こんばんは
そう、1からの続きを話しましょう
お墓から
Miuの地元のホテルに宿泊する彼
Q崎
たまたま、3年前に書いていた尾崎豊をモデルにした
恋愛小説『瞬恋』の恋人 霧崎由羅きりさきゆら
尾崎とYゆ をイメージしてたのはわかるけど
QさまをQ崎とよんでたら
きゅうさき
きりさき
似てる!とさっきムラムラしてた
尾崎スマイルでこっちを見たときに
雲たちが正方形のような包囲陣を作ってたのが見えた
これは
ステージに立つべき人の
顔だ、スタイルだと思い
次の日の大事なオープニングからのステージに
立ってもらうと決め、相談したら
すぐOK
してくれた
そしたらさらに
マネージャーの車が
人を引きそうになり避けたら、縁石にタイヤがぶつかりバースト
この前、初めて勝又さんと練馬のあの店で会って
その夜にパンクしたばかり
しかも
尾崎イベントの直前
偶然にしてはできすぎな不幸
さらに、マネージャーは喘息で咳が出るから
いろんなところをキャンセルして養生してた
さらにおいうち
今度はスタッフの20代の女性が
風邪だという
もうギリギリのスタッフ構成になる
こうなったら
Qさまに助けを!
全部
受付も何もかも
目立つところに彼が立てば
尾崎だと思われる
と確信した
Miuは夜11時に帰り着き、
朝4時に起きて、頼まれてた日本道でのzoomイベントで
朝5時から心霊スポットの話
まじでなんでこんな日にだよ!
と
ブッキングした自分に怒った
さらにあさイチで尾崎豊カレーを作り
マネージャーが6時半くらいに来て
この夜に泊まるQ崎に、他スタッフのため
掃除してたら
もうお迎えの時間。
何事もなく練馬まで運転し、3人で降りた
そしてこれが当日の受付の風景
そして
オープニングは演出があり、音を流している間は
静寂
舞台の上に3人が黙って立ち
尾崎豊の肉声と今の声を流す
という
前代未聞のことをやらねばならず
失敗できない
誰も救わないこのMiuの機器だけで行う
新しい演出法
尾崎です
みなさん元気にしてた?
で始まる尾崎の今の肉声を流すと
会場全体に震えが来ている感覚があった
どういうこと?
尾崎の声?
今?
ざわつく空気を引き裂くように
特別なゲストを呼び込んでいく
とんでもないシークレットゲストを
マイク無しのYouTubeで音楽を流しながら
タイミングに合わせて入ってきてもらわねばならない
これはMiuとマネージャーとアツシさんしか
わかってない内容
MCの花川ちゃんとQさまには伝えたけど
ここまで作りあげるのに
何度もシナリオを書いたし
収録をした
この一連の作業
アツシさんが入ってくる瞬間は
驚いた
観客の間を歩く彼は
花道かのように、ライトもないのに
輝いて見えた
静寂をかき分けて
うねるように
アツシさんがステージに上がった
スターたるべき華か
Miuもいつかそこまで行ってみたい
そのときの
QさまとMiu
ガラスの仮面の月影先生まさしく
この時は、成功するかどうか
自分を賭けて
時を刻んでいた時
多分失敗しても
何らかのフォローができると
考えていたとき
そしてQさまの
なんとなく
やんで!
という決した雰囲気
この写真がお気に入りだそうです
設営で10時にお店に入ったとき
初めて会ったカズさんが
尾崎そっくりじゃん
から
尾崎じゃん
になり
だって尾崎だもんとか言い出した時
仲良い感じで写真撮りたい!
がこれ
たった数分でこんなマブダチみたいな写真になった
このQさま
底知れないコミュ力と
笑顔がそっくりなのと
笑顔の爆破力がすさまじいことに
シャッターを切る瞬間に感じた
ライブの後
号泣するカズさん
相当な圧に耐えかねた時もあるし
運営と歌手としての緊張感を保ち続け
途中からハイオンリーで動いたカズさん
Miuは汗だく、涙だくとなったカズさんを
しっかりハグした
熱くなった体は、たくさんの液体を輩出し
倒れる寸前のように
ぐにゃぐにゃだった
今日ほど
みんなが抱き合った日はない
Qさまも
たくさんの人にハグされていた
会場に尾崎がいるよ!
