古家に住み始めて狭い庭に生い茂っていた樹木達は前のお婆ちゃんが高齢だった事もあって一切手入れをされず傷み放題。
ジャングル化した庭を全て1人で折りたたみ式ノコギリとシャベル(関東ではスコップ)を使い半年掛けて開拓を始めたのが始まりです。
全て少なくとも20年は経過しているだろう代物だったので残せる物は残そうと思ったのですが、根っこが木になっているから辛うじて葉っぱが育っていた状態。
虫に凡ゆる場所を侵食されていたので全て撤去する事にしました。
宗教は信仰していないけれど、先ずは盛り塩をして今まで有難う御座いますと呟きながら浄めの酒を撒き
庭のど真中にあった桃の枝を脚立を使いよじ登り枝落とし開始。
最初エスカルゴレベルの巨大カタツムリや、関東育ちの母ちゃんが今までお会いした事の無い虫達で絶叫しかけたのですが
暫くすると無の境地になり、枝落とし職人として従事出来そうな手捌きになりましたが
その後、傷んでいる樹木でもイキモノを扱う事の大変さを改めて知る事になるのでした。