はいどうも~、バーチャルユーチューバーKizuna AIでーす!

 

 

太田上田ファンは「太田と上田」も見てほしい、というブログを書きます。そういえばキズナアイさん、太田上田にゲストとして来たことありましたね。

 

 

言わずと知れた太田上田は名古屋中京テレビで2015年より放送している爆笑問題太田さんとくりぃむしちゅー上田さんの番組であり、その前身の「太田と上田」(2014~2015)はゲスト回・企画回が主で、太田上田で最強動物を語っていたアンタッチャブル柴田さんが登場したり、ライター久田将義氏が伝説の風俗嬢あげまん慶子氏について語ったり、渋谷のコンセプトカフェのような店へ行ったり、仮面女子さんのライブに潜入、登壇したり、そこに来ていたファンのなかぢぃさんのお宅を訪問したり、その部屋になかぢぃさんの推し仮面女子あんなちゃんが隠しゲストで来たり、当時同居していた爆笑問題事務所タイタンの後輩芸人日本エレキテル連合の自宅を二人が急襲したり、太田さんがボケてもエレキテルの二人は爆笑問題を慕ってタイタンに入っているのでそれに対して強いツッコミができず、グダグダになって上田さんに諭されたり、武蔵小山商店街でお母さんや小学生と絡んだり、その中のお母さんのひとりに爆笑問題は田中さんがいてこそ成り立っていると言われて太田さんが反論するなどもあり面白いのですが、イチ押しはNHK連続ドラマ「あまちゃん」の作曲家大友良英さんと、大友さん愛用の音楽スタジオで現代音楽などについて論じ合う回。

 

 

大体どの企画も10分程度で1回、あるいは前後編2回に収められていますが、この回は5回に分けられており、番組放送時の少し前に佐村河内守氏、新垣隆氏の話題があり、その流れで新垣さんが本当にやりたかった音楽を聴いてみたらこれが理解の上を行く前衛音楽で、佐村河内氏を通して発表していた音楽は協和音なので誰でも作ることができる、新垣さんが本当にやりたいのはこっちの誰にもわからないような音楽らしく理解できない、と太田さんが言う。そのアルバムに名を連ねているのがあまちゃんの作曲家大友さんで、あんなキャッチーな、耳に残る、大衆に好かれるようなあまちゃんのような音楽を作れる人がなぜこういう誰にも理解できないようなノイズミュージックを作るのだろうという疑問をもったところから企画された。

 

 

大友さんによる、同じ音を聞いても工事現場で聞くのと大ホールで聞くのでは価値が違うというような話があったり、西洋がやってきた立派なものをやれば立派な文化であるというような態度は鹿鳴館外交の頃から逃れられていないファックな価値観だという話や、亀(上田さんのことではない)を見ると欲情するマニアックな人間も世界に200人はいるといった話、クレージーキャッツやヴェルヴェット・アンダーグラウンドなども出てきて話は縦横に行き来する。太田さんが、「価値がどこにでもあるということを逃げにして現実を受け止めないの嫌なんだよね、俺なんか視聴率取れなくて番組よく終わらせてきたからわかるけど、打ち上げとかで、まだ時代が追い付いてきませんでしたねとか慰められるんですよ。でもそれって結局視聴者に受け入れられなかったからで、そんなものは言い訳でしかない。そういう価値がどこにでもあるようなことを言って逃げるのは違う」みたいなことを言うのも最高だったな。

 

 

太田と上田最終回は豊川稲荷にて二人だけで話す回で、これがめちゃくちゃ面白い。俺たち太田上田で流行語を作ろうという流れになり、前年に流行語大賞を取った後輩日本エレキテル連合のネタをそのまんまパクったり、放送できないド下ネタを言うなどのいつもの暴走する太田さんが見れて、ただただくだらなくて笑っちゃう。以前はYouTubeの公式チャンネルで見ることができたのですが、太田上田放送開始後に非公開になってしまった。

 

 

2015年に太田と上田が終わり半年後くらいに中京テレビで太田上田が始まった際、太田と上田もすごいマニアックなところで放送していたので、テレビのことをよく知らない私は中京テレビというのも名古屋にあるケーブルテレビ、あるいはCS、BSとか、そういう見たい人しか見れないタイプの媒体だろうと結構長い間勘違いしていたような気がする。関東民なので太田上田アプリ(後のChuunアプリ)で見ていました。中京テレビ様様、ありがとうございます。時々、局の可愛らしいマスコットキャラクター・チュウキョ〜くんが太田さんの暴力にピキっちゃうの最高です。

