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苺ショートケーキのブログ

娘が公立中高一貫校を受験し、惜しくも不合格した日から、気づいたこと、考えたことを綴っています。
公立中敗退から3年後、目指す高校に無事合格を果たすことができ、今は娘は目指す大学の合格に向けて歩き出しました。そんな徒然なる思いを気まぐれに綴っております。

合格発表の感動から一夜明けて、合格したんだな、と一番しみじみと実感した瞬間、それは、寝覚めの瞬間でした。

合格の嬉しさはどんなに書いても書ききれませんので、そこはもう昨日のご報告で一区切りとさせていただくとして、今日は、不合格→リベンジ完了!の視点から。
そこはもう、なんといっても、苺SCブログでございますので(^^;
どうしてもテーマは、「公立中不合格からの道」なわけですから。

忘れていました。
ずっと。
3年前の、不合格となった2/9から、毎朝、毎朝、目覚める度、
「あぁ…。やっぱり(不合格は)現実かぁ…。」
と思っていたこと。
目覚めたら、なんだ!夢かぁ!ってならないかなあ?なっているといいなぁ、、なんて思いながら、目を覚ますと、現実の世界。
「不合格だったんだ…。」
と、胸がぎゅーっと苦しくなる。
合格できた人たちが羨ましくって、不合格だった娘の姿がいじらしくて切なくて、切なくて…。
これを、しばらくの間はずっと繰り返していました。


それを、今朝、全身で思い出しました。

今回は、逆なのですね…。

「あれ…。朝だ…。あたし、目が覚めたんだ…ええ~…まさか、昨日のあれ(合格したという嬉しい記憶)、夢だった、とか、ないよ…ねぇ…?」
と、恐々目を覚ましました。
そして現実だ、と悟る。
夢じゃないんだな、、とあったかーい、じんわりした幸福感に包まれる…。

真逆なんだ、、と。

合格した人は、こうだったんだな、、、って。
その真逆の感覚を知って、なんとも言えない気持ちで胸がいっぱいになりました。

ほんとうに、リベンジできたね、って。

受かったんだね、ほんとに、って。

いまは何度も何度も噛みしめてしまいます。

3年前は、そのたまらなく切ない感覚を、体に刻み付けながら、
「前を向かなきゃ! 」
と、自分を奮い立たせていました。
それを、その感覚を、感じないようにさせてくれたのは、娘の本当に学校生活を楽しむ、そして頑張り、結果をきちんと出していく姿でした。
そして、自分自身の気持ちと辛いけど向き合い、目の前の娘そのものをしっかりと見るようにできるだけ、努めていました。
頑張ったのは、それだけ。
特別に努力しなくても、あんな切ない、毎日毎日感じていた気持ち、ほんとうに、もう思い出すこともないぐらい、忘れていくのですよね。
不思議です。

人間の心は、過去のネガティブなものを自然に忘れていき、嬉しいこと、楽しいことをどんどん取り入れて元気になってゆくように、ほんとうによくできているなと思います。

それを、あらためて実感した、合格発表翌日の朝でした。

ひとつ、思うのは、いま、娘の友達で、不合格を経験している子達がいます(やはり、残念ながら、いるのです…。)が、その子たちは、その子たちのママは、3年前の私と同じ切なくて苦しい目覚めを経験しているなだな…ということ。
合否を、勝者と敗者のように分ける、過酷な受験は、この真逆のどちらかの感覚を必ず与えてくる…。
ほんとうに、残酷です。

だから、今回は、嬉しくて幸せに包まれる目覚めの朝を味わっている私ですが、それだけに酔いしれすぎないようにしないとな、と。
同時にいろいろなものにほんとうに、心の底から感謝して、やはり前を向いて歩いていかなきゃいけない、それは、同じ
なのだな、と。

そして、等身大の娘を、これからも見守っていかなきゃな、と思います。