雑記50
朝日新書 徳川家康の最新研究
 
 
おかげ様で、本日2023年3月29日執筆の当記事が本ブログ記念すべき1000回目の記事です。
2年8ヶ月目での達成となりました。
とても感慨深く、地味に祝いたいと思います。
ご覧頂いて居る読者の方々も遠くからエールを頂けると有り難いです。

 

 

2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』を毎週楽しみに視聴して居ます。
戦国武将の生涯、戦国時代の歴史についてはコレでもかと焼き直しドラマが放映されて居ますが、久しぶりの戦国時代の『真打ち』家康登場で戦国時代の全貌が描かれますから、知った内容でも「反芻(はんすう)」を楽しめます。

 

 

元より、大河ドラマは若い頃からの視聴習慣で「空気を吸うが如く」毎度の日課になって居るので、良し悪しのレベルでは無いのですが、今年の大河は遠目に見ても「攻め」て居ます。

 

 

脚本家にトレンドな作者、主役にジャニーズの人気タレント松本潤などを起用し、若者層の攻略を前面に打ち出しました。
番組ロゴも好き嫌い別れる所ですが、花押や刀の鍔(つば)にタイトルが挿入された様な丸い斬新なロゴデザインが意表を突いて居ます。

 

 

ちなみに丸いロゴになった理由として、製作サイドは「徳川家康の人生は波乱万丈。必死に転がり続けるようで円形になった」とコメントしています。
また、ロゴに込められたコンセプトは、「悩みながら、翻弄されながらも、なし得た天下統一の偉業。
円形の塊は、一本道ではいかず必死に時代を転がり続けた徳川家康の人生の旅路を表現している」との事で、何と無く私は気に入って居ます。

 

 

他にも革新は多々有り、中でも1番は最新の研究結果に基づき「新たな家康像」を打ち立てようと一念発起して居る点です。
今回はドラマ『どうする家康』のドラマレビューでは有りませんので、細かくは述べませんが、若干チープな印象を受ける点少々有れど制作スタッフの「攻め(チャレンジ)の姿勢」大いに買います。
 
現在ドラマは岡崎城で自立した場面を描いて居ますが、1年間楽しみに視聴する事とします。
また満を持した頃(?)、折を見てドラマレビュー記事を書かせて頂きますので悪しからず。

 

 

早速、地元愛知岡崎を始め「家康ブーム」が吹き荒れ、私もその台風の目に否応無く放り込まれて居ますが、本日いつものTSUTAYAで表記の書籍を見つけ興味を惹いたので早速一読しました。
大河ドラマの新しい研究結果と連動して居ます。
 
 
以下、紹介文を記します。

 

実は今川家の人質ではなく厚遇されていた! 
嫡男と正妻を自死に追い込んだ信康事件の真相とは? 
最新史料を駆使して「天下人」の真実に迫る。
通説を覆す新解釈が目白押しの刺激的な一冊。
"家康論"の真打ち登場! 
大河ドラマ「どうする家康」をより深く楽しむために。
 
(引用 出版社 内容情報)

 

 

どうでしょう?小判鮫(コバンザメ)商法とも言えますが、私の様な「歴オタ(歴史オタク)」には願っても無い書籍です。
 
以下の説明もお読み下さい。
著者の弁として書籍の説明が有りました。
 
家康についての本格的な研究が、この十数年でようやく進んできた。
これまでの多くの通説が書き改められるようになっている。
ただし、関連書籍の内容は通説に依拠したままだったりと、満足のいくものは多くない。
現在の家康研究の到達点を示しておくことは有意義であると考え、本書を刊行した。
 
(引用 著者内容説明)
 

 

著者を見ますと
 
黒田基樹[クロダモトキ] 
1965年東京生まれ。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。博士(日本史学)。専門は日本中世史。駿河台大学教授。
 
との事。
 
何と私より2歳下です(笑)。
皆さん研究者も若返って居ますね。
私も20歳頃に戻って朝鮮の歴史を再度研究したいです(笑)。

 

 

次に目次を記します。
 
第1章 今川家における立場

第2章 三河統一と戦国大名化

第3章 織田信長との関係の在り方

第4章 三方原合戦の真実

第5章 大岡弥四郎事件と長篠合戦

第6章 築山殿・信康事件の真相

第7章 天正壬午の乱における立場

第8章 羽柴秀吉への従属の経緯

第9章 羽柴政権における立場

第10章 関ヶ原合戦後の「天下人」化
 
各章、手に汗握る歴史記述で、家康の行動と事件の経過・結果が伺い知れます。

 

 

一般的に家康には生涯、『絶体絶命の三大危機』が有ったとされます。
 
❶三河一向一揆
❷三方ヶ原の合戦
❸本能寺の変
 
この彼最大のピンチにあたり、書籍では家康があり得ない程の強運の持ち主だった事が指摘されて居ます。
やはり、『天下人』となるには努力・忍耐もさる事ながら『強運』も手にせずして叶う事ならずでしょうか?

 

書籍同様、ドラマでは幼少期、今川家で人質として苦労したとの今までの通説とは異なり、子会社の御曹司として手厚い保護と訓育を受けたとの新説に則(のっと)り優雅でノンビリした家康が描かれました。

 

本書では他にも家康生涯最大の謎で有る『築山殿・信康事件』の核心を推理して居ますが、本来の研究とは180°相反する説得力有る説で興味を惹きます。

それらの新説は今後ドラマにて粛々と描かれて行く事でしょう。

 

 

初めて家康に接する方には少々難しい記述も有るでしょうが、ドラマを視聴してドラマガイドやムック本などと併用して読み進めれば『眼から鱗(うろこ)が落ちる』事間違い無しで、私の様な「歴オタ」には堪らない内容となって居ます。
 
ドラマ進行を通じた徳川家康の最新研究結果、今年1年トクと拝見することと致しましょう。
戦国時代にご興味のある方は是非一度お手にお取り下さい。
では。
 

 

#韓国ドラマ #韓国時代劇ドラマ #韓国映画

 愛のムチならぬ愛のポチお願いします ↓

 にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ PVアクセスランキング にほんブログ村 

ブログ村参加して居ます↑

韓国・朝鮮よもやまばなし - にほんブログ村