こんばんは

オフは横須賀の米軍キャンプへ


浦賀の黒船が来た港へ

そして海岸


アメリカはどんな憧れと脅威を感じて

この港に寄港したんだろう


かけがえのない家族を置いて

男たちは夢に

指名に向かう


かけがえは無いが

自分が死んでも

思い出してくれる人が

良い愛を

思い出してくれる人がいたらいい


自分を慕う者たち


それは

自分を尊重してくれる

とても尊い存在であることに


気づけば

愛を捧ぐことができるだろう


愛される資格は

私を愛する者にある


たとえ今

カネや権力や邪念で

その人にまとわりつく能力の上の

後天性の肩書きに憧れてしまい


その内実に目を瞑り

なんでもいいの、彼に愛されていればいい

彼女に愛されていればいい

としていたら

どんなに愛の結晶ができても


その相手が結晶を

クリスタルに見ないなら

石ころでしかない


石ころが命だと考えるのは間違いというが

それなら

子どもの命を考えず

親同士の気持ちだけの小競り合いで

離婚したりDVしたりするのは

石ころとしてるのと同じ


いや

石ころの価値より

低くさせている現実に

大人たちは

自分の生きがいなんかを

他で見つけては消えていく

守るべき命を

石ころのように捨てながら


最後は石ころとして

1人狂いながら

世を去り葬られる


人は見た目だけで選ぶことがほとんどで

その後にその人の心が見えて

仲間と共に集いながら

自分に合うかを見極める


その示し合いがいわゆる

恋愛中なんだと思ってる


ミウは

まずその人の体に触れてみる


生きる力があるのか

それだけを見たい


肩書きやカネ、家、評判

どーでもいい


確かめた肌と

脈打つ肉体

ほとばしる欲


そして波打つエクスタシー


自然に帰る瞬間を

共に飛べるか


メンタルなんて

フィジカルには負ける



愛は

指一本で

貫ける


悩んだ時に

軽く頬を突かれたら


すぐ気持ちが切り替わるようにね


互いを抱きしめる事を忘れた

大人たちは


メンタルの戸惑いの中で

フィジカルを捨ててしまう


多くの

離婚や別れは

そこが原因でもある


魂の共鳴なんて

カッコつけて言う人もいるが


魂とは心

肉体を持たないもの


フォルムこそ信頼できるのに

見えざる心に

信頼なんかするから


あっという間に可愛い女ができたら

逃げられるのさ


心頭滅却したような人間に

魅力があるか、ないか


硬いこと考えてると


何も考えずに遊べる女に

取られてしまうよ

だけど


何も考えずに

身体を寄せ合う方が

人は人を愛するんだよ

この海を見てて


この先の海が

大阪まで繋がってるんだよね

と遠くをみやる


あーあー

なんだか


恋人ロス


どんな人と楽しめても


この人だけは特別


それがあの人


出会えた日の話を

昨夜のQ崎会議で


昨夜といっても

LINE会議で朝の四時まで


普段2人が一緒にいても

寝てしまうのに


デジタルで話すと長くなる


まだまだ

話したりない


この時

初めて

3Dの彼に会う


あまりにも

全体像が尾崎豊と同じで

頭の大きさと、体のバランスまで

同じ


細く見えるけど

しっかりした肩のライン

ドキドキして


目が合わせられなかった


彼は

その時のミウには


眩しすぎた



多分


どんな有名人や政治家

世を駆ける人にも


感じない

眩しさがあった


ミウの人生で


初めて思う感覚


家に呼んで

泊まってもらうと


尾崎豊似にすぎてて

尾崎豊が


ミウ

いつもありがとう

これからは

この人になるから

俺を愛せ



と言ってくれたように思い


初めて人前で号泣した


それを見たのは

多分

一生で

Q崎さんだけ


Q崎さんは単純に

好みの男性が

大阪に帰るから

寂しくて泣いたんだろうと


哀れに思ったらしい


まだ会えて3日目のこと





尾崎豊の住んだ朝霞

その通う太陽堂にも☀️


大人はほとんど出せない

当たりを出したとき


お店の兄さんが


ポツリと


尾崎豊さんが、生きてたら

こんな感じだったでしょうね


ノスタルジーは続き


彼を実家へ


暑くなり

上着を脱いだら



尾崎豊ぽいフォルムで


彼も


ただいまと言う


驚いたのは


この帰りに

東京駅で



別れた後に


わらってね!


泣かないでね!


