テレビアニメ「氷菓」の原作でも知られる米澤穂信の直木三十五賞受賞作を本木雅弘主演で映画化された『黒牢城』

1578年に起きた摂津・有岡城(伊丹城)の城主・荒木村重(本木雅弘)が織田信長に対して謀反を起こして有岡城で籠城戦を繰り広げた史実にもある「有岡城の戦い」の最中に、籠城している有岡城内で人質の謎の死、手柄首のすげ替え、密書の使者の惨殺と名壺の盗難と次々に起こる事件を、秀吉から説得のために送り込まれ、逆に協力を求めたが拒まれたため地下牢に監禁していた旧知の使者・黒田官兵衛(菅田将暉)にそれらの事件のあらましを伝えて解決の糸口を得ながら、謎を解き明かし士気を維持していく、安楽椅子探偵系のミステリー時代劇です。

前半は村重のどこかはっきりしない中途半端な采配に不安もあり、困ったら監禁している官兵衛に考えを聞いてその通りにことを運ぶ、ある意味傀儡のような殿様な感じで退屈な展開でしたが、物語が進行するにつれて、彼の目的が見えてきて、黒田官兵衛への相談も単に答えを聞くのではなく、官兵衛の語る推測をヒントに、その答えに気付いていくような展開になっていき、遂に真相にたどり着く、まさにミステリー時代劇でした。

★★★★80点

原作では黒田官兵衛のその後も描かれているみたいですが、映画のおわり方はちょっとあのあとどうなったのかモヤモヤしてしまう終わり方だったのでもう少しフォローあってもとは思いました

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DCコミックスヒーロー・スーパーマンのいとこで同じく超人パワーを持つクリプトン星人のヒロインの新作映画『スーパーガール』

昨年夏に公開されたDCユニバースの新シリーズ「スーパーマン」に続く2作目で、今作にもスーパーマンはチョイ役で出演していました。

今回のヴィラン・クレムによって愛犬クリプトに毒が射たれ、宇宙船も奪われたスーパーガール・カーラが、愛犬を助けるために、3日以内にクレムの持つ解毒剤を手に入れるべく、同じくクレムに父母兄を殺害された少女ルーシーと共にクレムら悪党軍団を追って宇宙をまたにかけるSFアクションアドベンチャーです。

クリプトン人が超人的なパワーを発揮できる黄色い太陽の星だけでなく、能力が抑えられる赤い太陽の星、完全に弱体化させられ命にも影響する緑の太陽の星等々いろんな惑星が登場し、3日で解決できる距離感とは思えない(笑)中で、ちょいちょいピンチに陥りながらも、極悪な賞金稼ぎのロボも巻き込んで共闘してクレムを追い込んでいくのですが、戦闘はその頑丈さを盾に防御を捨てた超人パワーの肉弾戦と、目からビームの大雑把な戦い方で、ストーリーも捻りのないありがちな展開でしたし、新シリーズとはいえ正直目新しさはあまり感じられなかったのが残念なところ。。。

★★★☆75点

今回のスーパーガールはDCユニバースの再編で「フラッシュ」に登場したスーパーガールとはキャストも一新されていて、完全に新作って感じです。

新スーパーガールはサバサバした感じとかはいいんですが、かなりがさつなところがちょっと残念すぎ。。。せめて清潔感はほしいところです。。。(笑)

来年はまたスーパーマンの新作が公開されるみたいですが、この流れでスーパーガールも出るんですかね?

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ゴーストフェイスの仮面と黒装束の殺人鬼が次々に若者たちを襲う人気ホラーシリーズ最新作『スクリーム7』。

処女は生き残る、薬や性行為は真っ先にターゲット、助けを呼んだら死ぬ、「すぐ戻る」と言ったら戻れないといったホラー映画のお約束(ルール)を踏襲し、シリーズものでは珍しく殺人鬼自体は毎回犯人が変わるので、観ている側も殺されると分かっていながらお約束に飛び込んでいく登場人物達の行く末と意外な犯人を予想していくサスペンス要素のある人気のメタ・ホラーシリーズです。

