8月20日(金)

今日は、パパと夫と3人で田舎にあるPepeとMeme(おじいちゃん・おばあちゃん)の家でランチ。

2年ぶりに訪ねたのに、いつもと変わらない庭と家。おじいちゃんとおばあちゃんも元気そう。

メニューは…サラダに鶏肉をオーブンで焼いたものと(名前を聞き忘れた)、グラタン・ドフィノワ、デザートはプラムの自家製タルトラブラブおばあちゃんは、料理もお裁縫も何でもできちゃうんだって。私もそういう女性を目指したいアップ


お庭には、ポミエ(りんごの木)やノワゼット、スリジエ(さくらんぼの木)など、たくさんのフルーツの木があって、野菜も自家製。

まさにBIOだねっ!あまりにもお庭が綺麗だから、パパと、私、それぞれNikon一眼レフ愛好家としては、写真を撮らずにはいられず…二人もはや夢中。(←でも、パパは虫ばっかり撮ってたけど)

おじいちゃんとおばあちゃんはいつも喧嘩してるんだけど、それがコントみたいに楽しかったりする。

本人たちも楽しんでるみたい(にしか見えない)。


「日本での生活がうまくいかないようなら、フランスにいつでも帰ってきなさい。」


おじいちゃんはすごく心配していて、おばあちゃんは、きっと思いは一緒だけど、敢えて

「大丈夫よ。私は心配してないわ」

と言っていた。


本当はお嫁に行くって、逆パターンが普通なんだろうけど、私の場合、相手が日本に来てくれるから、

ちょっと彼の家族に申し訳ない気分になり、それと同時に、彼が日本で幸せに暮らせるように、気持ちが引き締まったりして、なんか、夫的気分…。きっと、男の人って、こういう気持ちになるんだろうな。

とはいえ、じゃあ自分がフランスに来るかって言うと…

一年の滞在を経て、それなりに仕事もしてきたけれど、ここで2年が経ち、すっかりニッポン化してしまった私には、家族を離れる勇気もなく…

結局、いろんなことが

「On verra(ま、後々考えよう)」

と、後まわしになり…


その時になってみないとわからない、っていうことにしている。



ランチもひと段落。

少し一休みしたら、お散歩がてら近くの教会の牧師さん(Curee)に会いに。

今日は結婚式の打ち合わせ。


「牧師さんには、monsieur(ムッシュ)ではなくて、 mon pere(お父さん)って呼ばないといけないんだよ。たとえ、自分のお父さんでなくても。」


そういわれて、なんだかすごく緊張してきた私。

い、偉大な人なんだ…



そんな緊張とはうらはらに、牧師さんはとっても気さくな人で、私の名前も会わないうちから覚えていてくれて、

「あなた(Vous)と呼んだ方がいいかな?Tu(君)、じゃ、恥ずかしくって言えないよ、クフフフフ!」


「いやいや、Tuで良いですよ!」(←って言ったけれど、どうも恥ずかしいらしく、Vousで呼ばれた)


教会で予めもらっていたテクストには、式の最中に読み上げる、いわゆる

「あなたは~誓いますか?」

的文章が複数パターン用意されており、そこからチョイスするしくみ。


…なんだけど、読み上げる文章が当然フランス語で、大勢の前でスラスラ緊張せずに言えるかというと、ちょっと自信のない私のために、牧師さんが誓いますか?と私たちに尋ねてくれて、


「Oui, je le veux(はい)」


と4回答えるだけのものを勧めてくれたので、お言葉にあまえ?そうすることにした。

でも、指輪の交換の時に、暗記して言わなきゃいけないフレーズがあって…

ちょっとそれ、ストレス…


式の入場時に流す音楽や、指輪の交換時に流す音楽はチョイスできるらしく、

牧師さんに聞かれたけれど、教会らしく、クラシックな定番ミュージックを入場にはチョイス。


「後は、考えといてね。」


そういわれ、案外さっくり終わった打ち合わせ。

その後はおばあちゃんたちにバイバイをし、パパが近くの駅まで送ってくれ、そのまま、夫の友人カップルが住む、スイス国境近くのお山へ…。