きを取り入れた激しい舞を披露しました。

続いて、和楽器のスラッシュメタルに乗せ、扇子を使って舞いました。

雷鳴とともに暗転。

和服の衣装で洋楽のハードロックに乗せてポーズを切りました。

ベッドショーではスローバラードに乗せて和服を抱き、悲しみに打ちひしがれるような様子を見せました。

本舞台で和服を抱え、手を前に差し出して、ゆっくりと暗転。

2公演目の後に退席。

 

 

余談ですが、

 


混雑した場内では、

「進行が押してしまわないかな」

「踊り子さんに負担にならないかな」

などと様々な考えが頭をめぐり、思考停止してポラが撮れなくなるという癖があります。

おわり。

7月は浅草ロック座【百物語 第二期】を観に行きました。

 

 

久しぶりに景予想を完答しました。
 
炎天下の浅草へ、期待を胸に午前中から向かいました。

 

 

浅草寺の参道工事が終了しており、綺麗な広場となっていました。

 

 

13時30分に入場しました。
14時になると、ピアノと金管楽器による不穏な旋律が流れ、橋下まこさんのアナウンスとともに開演しました。
 
本公演の香盤
 
1景 桜庭うれあ さん
2景 原美織 さん
3景 安藤もあ さん
4景 YUME さん
5景 mico さん
6景 沙羅 さん
7景 橋下まこ さん
 
 
1景 桜庭うれあ さん【茨木童子】
桜庭うれあさんを見るのは44回目で、7月の川崎ロック座以来、3週間ぶりです。

開幕早々、「バン!」という鈍い音が場内に響き渡りました。
照明が灯ると、盆の上には一本の腕が落ちています。

静寂の中、幕間から現れたのは、黒いショートヘアに二本の角を生やした鬼の姿のうれあさん。
その腕を静かに拾い上げる姿から、物語は始まりました。

笛と太鼓が鳴り響くと、橋下まこさんと4人のダンサーズが登場。
まこさんは青い和服をまとい、渡辺綱に扮しています。
一方、ダンサーズは角を生やした鬼の姿で現れ、歌舞伎の『連獅子』を思わせる装いです。

ヘヴィメタルに乗せた群舞が始まりました。
殺陣を取り入れた激しいアクションは圧巻の一言。
腕を取り戻したうれあさんは棍棒を手に暴れ回り、まこさんは刀で応戦します。

しかし、多勢に無勢により、追い詰められたまこさんは鬼たちに捕らえられました。
最後はうれあさんの鋭い爪が首元を切り裂き、壮絶な決着を迎えます。

まこさんがダンサーズに抱えられて退場すると、うれあさんは舞台奥で衣装替え。
その間、ダンサーズは『連獅子』さながらの毛振りを披露し、場面転換の時間さえ見応えのある演出となっていました。

再び姿を現したうれあさんは、金と黒で左右に分かれたノースリーブの和装に変身。
背中には龍が大きく描かれています。

堂々とした足取りで盆へ向かう姿は、まさに勝者そのもの。
三白眼のカラコンも相まって、人ならざる存在感を強く放っていました。

和楽器を取り入れたツーバスのスラッシュメタルが鳴り響くと、真っ赤な照明が場内を染め上げます。
激しいストロボの中、スピンからアクロバティックなポーズへとつなぎ、圧倒的な身体能力を披露。
鬼の荒々しさと美しさが同居するベッドショーでした。
 


ベッドショーを終えると、移動盆でゆっくりと後退。
大きく背中を反らせながら浮かべた狂気の笑みからは、長年の復讐を果たした達成感がひしひしと伝わってきます。

頭上で棍棒を豪快に振り回し、本舞台へ戻ると力強い立ちポーズを決めて終幕しました。
 

 

 

↑こちらの件ですが、

酒呑童子を討った武将の一人が渡辺綱。そして茨木童子は酒呑童子の配下と伝えられています。

つまり、この作品で描かれているのは単なる復讐ではなく、主君の仇討ちでもありました。

そう考えると、ラストで浮かべた狂気を帯びた笑顔には、復讐を成し遂げた達成感だけでなく、主君への思いを果たした満足感も込められていたように感じました。
 
 
 
 2景 原美織 さん【パラノイア】
原美織さんを見るのは45回目で、7月の川崎ロック座以来、3週間ぶりです。

静まり返った場内に、「カチッ」というベッドライトのスイッチ音が響きました。
照明が灯ると、いちご柄の白いパジャマ姿のみおりんがカウチに腰掛けています。

ベッドライトは明滅を5回繰り返し、まるでポルターガイストのような怪奇現象が始まります。
突然の出来事に戸惑い、不安げな表情を浮かべるみおりん。

そこへ、エレクトロミュージックとともに、micoさん、沙羅さん、YUMEさんが一列になって登場しました。
カラフルな衣装に身を包んだ3人は、まるでベッドライトが意思を持って動き出したような存在です。