気づけばもう7作品目なんですね。

1作目から30年経った今作まで生き残り続けている主人公シドニー、そしてキャスターのゲイルは今回の7作目でもまだまだパワフルです。

今回の犯人は、1作目でテレビに頭を潰されて死んだはずのスチュアートが実は生きていて、(なぜか今になって)シドニーだけでなく娘のテイタムを狙うと序盤から明らかになり、テイタムの友人たちが次々にゴーストフェイスに襲われて惨殺されていく流れですが、このスチュアートも本人なのか、生成AIなのかとスクリームシリーズらしい風刺を利かせたサスペンス展開で、全員が怪しい状況から一人一人殺されて犯人が見えてくる感じとか、シリーズらしさ満載で面白かったです。

★★★★85点

 

こいつ怪しいなぁと思ったくらいにあっさり殺されていく上に、複数のゴーストフェイスが同時に登場するとか本当に混乱させられ、私は最後のネタバレまで誰が真犯人なんだか全然分からなかったです。。。マスクを外しても最初誰だが分からなかったですし(笑)真犯人のインパクトは正直薄かったです。。。

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リバー、流れないでよ」で最高のタイムリープコメディを観せてくれたヨーロッパ企画×トリウッドの新作映画『君は映画』

主演は元乃木坂46の伊藤万理華と井之脇海(元子役)

実在する下北沢のビル”シェルボ下北沢“にあるミニシアター“トリウッド"を舞台に、劇作家のマドカ(伊藤万理華)と、三軒茶屋のバンドマン・カズマ(井之脇海)がお互いが似たようなシチュエーションで知人に進められた映画を観に行くとスクリーン越しにお互いが映し出され、マドカからはカズマの世界が、カズマからはマドカの世界が映画になっていて、お互いがそれぞれ急展開のとんでもないトラブルに巻き込まれていく中で、お互いにそれぞれの映画のチラシやパンフレットのあらすじを情報交換し、それらをヒントにピンチを回避していき、2人だけでなく、登場人物達が次々にこのおかしな現象に巻き込まれていくヨーロッパ企画作品らしい展開のSFコメディでした。

凄いローカルな範囲で展開しているのに結構話は結構壮大です(笑)

★★★★80点

シチュエーションは面白いのですが、3作目にもなるとまたオチはこのパターンかって感じではありますね。

下北沢と言うとアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」が有名ですが、引っ越す前にこのミニシアターも合わせて聖地巡礼しておけばよかったなぁと少し思いました。

 

 

映画『君は映画』公式サイト

バービー人形などでも有名なアメリカを代表する玩具メーカー「マテル社」のアクションフィギュアシリーズでテレビアニメ化もされているヒーローものを実写映画化した『マスターズ・オブ・ユニバース』

公開は6月5日でしたが高評価なようで気になってはいて、ようやく鑑賞できました

 

日本でもタカラから「魔界伝説ヒーマンの闘い」の名前でムキムキマッチョの超合金なども発売されていたようですが私は記憶にありません。。。

 

惑星エターニアの王子の主人公アダムは、幼い頃、邪悪なヴィラン・スケルター率いる魔族に攻め入られ、エターニアを乗っ取られてしまうも、両親と賢者によって伝説の剣“パワーソード”と共に誰にも知られない場所(地球)へ送り込まれるのですが、その道中でエターニアに帰るために必要な大事な剣を無くして15年。地球に溶け込みながら剣を探し、ようやく見つけた剣を強奪して逮捕され、連行中に突然現れたモンスターに襲われる主人公がかつてエターニアで友人だった幼なじみのティーラと再会。彼女の宇宙船でエターニアに戻り宿敵スケルターと再対峙するというお話で、内容はちょっとコメディタッチですがそこまで笑えるようなものでもなく、上記のように展開も突然で、特に目新しい演出があるわけでもなく、正直途中で睡魔に襲われました。。。

★★★65点

SFアクションですが、マーベルやDCヒーローものと比べてもちょっと内容が薄い上にどこかで見たような感じで、個人的にはちょっと残念な作品でした。。。

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