 

 

リアルタイムで見てきたので全編見ることができるHuluに登録することもなかったのですが、急に昔の見たいなと思って2022年に数ヶ月間Huluに登録して昔の、それこそ2015年辺りの過去回を見ていたのですが、登録して一番初めに見たかったのはそう、浜ロンさん初登場回。

 

 

浜ロンさんが初登場された回が2016年3月で、めちゃくちゃ面白くて、ネットで「浜ロン」検索をしアメーバブログを利用されていることを知ったので、めちゃくちゃ面白いですねということをコメントするためにこのアカウントを登録したのです。太田上田で披露された一行日記というネタがそれほどに面白かった。浜ロンさん初登場回を幾度か改めて見返した後に考えてみると、一行日記それ自体も面白いのですが、どういうふうに話を広げたかが決定的に面白かったのだろうなと思う。もちろん太田上田お二人の力添えもあったとは思うけれどやっぱりあれは浜ロンさんの底力なんだろうな。一行日記はその後、2020年に『ダ名言』として刊行されています。太田上田公式YouTubeチャンネルにて、初登場回の一部をご覧になれます。

 

 

【太田上田#29】パンツについて語りました

 

 

当時の私は伊集院光の深夜ラジオ「深夜の馬鹿力」リスナーでもあって、あまり名の知られていない若手(といってもテレビを見ないので世間の知名度がどの程度なのかはよくわかっていませんが)、例えばヒットマン河野、桐畑トールや田代32、オテンキのり(敬称略)など、そこ以外で聞いたことがないような名前を知っていて、なんならサードメン高橋(浜ロンさんの昔のコンビ名と相方)すら記憶にあるのに馬鹿力のポッドキャストをされていたらしい浜ロンさんが太田上田に登場されて名前を聞いても全然ピンとこない。ポッドキャストを聴いてはいなかったものの宣伝していた記憶があるのにどうしてだろうと思っていたが、その当時は浜ロンではなく浜口と呼ばれていたっぽいんですよね。ただ、浜口でもなぜかピンとこない。不思議である。

 

 

Huluで浜ロン回を堪能した私は(間違いなくYouTubeで見ることができる一部よりも全編見た方が面白い回)、他の見返したかった尼神インター回や友近回を改めて楽しみました。やっぱり二人に強く出れる人は面白いっすね。芸人ではないけれど、当番組のナレーター木本景子さんのツイートチェック回などは企画回で一番かと思うくらいに面白かったです。本人を前にして太田さんには伸び代があると言ったり、上田さんにモノを知らないなどと言って暴走しておられましたが、むしろモノは知っているであろう側の上田さんにそう言えるの面白すぎる。

 

 

予定調和はそれはそれで面白いのかもしれないけれど、その予定調和の殻を破ってくるような人がいた方が面白い。太田上田のYouTubeなどではウエストランド井口さんへの悪口コメントが多い印象もあるが、少なくとも私は太田上田に登場される井口さんをつまらないと思ったことはほぼない。M-1おめでとうございます(遅) 太田上田ファミリーの更なるご活躍を楽しみにしています。

 

 

そんなこんなでですね、長らく書いてきましたが、最後に太田と上田のリンクでも貼っておくかと思ったら大変なことが起こった! 太田と上田の過去回、dTVからLeminoに変わって課金しても見れないっぽい! YouTubeにあった第1話も非公開になっている。じぇじぇじぇ! このブログは太田上田ファンでまだ太田と上田を見ていない方は見た方がいいという意図で書き始めたのだけれど、まとめられなくなってしまった。

 

 

ゲスト回よりも企画回よりも二人が話している回がやっぱり一番だと思っていますが、スタッフさんお願いします、いつか光代社長を呼んで下さい。みっちゃん来たら太田さん黙っちゃうか。アハハハ

 

 

お読み下さりありがとうございました。サラッと調べながら書きましたが、文中、事実誤認がありましたらすみません。

 

 

あ、初回だけは見れるっぽい! じぇじぇじぇ!

お笑いバラエティ「太田と上田」第1話