テクノミュージックに合わせて群舞が始まると、最初は怯えていたみおりんも、少しずつ彼女たちと呼吸を合わせるように踊り始めます。

レーザーが飛び交う中、4人は盆へ進み、軽快なダンスを披露しました。
どこか現実感が薄く、夢とも悪夢ともつかない不思議な光景。
観ているこちらまで、現実と幻想の境界が曖昧になっていくようでした。

ラストは本舞台へ集まり、「カチッ」というスイッチ音とともに暗転。

3人が退場すると、みおりんはカウチに座ったまま静かに衣装を脱いでいきます。
再び姿を現したみおりんは、光るハットにピンクのコルセット、ランジェリー、網タイツという華やかな衣装へと変身していました。

何かに怯えるように視線を巡らせながら花道を歩き、ゆっくりと盆へ向かいます。

ボサノヴァが流れる中、衣装を脱ぎ、ランジェリーをあやとりのように指先で操る姿が印象的でした。
本公演ではウィッグを着けておらず、ナチュラルな雰囲気がとても魅力的でした。

再び「カチッ」という音が鳴ると、舞台は一面ピンク色の照明に包まれます。

右足のミュールを落とし、それを拾い上げながらふらりと本舞台へ。
コルセットを外すと高らかに笑い、観客へ笑顔で手を振りながら花道をアンコールウォーク。

最後はハットをかぶり直し、「カチッ」という音とともに暗転しました。

これはまさに「高熱を出した時に見る夢」。
そんな一言がぴったり当てはまる、エキセントリックな作品でした。

夢と現実の境界が少しずつ崩れ、気付けばホラーの世界へ迷い込んでいる。
その構成からは、7年前の百物語3景『金縛り』を思い出します。

さらに、家具や家電が意思を持って行進するような発想には、今敏監督の映画『パプリカ』からインスピレーションを受けているようにも感じました。
可愛らしさ、不気味さ、そしてシュールさ。
相反する要素を違和感なく共存させた、みおりんらしさの詰まった2景でした。
 
 
3景 安藤もあ さん【菊人形】
安藤もあさんを見るのは10回目で、4月の浅草ロック座以来、3か月ぶりです。

水のせせらぎとオルゴールの音色に包まれながら、もあさんとうれあさんが登場しました。
もあさんは黒髪のボブ、うれあさんは白いショートボブ。
二人とも花柄のピンク色の振袖をまとい、まるで日本人形が命を宿したような愛らしい姿です。

ちなみに、香盤表には記載されていませんが、冒頭に流れるオルゴール曲は、現在公開中の映画『おもちゃ物語(和訳)』の楽曲です。
この選曲が、作品全体を象徴する大切な伏線になっていました。

移動盆には二体の人形と二つの鞠が置かれ、静かに回り続けています。
 
メルヘン調の音楽が流れ始めると、二人は手をつないでスキップしながら盆へ向かい、息の合ったペアダンスを披露しました。
左右対称のフォーメーションも美しく、穏やかで幸せな時間が流れます。

しかし、その空気は突然破られました。
不穏なバイオリンが鳴り響き、舞台は真っ赤な照明に包まれます。

激しく咳き込んだうれあさんは、その場に崩れ落ちました。
もあさんは動かなくなったうれあさんの髪飾りをそっと外し、静かに下手へ去っていきます。

暗転後、照らされているのは移動盆だけ。
そこには二体の人形と鞠だけが残され、静かに回り続けていました。
その光景が、喪失感をいっそう際立たせます。

ホラーテイストのロックとともに、もあさんが再び姿を現しました。
赤い着物に長い黒髪。その姿は、まるで「髪が伸びる日本人形」を思わせます。

無表情のまま盆へ歩み寄り、悲しげなバラードに合わせて髪飾りを身につける姿からは、言葉では表せない喪失感が伝わってきました。

盆に横たわると、エレクトリックロックが響き渡り、舞台は一転して鮮やかな光に包まれます。
まるで糸で操られる人形のように、ゆっくりと、そして正確にポーズを重ねていく姿は幻想的でした。
 


ベッドショーを終えると、移動盆でゆっくりと後退。
先ほどまでの無表情とは対照的に、今度は人形へ心が宿ったかのような優しい笑顔を浮かべます。

本舞台へ戻ると衣装を下ろし、移動盆に置かれた人形をそっと抱き上げ、高く掲げました。

日本人形をモチーフにした作品でありながら、その姿は彫刻のように美しく、静かな存在感に思わず見入ってしまいます。
ラストは再び人形へ戻ったかのように静止し、そのまま静かに幕を閉じました。


