実家に(出)戻ってきて2年が経過しました。

その間に家の大規模な改装をしたり、なんだかんだしたりして…(例えば使っていない納屋その①とその②を壊したり、砂利だったところを舗装したり)

特に春になるととーちゃんは、雪解けと共に顔を出す庭のゴミ!や、新緑と共にすくすくと成長する雑草!が気になって「きれいにしないと!」と思うらしく、その他もろもろをお手入れするついでに納屋その③に放置してある物を業者さんを呼んで全部捨てる!と言い出しました。

「全部捨てる…」

全部捨てるって言って、業者さんに頼んだらおそらく本当に全部捨てられる気が…

納屋その③にはANGYのじーちゃんとばーちゃんの「家の中に置かなかったということは、そんなに重要ではないもの」が放置されていて、捨ててもいい物のような気がするけれど、何か見逃していたお宝☆みたいな物が出てくる可能性がなきにしもあらず。

自宅で「絶対安静中!」のANGYでしたが業者さんが来る日は念のため現場に立ち会いました(邪魔にならないように座ってただけだけど)

結果、「なにこれ?」みたいなものや未開封のものをいくつか発見し、家に迎え入れた物のなかのひとつをご紹介します。


ホ~ロ~のなべ~キラキラどらえもん



お「NEW」って書いてあるけど、結構古そう。
昭和のかほりがプンプン♪



見つけたときにピンと来ました。
おそらくこれは20年前に亡くなった母が、「いつか家を建てるときに」と、結婚前から買い込んでいた食器や調理器具のうちのひとつ。そういったものを今までにもよく発見してました。
だとしたら、40年くらい前の物になるのかな?(違ったとしてもそういうことにしておいてください)

ANGY一家は、母亡き後、新築して間もない家をほったらかしにして、とーちゃんは元々仕事で東京在住で、ANGYと姉は東京いたりアメリカにいたりして、結局10年ぐらい一家揃って富山をあけていました。(もったいない。)

最近になって、実家に(出)戻ってからはというと、家には住んではいるけど滞在時間が少なく、日々の生活でいっぱいで…と、あまり家庭に目を向けることがなかった気がします。

4月から仕事をお休みして、家にいると久しぶりになんだかのんびりした時間を過ごすことができるようになり、今まで目が行き届かなかったところや、気にはなっていたけど!と、いうところなど、少し余裕をもって見ることができるようになってきました。



そんな中、出会ったこの鍋は今までの改装や一斉清掃で発見されず、使用されることもなく捨てられることもなく、いつからあったのか…納屋その③でず~っと眠っていた母の思いが詰まったもののうちのひとつ。

母の実家ではあるけれど、新築の完成を待たずして亡くなった母は、どんな家庭づくりを夢見ていたんだろう…と、最近考える。