前記事左クリック事件の前  

     左クリック事件のはじまり  のつづきです。



母が 宗教関係の人に電話し、 


Hさんがウチに来ないようにお願いしたのに、また来たということと

夕方の訪問のことの苦情と お願いをした翌日の午後。




宗教関係の 50代くらいの見知らぬ人が やってきた。


聞けば、この地区ちょっぴり上?の方らしい。



ロング2「○子(母の名前)さんと お話させていただきたいのですが・・・」と。



母に伝えに行き、訪問について聞いているか確認すると

知らないと言うし、T田さんと名前を出しても 知らないと言う。



なので、今回は 私が出ようか?と聞いてみたのだが

  (母が話すより、私が話をしたほうが 上手くいくと思ったので)


自分が出るというので、T田さんに 母が出て来るまでに

時間がかかることを伝え、玄関で待ってもらった。




私が伝えに行ったときの母だが・・・



いつものように 電動ベッドの背を起こして 寝そべったままテレビを見ていたのか

寝ていたのか・・・



私が T田さんのことを言うと、


母「はぁんっ不満イライラ 」 とか 


母「そんな人 知らんっ!」


母「なんでぇっ? 何しに来たのっイライラ


母「あぁぁぁっっキーッはぁ うっっっとうしいぃねえっ!!!!」 ←ホント こんな溜めた言い方



と、散々 私に当たり散らし、不機嫌全開だった。



頭に来て、


いちご「あのさ、私は伝えに来ただけじゃん!


   出たくなければ、今回は私が出るとも言ってるのにさ!

   私に当たらないでよイライラ



母は、私を 完全無視。 


眉間にシワを寄せて 睨みつけるような顔でベッドから降り・・・


この時点で、どこか異様さを感じていた。



T田さんが来たことに・・・というよりも、

起きて玄関まで行くことが面倒で 当たり散らしているようにしか思えない態度だった。





母が自室から廊下に出て、玄関から見えるところまで来たとき

T田さんが 母に声をかけた。



ロング2「○子さ~ん、お元気ですか~?」


・・・その言い方って・・・ すっごくお年を召したおばあちゃんにとか、

   ヘルパーさんが声をかけてるみたいな言い方ね・・・と思った。


   母にソレは・・・どうなの? 

   私が聞いても バカにしてるみたいに聞こえちゃうかも。


   いるよね、こういう人。  

   無意識に 不自由な人扱いしちゃうというか・・・無意識に半分下に見たもの言いをしちゃう人。

   失礼よね・・・


そう思った瞬間だった・・・




ものすごく大きな声で ものすごくヒステリックに母が怒鳴った。




母「ちょっと待ってください047イライラ  私は すぐには出られないんです不満イライラ



引くどころではない怒鳴り声。



声が裏返りかかるくらい力が入っていて、相手への憎悪の感情が込められたような

半分叫んでいるような声だった。



左クリックあのババの怒鳴り声 を思い出すほどのヒステリックさだった・・・・




おそらく母は、自分の頭の中で焦っていたし、イラつきもあったので

急かされたような気分になってしまったのだろう。


それ自体にキレたのではなく、Hさんのことも含め 様々なことが爆発したように思えた。

そこには きっと私への不満も多くあっただろう・・・





私が これほどびっくりしたのだから、T田さんは 何が起こったか分からなかっただろうと思う。


T田さんは 固まって動けなくなっていた。




母が 意地になって歩くときは いつもの倍速になる。

だがその様子は こう言ってはなんだが、少々異様さを感じる。



その歩き方で、目はカッと T田さんを睨みつけ進んで来る母。




ここで私が 母をなだめるべきなのは分かっていた。


でも・・・私は何もしなかった。 出来なかった。 そのまま そっとリビングに入った。




ババのことを思い出し、母と重なり・・・なんだか急激に疲れてしまった。


異常な母の様子を見た一瞬で 何も気力が湧かないくらいに 酷く疲れた気がした・・・・





しばらくして 落ち着いた母が 普通にT田さんと話すのが聞こえてきたが、

イスに座ったまま 私は立ち上がる気にもなれなくて・・・



T田さんが 帰っていくのも分かったが、

追いかけて お詫びをすることもしなかった。




ど~んと胸の底が重くて 酷く落ち込んでしまった。




初対面の人に あんな怒鳴り方をするなんて・・・



母が異常だとしか思えなくて・・・・



母の顔が 動きが 声が 全部異常に感じて気持ち悪くて・・・



あれが自分の母だなんて・・・



あんな人と一緒に暮らしているだなんて・・・



この先が 不安でたまらなかった・・・






もう1回 つづきます。





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