ホラーの要素を取り入れながらも、この作品の本質は「大切な存在を失う悲しみ」を描いた物語だったように感じます。
思い出を抱きしめながら、それでも前を向いて歩き出そうとする。
そんな小さな希望が、作品全体を優しく包み込んでいました。
 
まさに「和製トイ・ストーリー」と呼びたくなるような、美しく心に残る3景でした。
 
 
4景 YUME さん【六条御息所】

YUMEさんを見るのは14回目で、6月の川崎ロック座以来、1か月ぶりです。

 
この景は、2022年公演『夢幻 The Tale of Genji』4景の再演です。
当時は、
第一期……小宮山せりなさん&永澤ゆきのさん
第二期……橋下まこさん&白鳥すわんさん
第三期……橋下まこさん&花井しずくさん
というペアで演じられていました。

舞台がぼんやりと明るくなると、ユメさんが後ろ姿で現れました。
黒いロングドレス姿で、手鏡を見つめています。
 
暗転と明転を三度繰り返した後、開幕すると、沙羅さんと4人のダンサーズが登場。
天井からは巨大な車輪を思わせるセットが2枚吊り下げられています。

沙羅さんは白いロングドレスで光源氏の正妻である葵上を演じています。
黒をまとったユメさんとは対照的な衣装で、二人の立場や感情の違いを視覚的に表現していました。
ダンサーズはタイトな網スーツに薄いベールをまとい、六条御息所の生霊を思わせる存在として登場します。

メタルミュージックが鳴り響く中、ユメさんと沙羅さんによる激しい群舞が始まりました。
二人の動きは美しくシンクロしながらも、そこにあるのは優雅な舞ではありません。

六条御息所の抑えきれない嫉妬や執念が生霊となり、葵上へ襲いかかる。
そんな感情が、震えながら踊る姿から表現されていました。

やがてダンサーズに捕らえられる沙羅さん。
引きずられるように連れて行かれ、ユメさんが馬乗りになります。

大きく揺れる車輪。
激しく点滅する照明。
舞台の緊張感は一気に高まっていきました。

二人が対峙した後、ラストはユメさんが背後から沙羅さんの首を斬り、その場に倒れます。

レクイエムのような静かなピアノが流れる中、ユメさんは倒れた沙羅さんの髪を優しく撫でます。
そこには、取り返しのつかないことをしてしまった苦しみと、届かなかった想いが滲んでいるように感じました。

衣装がキラキラと輝く黒いロングドレスへ変わると、悲しげなバイオリンに乗せて盆へ向かいます。

盆に到着すると、鏡と向き合うユメさん。
そして、ゆっくりとドレスを脱いでいきます。

泣き崩れるような表情を見せる姿が印象的でした。
毎公演、実際に涙を流しているところにも、作品への向き合い方の深さを感じます。

本舞台の幕が開くと、場内は真っ赤な照明に包まれ、ミラーボールが銀色に輝きました。
ゴシックメタルに乗せ、力強くポーズを決めます。
 


研ぎ澄まされた肉体美と、鬼気迫る表情。
美しさと狂気が同居した、圧倒的なベッドショーでした。

ベッドショー後は移動盆でゆっくりと後退しながら立ちポーズ。

本舞台へ戻ると、最後は再び手鏡に向かい合い、静かに幕を閉じました。


六条御息所というと、「嫉妬に狂った女性」という印象が強い人物です。
しかし、この作品から感じたのは、単純な嫉妬や怨念だけではありませんでした。

恐ろしい存在でありながら、その根底には一人の女性の悲しい愛情がある。
切なくも印象に残る4景でした。
 
 
 
中休憩
 
まこさん「ここで10分間の休憩をいただきます。」
 
休憩中に流れるBGMは、7年前の『百物語』と同じでした。
 
スクリーンには
・次回公演出演者紹介VTR
・各景の出演者による景解説VTR
が上映されました。
 
景解説での各景のタイトルです。
 
1景 茨木童子
2景 パラノイア
3景 菊人形
4景 六条御息所
5景 金田一耕助の冒険
6景 隅田川
7景 高野聖
フィナーレ 百物語
 
 
5景 mico さん【金田一耕助の冒険】
micoさんを見るのは26回目で、7月の川崎ロック座以来、3週間ぶりです。
 
開幕前、映画の予告編を思わせるパロディ映像がスクリーンに映し出されました。

映像によると、
ユメさん……多治見要蔵
うれあさん……小梅
もあさん……小竹
まこさん……犬神佐清
ミコさん……金田一耕助
という配役です。

ちなみに、多治見要蔵・小梅・小竹は『八つ墓村』、犬神佐清は『犬神家の一族』の登場人物。
横溝正史作品を代表する怪奇ミステリーのキャラクターたちが一堂に会する、遊び心あふれる設定です。

