株価ピークと景気後退 | 京極のブログ

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 ・ダウ、ナスダック、S&Pとも、下落。中国株安や米国とサウジアラビアの緊張感により、外部環境が悪化したことに加え明日からの企業決算を見極めたいと言うムードが強く、引けに駆け下げが膨らんだ。

  ・米国相場は少し落ち着き感を取り戻してきている。2月と今回の10月の下落の要因はIT株が主導した。しかし、2月以降の上昇を牽引したのも、IT株が最大であった。今回も上昇局面に入るならばIT株が主導していくであろう。ただ2月と違うのは、貿易摩擦や、それによる企業収益の悪化が懸念されていることである。またドル高や原油高があり2月と環境は違う。IT株はこうした外部環境の影響を受けにくいとされているが、半導体は、貿易摩擦の影響を受けやすいとされるし、インターネットサービス株には、規制強化をめぐるネガティブなニュースが多いため、ITの中でもさらに銘柄を絞り込む必要がある。銘柄は、Microsoftや、セールスフォースなどの、ソフトウェア株が有望だ。理由として、事業環境が良好であること、既存顧客からの定期的な料金徴収、課金があることで、業績のブレが少ないと考えられるため。

  ・来年の消費税増税により、来年の10から12月はマイナス成長に入るであろう。景気後退の過去の局面を見ると、景気後退に入る1年前に株価はピークを迎えている。その後しばらく揉み合って約半年後に株価は大幅に下落している。という事は今のマーケットはピークに近づいていると言えるかもしれない。