施設に入所している父の通院に付き添った



寝たきりなので、施設の人が送迎してくれる



病院に行くときも、面会に行くときも、父の顔を見る度に施設に入らなくてはいけないと説明したあの日を思い出す




私も父も泣いていた



父は1人で抱え込まないで、と言った




私は自分の無力さを知った




それから、人に頭を下げることが増えた




笑っていてもどこか寂しいんだ