悲鳴とともにスクリーンが上昇すると、まこさん、ユメさん、うれあさん、もあさんが登場。
舞台中央には、裸のマネキンが逆立ちしています。

『犬神家の一族』の有名な場面を思わせる、思わず笑ってしまう演出でした。
 

 

そこへ、アイドルソングに乗せて金田一耕助に扮したミコさんが登場します。
カラフルな照明の中、推理劇を織り交ぜたテンポの良いチームダンスが始まりました。

金田一耕助をモチーフにしながらも、軽快なアイドルダンスからは『金田一少年の事件簿』へのオマージュも感じられます。
歴代の実写版で多くのジャニーズタレントが主演を務めてきたことを考えると、この方向性も納得でした。

事件に巻き込まれる登場人物を見事に演じ、舞台にコミカルな魅力を加えていました。

全員が上手側から下手側へ移動しながらフォーメーションを変え、最後は本舞台へ集結。
躍動感あふれる群舞で、アイドルのコンサートのような盛り上がりを見せました。

ミコさんが一度下手へ退場すると、その間、4人はジャズに乗せてお茶を点てています。
そこへ、チューリップ帽、赤紫色のマント、紺色の袴、サンダル姿で、ルーペを持ったミコさんが再登場。

4人が手を繋いで退場すると、ミコさんはバラードに乗せて花道を進みます。

途中、3人の観客へ、
「あなた、昨日の夜、何をしていましたか?」
とアリバイ確認をしました。

この場面は会話を成立させるため、BGMの音量を下げてほしかったところです。

ちなみに、今年2月に観た早乙女らぶさんの周年作『金田一少年の事件簿』にも、同じように観客へアリバイを尋ねる場面がありました。
偶然にも、作品を超えたつながりを感じる瞬間でした。

盆に到着すると、「指名手配」と書かれた観客の似顔絵を本人へプレゼント。
ミコさんらしい、観客を巻き込んで楽しませる演出です。

男女デュエットによる軽快な推理ソングが流れる中、衣装を脱いでいきます。
時折見せる笑顔の目配せや、頭を掻く仕草など、金田一耕助らしい仕草を取り入れながら、コミカルなキャラクター性を感じました。

脱いだマントをリンゴのように丸め、かじる仕草を見せる場面も印象的でした。

歌詞をリップシンクしながらポーズを決める姿は、先ほどまでの飄々とした探偵姿とは一転。
すらりと伸びた脚線美が際立つ、美しいベッドショーでした。
 


ベッドショーを終えると、迎えに来た移動盆には、冒頭に登場した人形とリンゴが置かれています。
ミコさんが後退しながら人形へリンゴを食べさせると、眠っていた人形が蘇りました。

その後、楽しそうにペアダンスを披露。
最後は人形に手を振らせながら、明るく幕を閉じました。

 

 


怪奇ミステリーを題材にしながらも、この作品の魅力は「怖さ」よりも「楽しさ」でした。
そして何より、観客を巻き込みながら楽しませるミコさんのサービス精神が素晴らしい。

様々な要素を詰め込みながら、最後は笑顔で終わる。
「百物語」の中の異色の5景でした。
 

 
6景 沙羅 さん【隅田川】33周年
沙羅さんを見るのは79回目で、6月の浅草ロック座以来、1か月ぶりです。
水の流れる音とともに、静かに舞台が明るくなりました。

花道に現れたのは、きらめくベージュのロングドレスをまとった沙羅さん。
しかし、その華やかな衣装とは対照的に、表情には深い疲労と悲しみが浮かんでいます。

能楽の謡が静かに響き始めると、沙羅さんは憔悴した様子で、ふらつきながら盆へ向かいました。
行き交う人々に、失踪した息子の行方を尋ね続けます。

そして4人目に尋ねた相手から、美しい少年が亡くなり、柳の木の下に埋葬されたことを知らされました。
その瞬間、母親として最後の希望を失ったように、その場へ崩れ落ちました。
深い絶望が、静かな舞台の中に広がります。

やがて川を泳ぐような所作で本舞台へ向かいました。
幕が開くと、柳の木の前には、白い水干を思わせる衣装をまとったみおりんが立っています。
亡くしたと思っていた息子との再会。