そうLINEがきて


また泣いた


この人は尾崎豊だ


その気持ちがまた

胸を苦しくさせた

サングラスをかけると

とにかくさらに似てくる




大阪の彼の家に押しかけ

バースデープレゼントをあげる

それが


レイバンの尾崎豊が使う

サングラス


レイバンは

0番


ゼロから生む1を

感じさせる言葉になる


ずーっと

これまでの軌跡を見てたら


出会えた時と

半年近く経つ今では


お互いの顔が違ってる






2人が

どれだけの絆で

結ばれていくのか


ミウはこう話した


気球を支えるヒモのように


彼とミウは

色んな絆を持とう


仕事仲間であり

遠距離の恋人感覚であり

ミウの憧れる尾崎豊であり

一生の友達であり

支え合う2人であり

クリエイティブな才能をぶつけ合う

クリエイター同士であり


もし結婚となるなら

そのもう一つの紐が

私たちを繋げる



お互い自由人

結婚生活に向かない2人が

結婚したら


むしろ面白い人生になるかも


何を生み出していけるか

何に癒されていくのか


今は

刺激だけが

お互いを強くしてる

時期だけど



繁美さんの失敗は


尾崎豊が、苦労した時に支えてくれた人

自分が辛いと思い切り言えた人を

人と感じなかったのかもしれない


言うことを聞いてくれる人

甘えさせてくれる人

若いのに大人びた人


だけど、クリエイターとしてこれから

新しい世界を作るには

物足りない

応援したり

言うことを聞くだけの人だったのに


お金の使い道から会社経営に至るまで

評論家のように

指摘して判断して

才能の上限を決めつけてきた


それは

クリエイターの命を削る作業にて

生み出すものを

否定されたように思う


疲れていても

好きなことはやり遂げたい


なのに

疲れすぎ

働きすぎ

寝なさい


なんて

言われたくない


ミウも尾崎豊に似てる

心は

生み出す物で溢れてるのに

それを形取る時間がない

自分が眠たがりじゃなきゃ

もっとのめり込めるのに


だけど今はそれが

別の夢も入り込んでいて

そんな簡単にできない


手にしたい恋や彼のことも

触れ合う愛や旅や癒しのワクワクもある


時間が限られてしまうなら


彼と家に暮らしてしまえば

好きな人の顔も見れるし

心配も減るし

出かけるのは一緒にいける

愛は共に育みながら

愛の暮らしを楽しみたい

それぞれが

この人がこれから先の

人生伴侶だと意識して


そうすれば

やりたい仕事にもっとのめり込める

時間が取れる


そう思って

支えて愛を注いでくれる

繁美さんに

結婚しよう!


と決意したんじゃないかな


尾崎豊は

クリエイターなんだ

ゼロから1を作る人間は

時間が欲しいと思う


繁美さんは

時間を縮めてくれる人

そう思ってたのに


クリエイターとして手掛けていきたい世界や

それに投資するお金や付き合い

独立するには

業界で口利きしてくれるのはカネだけが

頼りの事も多い


貧乏人には見向きもしない

投資家を説得するには

どれだけ自分が儲けてるのかを見せる

銀行融資もそうだろ


そのあたりを

繁美さんが

自ら学ばなかったし

そんな世界で働いていなかったのかもしれない

まだ大学四年生くらいの頃に

銀行家と渡り合うのはムリだろうけど


尾崎豊もまた

それを学ぶ事を

人任せにしたんだろう


尾崎豊が女優と出かけたのは

そういう

恋する力を取り戻したかった


キレイな有名人と歩くことで

ハクをつけたかった


それもあるんだろう

26歳で

シンガーソングライターであり

作家

そして経営者

営業も本人がやるとなると


どんな天才も壊れるよ


そして最悪な事は


作った作品に


これは私の事だね!

と言うこと


架空のストーリーは

誰かくらいはイメージするけど


ノンフィクションじゃないから

それなりに別人を描いてる


それを


悪人に対して

私の事よね!

なんで!


なんて言われたら


芸術もわからない

トウヘンボクに

いちいち答えるのも無駄


というか

そんな事も理解できない芸術センスなら

もう

足枷になるだけ

消えてくれ


家族をくわせる為に

こんな仕事してるんじゃない


身を削り生み出す

芸術や文学の

瀬戸際の感覚なんて

わかる人にしかわからない


それを

芸術とも認められないのが

同居して

この先もいるなら


離婚してしまいたい


自分の人生は

まだまだ

伸びていくべき時なのだから







衝撃でしかなかった小説『普通の愛』

ずっと一緒にいた豊が出て行った日