誰かがそういった
尾崎顔がいるよ
の間違いでしょう
だけど
きっと尾崎はここに来て楽しんでた
Qさまの姿を借りて、ね
写真だけじゃわからないけど
少し動きも入れてと
面白いのは
暑さから
Tシャツになったこと
この方が尾崎ぽいよね
そうなれって言ってたのかもね
本人は
というわけで
本当にこのイベントは
勝又さんと交渉した日に
不思議なサックス音が入ったり、霊現象の末に
マネージャーのタイヤパンク
その代わり嵐が去り、晴れた
20日は前日の霊園に行くとき、
それをキャンセルしたマネージャーの車がバースト
3人でMiuの赤牛BMWに乗ってやってきた
不思議にも、スタートの13時までには降らず、終わった17時半には上がってた
昨日霊園に
QさまとMiuを乗せてくれた
ノブさん
心から感謝
いいお兄さん
いつまでも
いい仲間でいてほしいと願う
プロデューサーとして
出来るかぎりの
尾崎デーとして盛り込んだから
Miuが見立てた通り
Qさまは驚異的な存在感になった
みんなが尾崎豊顔グランプリのQちゃん
と、写真を撮るようになってた
勝又さんも
素の尾崎によく目が似てて
動きやしぐさまで
そっくりだと言った
尾崎の声を作り上げるとき
勝又さん、ピアノを弾いてくれるんだよね
というくだりがあったけど
呼び名がわからず
一度
かっちゃん
と入れたけど、なんか違う気がして取り直した
勝又さん
と呼んでました
とステージで答えられた
尾崎のバックはみんな年上。
だから、みんな苗字にさんづけ
だったんだよと
そんな
勘も鋭くなってたMiu
単なる運じゃない
ここに尾崎が
俺に似たヤツいるから
こいつを好きになれよ
って背中を押されたように
彼と出会い
また
その嬉しさを
他のファンと分け合うことができた
お客様は何度もQ崎を撮った
Q崎は、自分が似てるという自信と裏腹に
違うと思われる不安も抱えていた
だけど
それは考えすぎだったことは
ファンたちの「○○の時の尾崎に似てる!」が証明した
帰ってきたら
うちを合宿所にすると決めてたから
近くのおいしい焼き肉屋へ
ここの馬肉ユッケが大好き
肉もおいしいし
また
いこ!
お疲れ様!
さすがに疲れさせたなー
Miuも一日ほとんど立ってるし
マックバイトより立ってたよ
それで4時起き、車も往復40キロ運転よ
さあ、夜になって
みんなでワイワイ始まったよ
だけど
3人が一室
Miuだけ二階の寝室へ
なんとなく
1人で眠りたかったのと
またこの次の日の朝も5時からZOOM
だから起こせない
この日のMiuに恋は見えなかった
共にいることが普通に感じるくらい
旧友のようにいられた
ドキドキすることももちろんある
眠りにつくQ崎の顔をまじまじと見ると
どこまでも尾崎豊そっくりだった
この顔が毎朝見れたら
どんなに幸せだったろう
Q崎と話したら
惚れこんでる人間と結婚をすると
何かが崩壊する
と言ってた
結婚を条件に付き合うわけじゃないけど
大半の男女はその先を考えてしまう
今がよければいいのか
そう自分や相手を責める
だけどMiuはそこはそう思わない
友達だって
いつでも○○フレンドになるじゃん
手を握りあえるだけで心が和むように
そんな存在同士でいるのもいい
と考えてたら
Miuさん
俺の嫁にエントリーしてなかった?
と
この男、、、
愛しすぎる
嫁じゃなく
婿に来てヨ
Miuは苗字を継がなきゃいけないんだよね
それ言い忘れてた
でもまだ早いか
とはいっても
会話をしたあとの清涼感と躍動感
いなくなった時の
胸の痛みはなんなんだろう
はい、あなたが好きですよ
ではあなたも私が好きですか
と聞いて
はいそうです
と答えたら
はい、付き合いますよ
なのかい?
うちでくつろぐQ崎の顔を見ると
また尾崎そっくりな顔で笑う
尾崎スマイルは
もうメロメロにしてくる
かといって
腰砕けになるわけにはいかない
いいお嫁さんになるよ
という言葉をもらい
そうだな
家族が増えるっていうことは
親が増える、妹が増える
そういうのが
結婚だし
そういうのに憧れがあるなあ
Miuは介護も得意だし
家事大好きだし
お金も持ってくるし
仕事もバリバリやるから
いい嫁になれそう
どんな人か
親御さんに聞かれたら
この写真見せてね
きっと悪い評価にはならないと思う
いや、そういう結婚路線に行きたいんじゃなくて
今はドキドキを楽しんでいたい
未来を予測するのはやめだ
やるべきことは
尾崎豊混浴だろ?
と言い聞かして
座敷童の原稿とカドカワの依頼の真面目原稿を書きながらの
ブログ
慣れない恋の物語は
まだ続くよ