沙羅さんは喜びに満ちた表情を浮かべ、二人は静かに抱き合いました。

暗転。
場内には風鈴の音だけが響き渡ります。

再び照明が点くと、そこに息子の姿はありません。
残されたのは、白いユリが描かれた和服姿の沙羅さん。

柳の前で膝をつき、静かに手を合わせています。
先ほどの再会が幻だったことを悟った瞬間の悲しみが、言葉ではなく表情から伝わってきました。

子どもの頭を撫でるような仕草を見せながら、ゆっくりと盆へ向かいます。

盆に到着すると、ロックバラードが流れ始めました。
青い照明とスモークに包まれた舞台。

そこにいるのは、息子を失った母ではなく、今も我が子を想い続ける一人の母親です。

子どもを抱き寄せるような仕草。
寝かしつけるような優しい動き。
そして、母乳を与えるような仕草。

そこには、子どもが生きていた頃の記憶をもう一度抱きしめようとする、母の深い愛情が感じられました。

ベッドショー後は移動盆でゆっくりと後退。
静かな余韻を残しながら、幕を閉じました。


能『隅田川』をモチーフにした作品ですが、描かれているのは古典芸能の悲劇だけではありません。

我が子を失った母の悲しみ。
もう一度会いたいという願い。
たとえ幻であっても、愛する存在を抱きしめたいという想い。
時代や文化が変わっても変わらない、親子の愛情がそこにはありました。

33周年という長い年月を歩んできた沙羅さんだからこそ表現できる、深みのある6景。
静かな感情の積み重ねで胸に残る、美しく切ない作品でした。
 
 
 7景 橋下まこ さん【高野聖】
橋下まこさんを見るのは69回目で、6月の横浜ロック座以来、1か月ぶりです。
ロック座だけに、69回目の記念日でした。
 
開幕すると、朱色の着物をまとったミコさんともあさんが登場しました。

本舞台には2枚の障子が設置され、その向こうには、まこさんのシルエットが浮かび上がっています。
さらに天井からは4枚の着物が吊り下げられ、山奥の屋敷を思わせるような、妖しく不穏な空気を作り出していました。

不気味なバイオリンの旋律が響く中、男装した4人のダンサーズが千鳥足で現れます。

障子が開くと、豪華な赤い和服に金色の帯を締めたまこさんが登場。
和楽器とバイオリンが織りなす妖艶な旋律に乗せ、群舞が始まります。

これは単なる美しい舞ではありません。
男女が入り乱れる官能的な宴。
人間の欲望や煩悩がむき出しになる、まさに「高野聖」の世界観を表現した演出でした。

やがて下手側から、袈裟姿のみおりんが登場。
僧侶としての理性と、人を惑わせる魔性の存在。
対照的な二人が向き合うことで、舞台には緊張感が生まれます。

まこさんは妖しく誘惑し、一度障子の奥へ姿を消しました。
再び障子が開くと、まこさんはトップレスに赤い和服姿。

みおりんに馬乗りになり、タットダンスの動きを取り入れた妖艶な舞を披露します。
その間、4人のダンサーズはカエルや鳥を思わせるような動きで踊り続けます。

人間から獣へ。
理性から本能へ。
少しずつ人ならざる存在へ近づいていくような、不気味な変化を感じさせる演出でした。

 

群舞が終わると、まこさんとみおりんは再び障子の奥へ。
もう一度開いた時、そこに描かれていたのは、欲望に支配された世界でした。
まさに煩悩が渦巻く場面です。

 

 



まこさんは、きらびやかな黒い和服へ衣装を変えると移動盆へ。
手から放った黒い羽が舞台に舞い散ります。
それは、獣へと変貌した男たちの痕跡のようにも見えました。

その間、本舞台ではミコさん、もあさん、ダンサーズによる妖しい宴が続き、舞台はさらに狂気を増していきます。
まこさんは移動盆でゆっくりと進みながら、激しい腰遣いを見せました。

