今、20日20:30。
泣きながらこのブログを書いている。
叡王戦第五局に敗れ、藤井7冠になった。
贅沢だとか、1個くらいタイトル失ったっていいじゃないとか。
確かにね。
私も分かってるけど、それでも悔しいんだ。
藤井聡太先生は、笑みを浮かべて「時間の問題だった」とおっしゃったようだ。勝利は得たいがそれよりも、いつも自分自身の将棋の可能性を見つめ、将棋そのものを探求し続けている。
そしてもちろん、他の棋士も命懸けで向かってくるのだから、奪取されることも当然あるのだ。あまりにも勝ち続けていて、初失冠に私は免疫がないんですわ。
私は、皮肉にも、この敗戦で、自分がいかに、絶対的に、藤井聡太先生推しであるかを、認識することになったのだ。
様々な棋士の人となりを垣間見れば見るほど、藤井聡太先生推しというより、「全棋士推し」なんじゃないかと思ってきた。
でも、今夜、私は、絶対的に、藤井聡太先生推しだ、ということを、嫌というほど、実感した。
先手、角換わり、途中は勝率68%を出していた。個人的には聡太先生の「7割の壁」を気にしていたけど、68%→58%へ。解説の先生の話を聞いていると、数字よりもかなり厳しいことが分かった。
挑戦者の匠先生の勝率が90%以上になり、もう聡太先生の王に詰みが見通せる(聞き間違いがなければ多分💦観る将、よく分かりません😢)段階でテレビを切った。
ビールとつまみを買いに出掛けた。
360ml✖️2本にするか、500ml1本にするか悩んだが、500mlにした。
ぼーっとして事故を起こさないよう、しっかりハンドルを握って無事に帰宅。
500を飲み終えたところで、泣いた。声をあげて泣いた。
伊藤匠先生の強さと努力に敬意を払いつつ、それでも泣けた。
確かに聡太先生は強いし、努力家だし、運も持っている。タイトルをひとつ取ることがどれだけ大変なことも、棋士になる夢破れていく若者たくさんいることも知っている。
確かに一つ失ったくらいでなんだよと言われても(あくまで推し活してる私に向けられたとして)、返す言葉が見つからない。そもそも、聡太先生の追い求めているものはタイトルの数ではない。
でも、八冠になるまでは近いようで遠かったように個人的には感じている。もちろん、いくつもの最年少記録を叩き出してはいるけれど、当たり前だが簡単ではない。
勝ってるニュースだけを見て、負けを知らない人達よりは観てきたつもり。
あの大山先生だって、当たり前だがタイトルを失っているわけだ。他の棋士だって黙っちゃいない。
分かっているけど。
それでも、いつも、負ける姿は見たくない、見られないんだよね。
なんでこんなに感情移入してしまうのだろう。
テレビで拝見した聡太先生推しの80歳くらいの女性は、「初恋」だと自分の気持ちを表現していた。
では、私は?
恋ではない。やはり息子的なのかなと思う。子どもがいない、お母様と年齢が近い…多分、息子がいたらこんな感情が沸くのかな?と思う。
今日だけ、今夜だけ、今だけ、泣く。
流石にシラフでは理性が働いて泣けないけど、ビール500mlをかっくらったら泣けてきた。
思い返すと、がん陽性と分かった時以来だな。ビール飲んで泣くの🤣
聡太先生の先手角換わりを受けて立ち、新叡王になられた伊藤匠先生!
初戴冠、心よりお祝い申し上げます㊗️
藤井聡太先生もそうですが、今回の奪取で多くの人が力を貰っていると思います。もちろん、他の全棋士も。
今回は絶対的藤井聡太先生推しを痛感しましたが、根底は「棋士推し」には間違いないので、やはり対局を観るのが好き❤️
聡太先生、これからもご自身の理想とする将棋を探求されてください。勝っても負けても。私も観る将として、成長しますね。
はー、これ書いてやっと落ち着いた!