科学の進歩と野草の世界
みなさんこんにちは
先日夜にたまたまニュースを見ていたら、
「野草」「コミュニケーション」
という、私の大好物なキーワードが飛び込んできました
その時のニュースで取り上げられていたのは、
「野草が匂いの成分を使って、
周りの野草とコミュニケーションを取っている」
とのこと。
もう聞いているだけで
ワクワクが止まりません
そのときのニュースの内容が、
「植物科学のトビラ」というサイトに上がっていたので、
私なりに内容をまとめて、シェアさせていただきたいと思います
植物科学のトビラ 植物に魅せられた研究者たち
植物は神経を持っていた！？
植物には
「脳」「神経」があるのか？ないのか？
植物や哲学の世界では、
とても重大なテーマとなっているこの問いですが、
昨今の研究で
「植物の神経系のような高速情報伝達システム」の
存在が解き明かされたそうです
なんと、
植物は自分が「傷つけられた」と感じた時に、
その情報を瞬時に全身に伝えているとのこと。
引用：植物の全身を駆け巡る高速シグナルを可視化する
実験では、葉を一枚をはさみで切断した際に、
たった2分程度で傷つけられていない
遠くの葉まで伝播したそうなのです
こうすることで、
植物は害虫からの攻撃に備えて
防御の準備を始めるんですって
詳しくはこちらをどうぞ
植物の全身を駆け巡る高速シグナルを可視化する
埼玉大学 理学部 分子生物学科 准教授
豊田 正嗣（2021.3.31）
植物同士のコミュニケーション
私たちは、日々様々な手段を用いて、
コミュニケーションを取っていますよね。
それと同じようなことが、
植物の世界でも見つかったそうなんです
私たちが言語（言葉）を用いるように、
植物がその際に用いているのは、
「香り」です！
植物は自分が害虫に捕食された時、ある香りを放出して、
なんと、
「害虫の天敵」を呼び寄せるとのこと。
まさに「敵の敵は”味方”」的な発想！笑
引用：植物の空間コミュニケーションから生命の神秘を紐解く
また一方で、大気中に放出された植物の匂いは、
近くの未被害植物（まだ食べられたりしていない植物）の
防御力を高めるとのことで、
匂いに応答した近くの植物では、
「防御遺伝子の活性化」や
「防御物質（二次代謝産物）が生産」され、
病害虫に備えることができるそうなんです！
この現象は植物間コミュニケーション（talking plants）と呼ばれています
詳しくはこちらをどうぞ
植物の空間コミュニケーションから生命の神秘を紐解く
東京理科大学 先進工学部 教授
有村 源一郎（2021.3.31）
常識を覆していく
前に100年以上前に書かれた何だったかの本を読んだとき、
「動物と植物の違いは”神経回路”の有無」
といったような記述があって、
そのときは「へえ〜」と思ったのですが、
紹介させていただいた豊田教授の研究によって、
この定義が覆されましたよね。
こう見ていくと、
「科学が常識を作ってきている」
そしてまた、
「科学が常識を覆してきている」ように思うんです。
これからも、野草の世界だけでなく、
私たちが長く信じてきた領域のことや、
常識がどんどん覆されていくと思います
しかも、ものすごいスピードで変わっていくと思います。
そういった時代の変化の中にあって、
一人一人に、
より柔軟な思考・在り方が
求められてくると思っています。
「科学的に証明されていないから信用しない」
「科学的に証明されているから信用する」
このどちらの固定観念を持たず、
信じながら疑い、疑いながら信じる。
そして、信じる・・・
感覚的な言葉で伝わっているかどうかわかりませんが、
こういったマインドでワクワクしながら、
日々を楽しんでいくことが大事なんじゃないかなって思っています。
最後までお読みいただだき、ありがとうございました
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