米城です!


「売れる商品をつくるにはどうしたらいいのですか?」という質問をよく聞きます。


そんな時にわたしがお答えするのが

「車に乗って、それだけを買いに来てもらうような商品をつくることです」と決まってお答えします。

大抵の方がポカンとした顔になるのですが、実はこれしかないのです。


大阪市内にあるケーキ屋さんの広告戦略をお手伝いしているのですが、

そこのオーナーさんから「流行っている生キャラメルを目玉にしたい!」という申し出がありました。


テレビをみたら流行としては、まだまだ商品としてイケルと思ったとのこと。

商品の準備までしたとのこと。


「あ~ぁ」です!


花畑牧場の生キャラメルが売れるのは、

1)北海道というイメージ

2)北海道限定という「限定」イメージ

2)花畑牧場というネーミングからくるイメージ

3)オーナーのタレント性(?)

です。


大阪の生キャラメルといっても、

1)ブランド性からもグリコに敵わず、

2)価格的に高い

3)こ洒落たケーキ屋さんなら、どこにでもある


そんなことを考えると、「?」ですよね。


一時期、バケツプリンがネット上で売れていた頃、

知人がそれに便乗しようと中国で10000のバケツを仕入れた。

彼の家に行くと、家はもちろん、車庫もバケツにあふれ、

玄関前の鉢植えもバケツ、

お茶さえもバケツで出てくる。

妻子は家を出て、代わりにバケツが家にあふれた。


商品開発は「真似」も必要です。

ただ真似ることは悲劇を生みます。

開発手法は真似ても、商品そのものは真似ない。


マスコミで報道された時点で

商品のサイクルとしては下降機に入ったのだと肝に銘じましょう!