テレビアニメ「氷菓」の原作でも知られる米澤穂信の直木三十五賞受賞作を本木雅弘主演で映画化された『黒牢城』
1578年に起きた摂津・有岡城(伊丹城)の城主・荒木村重(本木雅弘)が織田信長に対して謀反を起こして有岡城で籠城戦を繰り広げた史実にもある「有岡城の戦い」の最中に、籠城している有岡城内で人質の謎の死、手柄首のすげ替え、密書の使者の惨殺と名壺の盗難と次々に起こる事件を、秀吉から説得のために送り込まれ、逆に協力を求めたが拒まれたため地下牢に監禁していた旧知の使者・黒田官兵衛(菅田将暉)にそれらの事件のあらましを伝えて解決の糸口を得ながら、謎を解き明かし士気を維持していく、安楽椅子探偵系のミステリー時代劇です。
前半は村重のどこかはっきりしない中途半端な采配に不安もあり、困ったら監禁している官兵衛に考えを聞いてその通りにことを運ぶ、ある意味傀儡のような殿様な感じで退屈な展開でしたが、物語が進行するにつれて、彼の目的が見えてきて、黒田官兵衛への相談も単に答えを聞くのではなく、官兵衛の語る推測をヒントに、その答えに気付いていくような展開になっていき、遂に真相にたどり着く、まさにミステリー時代劇でした。
★★★★80点
原作では黒田官兵衛のその後も描かれているみたいですが、映画のおわり方はちょっとあのあとどうなったのかモヤモヤしてしまう終わり方だったのでもう少しフォローあってもとは思いました















