抗がん剤治療中に落ちた体力も少しずつ回復してきたので、先週は毎日、午前中は出掛けていた。
流石に疲れもたまってきたので、今週はのんびりウィーク。
週末は夫がいたけど、めちゃくちゃムカつくことがあった。
浄化したい、自分をひたすら浄化したいっ!と思い、昨日はひたすら気になっていた映画などを観ることにした。
まずは、トライアル期間中のAmazonプライムで『すばらしい世界』を。
『PERFECT DAYS』の流れから、役所広司さん主演の映画に惹かれた。ネットで調べてみたら、寄せられた感想を読んで、更に期待が膨らんだ👇
ただしいもまちがいもない、このようにしか生きられないひとりの人の姿が在る。
その静かな重みに圧倒される。
角田光代(作家)
生きることは自分の性との戦い。 | |
夢、希望も絶望もすべて捨て | |
今を生きる役所広司が圧倒的に光る。 | |
操上和美(写真家) |
その中でも角田さんと、『PERFECT DAYS』のパンフレットの写真を撮っていた操上さんのコメントがあり、是非観たいという気持ちになった。
役所広司さん、やっぱりいい✨
とても人が良いというか、純粋な人の役もいいけど、二面性のある役が更に役所さんの魅力を引き出していた。
観ているうちに、自然と自分と重なってきたのには驚いた。異性の、入れ墨のある、全く違う世界にいるような主人公に、まさか自分が重なるなんて。苦しみも悲しみも、そして幸せも共通だった。
続いて、『怪物』。こちらは、U-NEXTのトライアル。
これは、特に前半は怖かった💦
子どもがいないので、大人になってから学校との繋がりは経験していない。もし子どもがいて、保護者として学校と関わることを想像しただけで憂鬱過ぎる。子ども時代だって学校が嫌いだったし、学校と名のつくところは修行の中の修行だった🫠
前半は、救いなんてないじゃ〜んって思いながら観ていたが、校長先生と生徒が一緒に楽器を吹くシーンはとても良かった。
観終わっても、やはり救いなんてないんじゃないかと思いつつ、それでも生きていく訳ですね。
『でんでんむしのかなしみ』ではないけど、人それぞれ抱えているものに大小はないと思う。ないとは思うけど、虐待とか、そういうレベルの人生の苦しみって、理不尽だし不公平感は拭えない。
「人生は理不尽で、不公平さ」って安易に口にしたくないけど、そこを受け止めてからでしか始められないこともある。
この二つの映画で、「こんな自分でごめんなさい」という気持ちでどんよりしてきたので、大本命の『猫弁』を🫶
先に小説で読んだので、私の中の猫弁先生と大福さん像とは少し違ったけど、それでも楽しくて満足😇
今は☝️を読んでいる。
メルカリでシリーズまとめ買いをしたのだが、もったいなくてなかなか読めなかった。読み終えてしまったら、何を楽しみにすればいいの〜という心境。もう一度最初から読み進めるのも良いが、著者である大山淳子さんの他の作品を読むことに決めた☺️
猫弁は、私の1番の浄化装置。何気ない一文にうるうる🥺どころか、「うっ😭」と声を出して泣いてしまう。
どんな状況でも読める『猫弁』。
弱っている時ほど読みたくなるけど、元気な時だってもちろん楽しい『猫弁』。
入院する時の、「絶対持っていくもの、忘れちゃいけないもの」リスト入りの『猫弁』。
ドラマも良かったけれど、やはり小説版が絶対オススメの『猫弁』。
いつも心に『猫弁』を。
『ゴジラ−1.0』のアカデミー賞のニュースが。ゴジラに興味津々だけど、ビビって遠くから見ているにゃんこ様。