8月28日(土)
昨夜、遅くにCampagneへやって来た夫の両親。
大きなエコバッグには、家から持ってきた沢山のヨーグルトや野菜、果物が入っていた。
週末を田舎で過ごすのには充分な食料。
いつも来る前に大型スーパー・Auchanで買い込んでくるらしい。
とは言え、焼きたてのパンや新鮮なmerguez(スパイシーなソーセージ)は、別。
そんな訳で、今朝は近くのマルシェへみんなで買い物をしに行った。
小さなマルシェをぐるりと回った後、Boulangerie(パン屋さん)へ行き、列に並び焼きたてのバゲットを2本。
そのまま隣のcharcuterie(お肉屋さん)でmerguezとsaucisson(サラミ)を購入。お肉屋さんって寒い~
!!
ただでさえ寒い朝なのに、更に寒いお肉屋さん。オーダーはママ任せ、外で待つことにした。
「Tiens, Mimi(ハイ、Mimi)」
ちょっと冷えた体に、手に持った焼きたてのバゲットがあったかくて気持ちいい。
そのまま今度はCarrefour(カルフール ※スーパー)へ。
予め書いておいた“買わなきゃいけないもの”をワゴンにどんどん入れていった。
ここの所、毎日のようにスーパーに来ている私たち…。
一昨日Charbon(バーベキューに使う木炭)を買いに行ったら売り切れていて(木炭って売り切れるんだ!!?)
昨日もそれを買いに出かけたからだ。
フランス人生、初のCharbon登場だが、英語のCarbon(カーボン)と仲間なんだ!と今更気づいた私。
フランスではとてもポピュラーなCharbon。
それもそのはず、バーベキュー大国(?)だったのだから!!
例えるならば、
「今日は疲れちゃったから、カレーにしちゃおうっと♪」
という、日本のお母さん方に似た感覚で、
「週末は何にもしたくないの。だからバーべキューにするわ!」
となるのである。
木炭がよく燃えるように、石油的な油がバーベキュー用にボトルで売られ…
それも買い物かごへ入れ、準備万端!
レジに並んでいる時に、パパが、ふとレジ横に陳列されていた
“オレンジページ的・フランスの家庭料理雑誌”を手に取り、パラパラと見始めた。
なかなか良いと思ったのか、ぽんっと買い物かごに放り投げた。
「これ、Mimiに買ってあげる!」
「えーーっ!ありがとう!!」
家に帰り、テラスでのんびりしていると、夫と夫のパパがポワール(洋梨)の木を大きく揺らし始めた。
このPoirier(洋梨の木)、いつの間にか大きな実を沢山つけていたのだ。
ボトボトボトッ!!!
ゴロゴロと落ちた洋梨たちを拾い集め…終いにはこの男達、木の高い所に生っている実にまで手を伸ばそうと、大きな脚立まで持ってきた。
沢山採れた洋梨を自慢げに持ってきたパパと夫。
「これで、洋梨のコンポートを作って、チョコレートソースでも添えたらいいよね!!」
「えぇぇぇ~っ! ホントーー?!
」
「あぁ、簡単だよ!」
パラパラパラ…
「ほらね」
先ほどパパが買ってくれた“(フランスのオレンジページ風)料理雑誌”の、デザートコーナーを開いた。
そこには、ぷっくり、コロコロした洋梨を丸ごとシロップ煮をし、チョコレートソースでとろりと飾りつけた写真があった。
「美味しそう~!!!」
…その後、ヒートアップした男二人は、庭に生っていた桑の実(Mures)を摘みだした。
「私も!!」
今度はバケツを持って、私も参戦。
ちょっとつまみ食いしながら。
「これ、砂糖に絡めて食べると美味しいんだよ!」
パパが少年のように、ニヤリと笑って言った。
「よし、午後はMuresを摘みに出かけよう!!」
「オォォーーーッ!!!!
」
そんな事をしている間に、お昼に。
玉葱・トマトをスライスして、バーベキューにして焼いた。
今日のランチは、ハンバーガー!!!
カルフールで買ってきた、それ用のパンに挟んで
自家製ハンバーガーの出来上がり!!!
夫はケチャップだの、マスタードだの色々つけていたけれど、私はシンプルに塩コショウ。
ちょっと炭火の香りがして、なんかテンション上がってきた![]()
午後はMures摘みだ!!