盆へ到着すると、川のせせらぎが流れ、水をすくって飲む仕草。
山奥に潜む妖しい存在としての姿が、より強く浮かび上がりました。

妖艶なパンクロックが鳴り響くと、舞台は一転。
ピンク色の照明とミラーボールの輝きに包まれます。

まこさんは自らの腕に噛みつくような仕草を見せ、次々とアクロバティックなポーズを決めました。
 

長い脚線美。
鍛え抜かれた身体能力。

美しい女性の姿から、妖怪の本性を現したかのような変貌に圧倒されます。

ベッドショー後は、移動盆で後退しながら黒い羽を咥え、それを散らします。
それは、獣化した男たちを喰らった証のようにも感じられました。

後退中には、まこさんならではの大胆な表現も披露。
息をのむほど強烈な演出でした。

しかし、それは単なる刺激を狙ったものではありません。
観客すらも、この妖しい世界へ引き込もうとする、魔性の存在そのものを表現していたように感じました。

ラストは右腕を高く掲げる立ちポーズを決め閉幕。

暗転した場内には、カエルや鳥の鳴き声だけが響き渡ります。


泉鏡花の『高野聖』は、人間の欲望や煩悩、そしてそれに抗えない弱さを描いた作品です。
今回の7景では、それをストリップという表現方法で大胆に再構築していました。

魅了される感覚と、どこか恐ろしさを感じる感覚が同時に押し寄せる、不思議な作品でした。
百物語の最後を飾るにふさわしい、衝撃的で忘れられない一景でした。
 
 
フィナーレ【百物語】
 
フィナーレは7年前の再演です。

薄暗い照明の中、まこさんを除く出演者とダンサーズが登場しました。
全員が黒いドレスにベールをまとい、一本ずつロウソクを手にしています。

「かごめかごめ」を口ずさみながら、一人ずつ順番にロウソクの火を吹き消していきました。
円を描くようなフォーメーションも、まるで「かごめかごめ」の輪を思わせます。

続いてダンサーズは「はないちもんめ」を歌いながら登場。
向かい合う動きも、子どもの遊びを思わせる不気味な美しさがありました。

最後にみおりんが火を吹き消すと、場内は暗闇に包まれます。

再び照明が点くと、まこさんが登場しました。
黒いドレス姿。
後頭部には悪魔を思わせる面。
まるで、百物語で語られた怪異が最後に姿を現したかのようです。

ヘヴィメタルに乗せた激しい群舞が始まりました。
7景までに登場した怪異たちの世界をすべて飲み込むような、迫力あるラストダンス。
出演者全員の力が結集した、フィナーレにふさわしい盛り上がりでした。
 
MCは、みおりんです。
テーマに合わせ、いつもより低くダークな声色でした。
 
この日のダンサーズは、
なるみさん
かれんさん
はるなさん
みさきさん
でした。
 
3公演目の終了後に退席しました。

 

 

 
7年前の『百物語』では、7景のテーマは映画『ゴースト/ニューヨークの幻』。亡くなった恋人がゴーストとなって会いに来るという、どこか切なくロマンチックな物語でした。

それに対して今回の7景『高野聖』は、人間の欲望や煩悩を前面に描いた、妖しく刺激的な作品。

同じ『百物語』というタイトルでありながら、7年前とはまったく異なるテイストで締めくくられていたのが印象的でした。

7年前は「愛」。
今回は「欲望」。

7年の時を経て、同じ『百物語』のラストがこれほど対照的な作品になったことも、今回の公演を振り返るうえで印象に残るポイントでした。
 
おわり。

 
今週は川崎ロック座へ行きました。

暑さが厳しく、一歩も外に出たくないような日が続いています。
そんな中、らぶちゃんは浅草からの連投を頑張っているので、私も暑さに負けてはいられないと思い、劇場へ向かいました。

最高気温37度の猛暑日でしたが、この日も午前中に到着。
 
 

 


