家の湿度計はいつ見ても60%です
掛け時計に温度計と湿度計が付いていて、前にこの掛け時計を落としてしまいガラスが割れてしまったので、針に触ることが出来ます。いつも60%も怪しく思い針を0迄動かしてみると、元の60%を指すので、少し信じました。(疑い深い私)
高温多湿の日本の夏ですが、夏生まれの私は夏が大好きです。
介護の現場は、動き回るし、力を使うので冷房が入っていても汗が滲みます。
どんな生き物も、生まれ、成長し、老化、死亡、の経過を辿り、人間も同じです。
介護は、一般に老化の終焉期あたりです。
個人差はありますが心身の衰えを抱きながら、先ずは自力で、生活の実現に足りない部分を介助を受けることができる。
認知機能も当然衰えて自然なことだと思います。例外もありますが出来ていた事が出来なくなることは悲しいけど通るみちです。
なのに、わざわざ認知症という病名のラベルが作られ、年相応の認知症と病的認知症の曖昧な線引きに揺さぶられ、結果施設で暮らす利用者さんは、たとえば、車いすから立ち上がることも許されるべき行為とみなされない、自由を奪われた生活を命尽きるまで強いられるのです。今自分が働いているところはそんな牢獄のような場所です。
「うちに帰りたい」と聞くと、そっと逃がしてあげたくなります。
自宅での生活がどんなに乱れようとも、やはり家で、残された機能で自活する老後を送りたいと思いました。