飛行機事故から生還し辿り着いた無人島でパワハラ上司と二人きりでの最悪のサバイバル生活を送ることになった部下の女性の下剋上逆転劇を描いたホラー・スリラー『HELP/復讐島』

数次に長け、先代社長からの信頼も厚く、次期副社長を約束されていた優秀なアウトドア趣味の女性管理職リンダが、2代目社長によってその出世の道を断たれ、最後のチャンスで商談に同行した際に乗った飛行機が事故で墜落し、生還したのは自身とクソ2代目社長のみ。

サバイバルの心得のあるリンダは負傷して生活スキルもない2代目社長と立場が逆転し、その優越感を少しでも長く維持しておきたいがために、とんでもない行動に出てしまうという、タイトルや予告からは到底想定していなかったスリラー展開には賛否あると思いますが、個人的にはこの展開は後味悪すぎますね。。。

★★★★80点

前半の2代目社長の横柄で子供みたいなイジメや陰口を言うクソ上司っぷりは本当に胸糞悪く、そりゃ復讐されてもと思いましたが、主人公のリンダも最初の頃からどこか周りの空気を読めない、利己的な感じも否めず、あの展開はなるべくしてなった感じではあります。。。

上司たちからの酷い扱いには同情もするところはありますが、越えてはいけない一線を越えてる段階でやっぱりヤバいヤツだったってなっちゃいますよね。。。

あの後日譚も果たして現実なのか妄想なのか。。。

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長月天音の個人の声を聞く能力を持つ葬儀社で働く主人公が遺族、訳ありな故人と遺族の最期の別れのあり方を模索するドラマを描いた小説シリーズを浜辺美波、目黒蓮主演で実写映画化された『ほどなく、お別れです』

 

死者と会話できる能力を持つ主人公・美空(浜辺美波)がその能力を買われて葬儀社にスカウトされ、先輩葬儀プランナー・漆原(目黒蓮)と共に遺族に寄り添い、故人の声を聞き、その心残りを解消して最善の別れの儀式を執り行う中で、自身も直面する別れと遺族の後悔を乗り越え成長していく感動のヒューマンドラマです。

目黒蓮演じる漆原の、仕事に厳しく、顧客の意向に誠実に応え、故人、遺族への極上の敬意を払う神対応は、ちょっと行きすぎなところもありますが、劇中の社長の言う正に“美しい葬儀”だなぁと本当に思います

★★★★85点

とはいえ、さすがにご遺体の長距離移動や屋外(路上?)での儀式は賛否ありそうだし、後々の対応も大変そう。。。

この歳になると葬儀などの弔事に参列する機会が多くなり、自身も喪主を務めたこともありますが、劇中でもあった通り、葬儀は、結婚式と違って圧倒的に準備期間もなく、何より大切な人を亡くして気持ちの整理もつかないのに執り行わなければならない上に、段取りも分からず不安しかない中で、葬儀社の方は深夜、早朝でも意向に沿って対応していただけて、本当にありがたかったです。

一度きりの別れだからこそ、劇中の主人公達のような思いで遺族に向き合ってもらえる葬儀社を選びたいものですね。。。

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YouTubeで1話3分半で全12話放送されたショートアニメを新シーンを加えて再編集し公開された『銀河特急ミルキー☆サブウェイ各駅停車劇場行き』

総再生回数1.5 億回の大人気ショート動画12話ということで、普通にYouTubeでも見れるんですが、全く観たことなかった(知らなかった)ので、新シーンも加えられて全話を一気に観られるしと、観に行ってきました

YouTubeで“無料”で観れるのに結構席も埋まっていて正直驚きました。みんな面白い作品よく知ってますね。。。情弱な自分が恥ずかしい・・・

新シーンもあるとはいえ、3分半のショートアニメなので12話あっても上映時間は46分。そんな短い作品だからか、特別料金1500円で観れるのですが、無料鑑賞はできませんでした。

