-経緯-
平成13年8月28日、無職の庄子幸一(当時46歳)は、交際中の山本章代(当時38歳)と共謀して神奈川県大和市の主婦(当時54歳)宅に侵入して刺殺。現金23万円などを奪って逃走した。同年9月19日、同様に主婦(当時42歳)宅に侵入して、浴槽内に顔を押し付けて窒息死させた。その後、現金6万円などを奪って逃走した。

庄子と山本の出会いは、山本が勤めていたスナックであった。山本は子供もいる主婦であったが、庄子の優しさにひかれて交際するようになった。その後2人は、知人の霊能者から「2人の交際で5つの悪がある。排除しなければならない」などと言われ、山本の知人である主婦2人を殺害した。残りの3人も対象を決めて殺害を計画していたという。

-死刑確定-
平成15年4月30日、横浜地裁は庄子に死刑を言い渡した。また山本は、庄子からマインドコントロールされていたとして情状酌量で無期懲役を言い渡した(二審で確定)。平成16年9月7日、東京高裁は一審を支持して庄子の控訴を棄却。平成19年11月6日、最高裁は庄子の上告を棄却して死刑が確定した。