今の職場に就職したばかりの新人の頃、
とても厳しい先輩がいた

右も左も分からない中
ただただ怖いと思っていた3ヶ月

でも、いつしか
怖いと思うだけでなく
この人はこういう話し方だし
愛があるから指導してくれる
とても優しい人だと気づいた

仕事はかっこいいし
尊敬できることがたくさんある


そんな先輩が産休に入り、
1年ぶりに仕事に戻ってきた

一緒にまた働けることが
楽しみで仕方がなかった


「お久しぶりです!」


「久しぶり」


クールでかっこいい
でもどこか嬉しそうで照れくさそうな笑顔が見れた


嬉しい
本当に素敵な人なのだ
今思えばあのときの厳しさが
有難い、感謝でいっぱいなのだ



一方で新人のとき
私はその先輩をマイペースすぎて振り回していた

その時先輩の同期が

「今日あの子大丈夫?」

そう声をかけている

「ワールド強すぎてついてけない」


私のことだ
迷惑をかけてる

でもそんな表現面白くて
すごく記憶に残ってる


『ワールド強すぎ』



産休あけて戻ってきた先輩。
お昼休憩がかぶったので一緒に食べる



新人の頃と比べて変わったのか気になる
ワールド強すぎと言われたあの時の話をしてみる


「そんなこと言った?ごめん。
良い意味で変わってないよ」



良い意味で変わってない


ワールドは強いままか…

面白い




また数日あいたとき
他の上の先輩から言われた


「あのとき、良い意味で変わってないって答えたけど
頼りになる人になっていた
って言ってたよ」


嬉しい
照れくさい
伝え方が遠回りだけどそれがまたかっこいい
泣きそうになった

新人の頃は怒られて泣いていた

それが褒められて泣きそうになる時が来るのかと。



まだまだ突き進みたい
ワールド強めで。