登場人物もサイボーグや強化人間で性格や容姿も個性豊かな若者のかったるそうなのにテンポも良いしゃべりが冴えまくっていて、つぎはぎ感も全くなく、SF あり、ミステリーっぽいところもちょっとあり(笑)、友情ありに、伏線回収も秀逸な1本。劇場でなくとも、YouTubeで一気見できるレベルなので是非鑑賞してみてほしいところです

これをほとんど一人で作り上げたって凄いです。

★★★★☆90点

億超えはさすがの再生回数ですね。。。

面白かったです

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「逆襲のシャア」の後の時代、ブライト・ノアとミライ・ヤシマの息子ハサウェイ・ノアを主人公に、彼が反地球連邦組織マフティのリーダーとして地球を独占しようとする腐敗した連邦政府の特権階級者達を粛清するテロ活動を描いた長編作品シリーズ三部作の2作目『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』

前作から約5年も経ってるので結構忘れちゃってましたが、一応冒頭に前作のダイジェストが流れていました。

ストーリーはラストがエアーズロックだったので最終3作目の舞台オーストラリアのアデレードに向かう直前までと思われますが、戦闘シーンはそこまで多くはなく、サブタイトルの指す、マフティのハサウェイと対峙する連邦軍のケネスとの間で揺れ動きながら戦局をも左右する存在でもある謎の美女ギギ・アンダルシアをめぐって双方が振り回されている印象で、ようやく退役前の父ブライト・ノアも登場し、最終話への布石が揃った感じです

★★★☆75点

背景や水の質感、戦闘シーンのリアルさはさすがの映像技術。ただ、内容については、マフティ、連邦軍の双方の作戦の読み合いに、報復合戦のような戦争の残酷さと虚しさ、最終局面でどちらが正しいのかを考えさせられるような小難しい話で展開し、後はハサウェイとケリア、ケネスとギギらの色恋沙汰を含むドラマパートが主になっていて、モビルスーツのバトルシーンは終盤のところだけなので人によってはついていけなかったり、物足りなさを感じるかもしれません。。。。今作は次回への伏線的な部分が強くて、今の時点ではまだ?なことも多いですね。。。

ガンダムっぽくなかったΞガンダムが最後に受けた攻撃でガンダムらしくなるところもなかなか意味深。。。

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祈りを捧げる人の願いを叶えると言われる大きなクスノキの番人を任された青年と祈祷に訪れる人々を描いた東野圭吾のファンタジーヒューマンドラマ小説をアニメ映画化した『クスノキの番人』

 

理不尽に解雇され行き場をなくして犯罪に手を染めた主人公が、伯母を名乗る女性によって保釈され、その代わりに月郷神社の奥にある願いを叶えると言われるクスノキの番人の仕事を引き受けることになり、祈祷に訪れる人々との繋がりの中で、これまで自身の不幸な境遇を逃げ道に、流されるまま何の希望も抱いてこなかった自身の愚かさに気づき成長していくお話です

正直、それぞれの関係や背景があまり説明もなく、イベントの時系列も分かりづらくて、話のテンポはあまり良くないですが、ストーリーは東野圭吾作品だけに、いいお話でした★★★★80点

 

番人なのに結構持ち場を離れていることが多くてちょっと大丈夫なのかと思ってしまうシーンも多かったような(笑)

昼間は解放しているのに夜間の祈祷だけは個別に予約制でそこで何が行われているのか、願いを叶えるとはどういうことなのか、謎の多い神社の奥にある大きなクスノキの秘密はなかなか明らかにされないまま、家族には隠れて繰り返し訪れる男性と、その父親の行動に不信感を抱いて後をつけてきた女子大生の娘、創業社長が病に倒れ、本人は全く乗り気ではないのに、後継者として祈祷させられる二代目の息子、そして親の愛情を受けないまま育った主人公自身と、彼のそれまでの生きざまに苦言を呈しながらも番人として彼を教育する伯母であり大企業ヤナッツ・コーポレーション顧問の千舟と、各々の抱える悩みや苦悩が、クスノキの秘密と共に解き明かされ、クライマックスは思わず泣けてしまいました。

続編の「クスノキの女神」もあるんですね

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来場者特典は書下ろし小説