この週の香盤。

1 涼花くるみ さん
2 白石さやか さん
3 前田あこ さん
4 永瀬かれん さん
5 篠明愛莉 さん
6 早乙女らぶ さん


1 涼花くるみ さん
くるみさんを見るのは2回目で、2025年8月の川崎ロック座以来、11か月ぶりです。

1回目【夢乃うさぎ姐さんからお借りしている演目】
きらめくスパンコール素材の引き振袖で登場。
力強いロックサウンドに合わせ、華やかに舞いました。

引き振袖を脱ぐと、ノースリーブにスリットが入った黒いドレスへ。
衣装の変化とともに雰囲気も一変し、情熱的なロックに乗せて、力強いダンスを披露しました。

ベッド衣装は金色のロングドレスです。
ピンク色の照明に包まれる中、熱気のあるロックナンバーに合わせ、次々と美しいポーズを切っていきます。

華やかな衣装、激しい音楽、そして表情豊かなダンスが組み合わさり、最後まで勢いのあるステージでした。


2回目【泥棒猫】
猫耳を付け、手ぬぐいをかぶった緑色の振り袖姿で登場。
和の雰囲気を感じさせる衣装に、コミカルな要素も加わり、物語の始まりを感じさせます。

エレキギターの旋律に乗せながら、魚(錦鯉)をくわえる場面もあり、遊び心あふれる演出が印象的でした。

続いて黒いランジェリー姿になると、雰囲気は一転。
激しいロックサウンドに合わせ、力強く舞いました。

その後は、甘いサックスの音色に乗せて、観客を誘惑するような妖艶な表情を見せます。

ベッドショーでは、猫をテーマにした楽曲とともに、再び魚をくわえながらポーズを切りました。
 



2 白石さやか さん
白石さやかさんを見るのは15回目で、2025年5月14日の川崎ロック座以来、1年2か月ぶりです。

1回目【人魚姫】
2024年3月の横浜ロック座以来に見る演目で、人魚に関する楽曲メドレー演目です。

水中を思わせる音とともに、水色のウロコをまとった人魚の装いで盆に登場しました。
浮遊感のある音楽に合わせ、まるで水の中を泳いでいるような優雅な動きで舞います。

次に魔女の姿へ変わると、怪しげな雰囲気の中、さまざまな材料を瓶へ入れながら魔法の薬を作る演出へ。

キラキラと輝くドレスに変わると、脚を得た人魚の喜びを表現するような、幻想的なエアリアルリングを披露。
照明と衣装、そして空中で舞う姿が重なり、まるで水面を漂っているような美しい場面でした。

ラストは切ない失恋ソングに乗せ、落下技を披露しました。

ストリップの演目では人魚姫を題材にした作品は数多くありますが、こちらの演目では魔女が登場したり、ハッピーエンドではなさそうな結末を迎えたりと、個性が感じられる作品です。


2回目【さやかくんのその後】
シリーズ作品のひとつだそうですが、私は今回がシリーズ初見でした。

スーツにメガネというサラリーマン姿で登場。
オフィスを思わせる動きや演出から、会社員の日常を描いた始まりになっています。

普段、私自身もスーツでオフィスワークをしているため、親近感を覚える場面もありました。

しかし、平凡な会社員生活から一転。
主人公はホストへと転職します。

金と黒のツートンカラーの髪型に、黒いシャツと黒いパンツという華やかな姿へ変身。
アップテンポで盛り上がる曲に合わせて踊り、観客との乾杯シーンもあり、会場を楽しませてくれました。

ベッド衣装は赤い下着姿です。
激しいロックサウンドの中で、次々とポーズを切っていきます。

一見するとコミカルな演目にも見えますが、主人公が新しい世界へ挑戦し、試行錯誤しながら成長していく姿が描かれています。
失敗しながらも前へ進もうとする姿は、単なるコメディではなく、一人の人間の成長物語として見ることができました。
自分自身も日々の生活を頑張るために、背中を押してもらえるような作品でした。


3 前田あこ さん
前田あこさんを見るのは31回目で、2026年5月6日の浅草ロック座以来、2か月半ぶりです。

1回目【お菊ちゃん】
2025年9月の横浜ロック座以来に見る演目。
聖京香さんから継承された作品で、日本の怪談「皿屋敷」をモチーフにしています。
夏の季節にぴったりの怪談演目です。

ナレーションと、あこさんによるセリフから物語が始まり、その後、力強いロックサウンドとともに、両手に扇子を持った日本舞踊を披露しました。

白いドレスに長い髪を前へ垂らした貞子スタイルに変わりました。
背の高い前田さんだからこその迫力があります。

電気的なロックサウンドに合わせ、皿を掲げながらポーズを切る姿は、不気味さと美しさが同居しています。
ラストでは狂気的な笑みを浮かべながら、自ら皿を割りました。
強烈な余韻を残す場面でした。


2回目【たまごっち】
2月の川崎ロック座以来に見られた演目で、アニメソングのメドレー演目です。
人気育成ゲームをモチーフにした、遊び心あふれる作品です。

アニメソングに合わせ、赤ちゃんを思わせる衣装で登場。
育成ゲームがテーマということで、成長していく過程を楽しめる構成になっています。

特に印象に残ったのは、天使を思わせるベッドショーです。
先日の浅草公演でも天使のような衣装を見る機会がありましたが、今回も神秘的で美しい姿に魅了されました。

幻想的な雰囲気のまま終わるかと思いきや、その後の急展開には思わず笑ってしまいます。
最後はおやじっちのスタイルとなり、カップ酒を楽しむ場面へ。

美しい世界観から一転したギャップが、この演目の大きな魅力だと感じました。


4 永瀬かれん さん
永瀬かれんさんを見るのは8回目で、2026年6月30日の横浜ロック座以来、約3週間ぶりです。

1回目と2回目【3周年作】
冒頭の召使い衣装と、誰もが知る映画音楽によって、モチーフがすぐに伝わってきました。
女子なら一度は憧れるプリンセスの物語です。

召使い姿で盆に登場し、クロスやホウキを使いながら掃除をする場面から始まります。
(ひとつ前の演目で、割れた皿が散乱したのでちょうど良い掃除です)

