今回のフランス滞在中に、Meme(おばあちゃん)が教えてくれた“たんぽぽサラダ”。
(えっ、たんぽぽって食べれんの??!)
ってビックリしたけど、実は日本でも薬草としてしられているとか。(父も言っていた)
おばあちゃんの家に遊びに行った時、収穫したたんぽぽをおばあちゃんが見せてくれたのだ。
「えーっと…確かこの辺に…」
おばあちゃんが沢山ある本の中から何やら探していたのは…
植物の効能などが載った小さな冊子だった。
ABC順に載ったハーブ達。何に良いとか全部フランス語で書いてあって、なんだか興味深々♪
――Pissanlit(たんぽぽ)
どうもデトックス効果があるらしい。
へーっ!!!
なんだか普段は春になるまですっかりその存在すら忘れ、春になって黄色い花をつけると、
「おっ咲いてる咲いてる!」
と思うものの、摘んで家に持ち帰ったことなど(大人になってからは)ないこのオハナ。
もともと好きだけど、たんぽぽへの見る目が変わった♪
なんだ、すごかったんだ~!(これからはよろしくねっ!)なんて?
なんか、今までは空気のような存在だった男の子が、なんだか急に素敵に見えちゃったパターンのようだ。(そこまで言う?)
そうと決まったら、絶対絶対、食べてみたい!!!
それでママンとパパに言ってみた。
「あー、アタシも子供の頃、おばあちゃん(イタリア人)が作ってくれて食べた覚えがあるけど…ベーコンとか卵とか入れて作ると美味しいのよ。今度作ってみようか!」
「マルシェに売ってるよ」と、パパ。
えー、そうなんだー、マルシェに売ってるんだー?
それってそれって、ぼろもうけ??(その辺に沢山あるやん!)
「でも、その辺にいっぱいあるよ?」
「ノーンノンノン!犬のピピ(おしっこ)がかかってて汚いから、ちゃんと選別されたたんぽぽをマルシェで買った方がいいよ」
(マルシェのやつが、その辺で拾ったやつだったらどうするんだろう…)
という、小さな疑問を残し、数日後――。
ママンがたんぽぽをマルシェで買ってくれて、サラダを作ることに♪
よく洗って、卵と角切りベーコン(Lard)、エシャロットなどを入れて、シンプルなドレッシングで味付け。
お皿の上にたんぽぽの長くて、ぎざぎざした葉っぱが横たわり…
それをフォークとナイフで食べる感覚は、なんとも不思議なものだった。
ちょっと苦かったけど、ソース(ドレッシング)が一緒だからそんなに気になんないし、何より健康になった気分♪
↑なぜかフォークとナイフが逆なんですけどーって思ったけど、左利きの夫に撮ってもらったからかな?
(セッティングはいつも皆と同じにしてたけど、実は左利きは逆だったのかな?!)→今更疑問に思ってる
これまたフォークとナイフでクリクリっとたたむのが難しかったー。
ポキ。
なんてね。
たんぽぽサラダを食べたのは、この一回きり。
日本でも食べれるぅ♪
なんて思ったけど、原発のこともあるし、やっぱり不安。
日本では無理かな…
ふかふかの芝生に寝転んだり、たんぽぽサラダを作ったり、そういうのが
できなくなっちゃうのかな。
そう思うとなんだか切ない気持ちになってしまう、そんな朝でした。