今年度で卒業される生徒がいます。
小1から通って、小5で卒業です。
通いはじめの頃は、宿題をきっちりしてくる生徒でした。
お母さまと一緒にお家で練習していました。
小3の頃でしょうか、一度退会を申し出されました。
お家の練習はしんどいけど、レッスンは楽しいとのことでした。
お家での練習って、ほんと大変です。
お母さまも生徒も疲弊されたようでした。
そこで、お家では自主的に練習するだけ(ほぼしない)でいいので、
レッスンを続けてみて、しばらく様子を見ることを提案しました。
その後は、レッスンを前向きに取り組むことができ、音楽の理論や
楽しさや少し頑張ってみることや間違ってもできなくてもどうってことないこと などを身に着けることができたと思います。
そして、小5が終わるこの時期に今年度で退会されることを申し出されました。
今回は、ダンスを頑張りたいということでした。
生徒自身は、ピアノをやめることに心配があったようですが、ダンスという
モチベーションができたことで、納得したようです。
基礎的なことは十分に身に着けたので、今後は好きなことを伸ばしてほしいと 思い、承諾しました。
進む道はそれぞれ違いますが、生徒の人生に関わることができ、
音楽に触れる楽しさを教え、個々に違う生徒の気持ちや成長に添って指導できたことは、とても嬉しいです。
きっと、生徒もお母さまもピアノだけではないことも感じとってくださったと
思います。
ピアノは何のために習うかは、それぞれ違うこと、それはのちのちになって
分かるのでした。