その後、魔法のような演出とともに衣装が変化しました。
華やかなプリンセス姿となり、優雅な舞踏会のシーンを披露しました。

しかし、12時を告げる鐘が鳴ると、物語通りガラスの靴を残して退場。
短い時間だけ許された夢のような瞬間が表現されています。

ベッド衣装は、シルバーのロングドレスと透明感のある靴です。
爽やかなコーラスに乗せ、ゆっくりとポーズを切っていきます。

照明に照らされた肌と笑顔が輝き、まさに物語の中から飛び出してきたプリンセスのようでした。
かれんさんの持つ可憐な魅力と、作品の世界観が非常によく合った演目です。


5 篠明愛莉 さん
篠明愛莉さんを見るのは13回目で、2026年6月25日の川崎ロック座以来、約1か月ぶりです。

1回目
昨年引退された安田志穂さんから継承された演目で、あの【漫画の神様】による作品がモチーフです。
志穂さんとメアリさんでは踊り子としてのキャリアが大きく異なるということもあり、この継承には意外性を感じました。

銀色のティアラに青いドレスというプリンセス姿で登場。
明るいジャズのリズムに合わせ、華やかに舞います。

すると一転、騎士の姿へ。
剣を手に取り、マントを翻しながら力強く踊る姿は、先ほどまでのプリンセスとは全く違う魅力があります。

続く激しいロックパートでは、バトルアクションを取り入れたダンスを披露しました。
勇ましい動きと表情から、主人公の強さが伝わってきました。

ベッド衣装は、小さな王冠と白いロングドレスです。
熱いロックサウンドの中、バラを掲げながらポーズを切ります。

スレンダーな体型が美しく、清楚なプリンセスの優しさと、王子のような凛々しさ。
その両方の魅力を感じられる演目でした。


2回目【オーケストラ】
5月の横浜ロック座以来に見る演目です。

黒を基調とした音楽家の衣装に、鼻メガネを付けた姿で登場。
伝統的なジャズのリズムに合わせ、スライドホイッスルを奏でました。

続いて、雪の女王を思わせる青いドレスとティアラの衣装へ。
優雅なバレエの動きで舞う姿と、ミラーボールの光が重なり、まるで雪が舞い降りているような幻想的な空間になりました。

ベッド衣装は赤い燕尾ジャケットに黒いロングブーツです。
指揮者の姿となり、タクトを掲げながらポーズを切りました。



クラシック音楽の荘厳な雰囲気と、指揮者という演出が組み合わさり、まるでオーケストラを操っているような印象でした。
また、2つのアニメ映画作品を思わせるオマージュも盛り込まれており、音楽・衣装・演出を楽しめるバラエティに富んだ作品でした。


6 早乙女らぶ さん
早乙女らぶさんを見るのは54回目で、2026年7月8日の浅草ロック座以来、2週間ぶりです。
渋谷→浅草→川崎と、最近は毎月会っています。

1回目【デグレラブ】
2022年4月の横浜ロック座以来、4年ぶりに見られた演目です。
「幼女の姿をした化物」が主人公のアニメ作品をモチーフにした作品です。

軍服を思わせる衣装で、銃を持って登場。
セリフとともに銃を構える姿から、物語の緊張感が伝わってきます。

続いて、激しいロックサウンドに合わせ、力強いステップで踊りました。

ベッド衣装は白いロングスカートのドレスに、ひらひらとした袖が特徴的な姿。
戦闘的な世界観から一転し、まるで天使のような神秘的な雰囲気になります。

しかし、激しい音楽と真っ赤な照明の中で見せる表情は、可憐さだけではなく狂気も感じさせます。
かわいらしさと恐ろしさが同居する、そのギャップがこの演目の大きな魅力です。

「幼い姿」と「戦争」という相反する要素を組み合わせた作品世界を、衣装や表情、動きによって見事に表現していました。

ちなみに、私が持っている唯一のアクリルスタンドがこちらです。



この衣装がジオン軍の軍服に似ているため、ザクと一緒に飾っています(笑)


2回目【GALAXY新装版】新作
頭に触角を付け、ブルーのプリンセスラインのドレス姿で登場。
銀河を思わせるロックサウンドに合わせ、宇宙を旅するような世界観を表現しました。

続いて、光るファンベールを使った演出へ。
暗い舞台の中で光が揺らめき、まるで天の川が目の前に広がっているような幻想的な光景でした。

銀と黒を基調としたゴシック風のドレスへ変化すると、雰囲気は一転。
宇宙を感じさせる力強いロックに合わせ、ダイナミックに踊ります。

ベッド衣装は、星模様が描かれたフード付きの黒いロングドレスです。
銀河を鉄道で旅する物語の楽曲に合わせ、リップシンクを交えながら美しくポーズを切りました。

広大な宇宙をテーマにした演目ですが、らぶちゃん自身の持つかわいらしさが作品全体を包み込み、まさに彼女にぴったりの世界観でした。
そのかわいさは、まさに宇宙レベルです。


というわけで、2公演目終了後に退席しました。

 

 

おわり。