夫は、べべ(赤ちゃん)に
「Tu sens bon, mon petit canard
(良い匂い!僕の小さいアヒルちゃん)」
だとか
「Mon petit lapin(僕の小さいウサギちゃん)
と話しかけている。
これって、つくづく思うけれど
中々日本にはない表現の仕方だと思う。
フランス語って、こういった表現が果てしなく出てくるし、自由に作ることができるから便利だと思う。
さて、私(日本人)と夫(フランス人)で、子供が出来た時に決めたことがある。
私はべべに日本語で話しかけ
夫はフランス語で話しかける。
こうすると、普段べべと二人っきりの時は気づかなかったことで、夫と3人でいる時に気づいたことがあった。
それは
べべをどう呼ぶか。
私は名前で「○○ちゃん」
夫はその時の気分で色んな愛称を使って。
小さいアヒルちゃん、小さいウサギちゃん、デーモン(夜泣きがすごい時)、小さいモンスター(これも夜泣きがすごい時)、天使(おとなしく寝ている時)、それから可愛い僕の娘…などなど、出てくる愛称は無限だ。
こういう時、別に日本では名前で呼ぶのが当たり前だし、今まで気にも留めなかったが、夫があまりにも色んな呼び方でべべに声を掛けるので、何だか「○○ちゃん」としか声を掛けていない私は、レパートリーが少ない人?みたいな気分になる。
とはいえ、これも
「日本スタイル」
と思えばいいのかな?
と、未だ名前だけで通している私なのだった。