もはやコロナ期間における強制着席現場レギュレーションのさながら後遺症のレベルを超え、自身の体力的な脆さを痛感せざるを得ないこのライブハウスツアーです。かつてのCITY CIRCUITとは打って変わり、昼夜で1日2公演はもとより、土日合わせれば計4公演になるほどです。


そもそも自身の年齢にそぐわないライブ中の多動ムーブが問題な気もしつつ()、毎回汗びっしょりになるくらいで、その上100分程度の公演時間×2、しかも声出し、下手な運動よりも遥かに高強度のアクティビティです。

スマートウォッチでも消費カロリーが2公演合わせて1500kcal強ということでかなりの運動量なわけですが、一応それだけ現場を楽しめているということだろうなとは思います。




かつて、一点の曇りもなかった己のオタクモチベーションも、今となっては現場に行く理由も行かない理由もそのどちらもあり、常にそのせめぎ合いの中にあるようです。

大きく引き見た時には継続の方向に向かってはいるので、その阻害因子と向き合い、対処できるところは対処しながら、今後は一進一退を繰り返してやっていくことになるのかなとは思います。

実際、少しずつ整理がついてるのか、もしくは今の現場での気持ちの積み上がりもあるからか、いくらか前に進んでいるような感覚もあります。


ただその反面、それもどうなんだという思いも同様にあり。




どこまで行ってもその全てがオルタナティブであるということと、何より根本的な喪失感や不全感のような感覚はどうしようもなくあって、現場を楽しんでいても、ふとした時に前にも後ろにも気持ち的に身動き取れなくなることもまたしばしばあります。こんなことしている場合なのかと。


現場ではもちろん、先週や今週のWithLIVEでも、本当にありがたいことにメンバー達に優しくしてもらったりなんかしています。

それらに甘え、さながら悲劇のオタクよろしく、喪失に浸る心地良さに耽り、あるいは被害者意識ともまた違う何かに寄り縋りながら、そうしていつまでも足りないものを満たそうとするこの不毛な行いは、やはり健全ではないなと感じます。


本当の意味で、ちゃんと前に進みたいです。

でもどこに向かえば良いのかわかりません。どこに向かっちゃだめなのかはわかるんですけどね。