第7章 韓国ドラマ映画 
191.ドラマ シスター❶
 
 
 
ドラマ「ウヨンウ弁護士は天才肌」が終わって観たいドラマも無かったのですが、Netflixの年頭の放送予定で『Little Women:小さなお嬢さんたち(若草物語)』がアナウンスされて居たので、何気に期待して居ました。

 

 

すると、先日終了した「還魂ファンホン」の後継番組で『Sistersシスターズ』と言うシリアスかつミステリアスなドラマが始まり、家内が見始めたので私も釣られて観る羽目になりましたが、よく見ると韓国での本題が「작은 아씨들」となって居ました。
『若草物語』とは似て非なるドラマの様です。

 

 

『若草物語』、言わずもがなオルコットの名作ですが原題は『Little Women』です。
韓国では「작은 아씨들」もしくは「어린 아가씨들」と翻訳されて居るのでドラマの原題も「작은 아씨들小さなお嬢さんたち」でしたが、邦題はそれらの言葉を取らず『Sistersシスターズ』と来たので、イメージが大分変わって来ます。
ミステリアスなドラマ内容が『若草物語』とはイメージが違い過ぎるせいかも知れません。

 

 

『若草物語』ですが、ストーリーを私はマンガ『ガラスの仮面』の劇中劇で知りました。
主人公北島マヤが4人の姉妹の1人、病弱な3女のベスを演じます。
他長女のメグ、男まさりな次女のジョー、末っ子エイミーが登場します。

 

ドラマは小説『若草物語』のモチーフを借りて、病弱な3女のベスは除外した姉妹3人の人生と成長を描いて居ます。
参考までナムWiki나무위키を覗くとミステリー・スリラーだと有りました。

 

 

ここで制作意図を記します。
とっても野心的な文章で必見です。
 
小さいお嬢さんたちって?
 
若者たちが主人公の話を書きたかった。
彼らはどんな話を聞きたがるのか?
愛でもないし、復讐でもないし、冒険でもないし...
お金の話じゃないかな?
私たちの社会のあちこちにお金に関する話が溢れている。
 
そんな社会の霊魂はどんな姿だろう?
お金に対する我らの欲望はどこから来たのか?
今日も我々はお金についてどんな話をしてどんな夢を見た?
そんなものを書こうとした。

 

 

「小さなお嬢さんたち」(邦題「若草物語」)は少女たちには魂の本だ。
少女たちは誰でも自分が
4人姉妹の中で誰なのか考えて成長する。
本の中の姉妹たちは絶えずお金と貧困について話す。
 
私はこの姉妹たちを現代韓国に連れてきてみたかった。
メグの現実感と虚栄心、ジョーの正義感と共鳴心、
エイミーの芸術感覚と野心は
貧乏をどうやって抜けて、どうやって成長して行くのか?
 
「小さなお嬢さんたち(若草物語)」と言って
小さくて素朴な話にしたくはなかった。
姉妹たちの小さくて具体的な人生の話の下に
私たちの社会の巨大で暗い話が
同時に流れるようにしたかった。

 

 

話が進行される間、
姉妹たちは一瞬たりとも止まらず前進して成長する。
それで話が終わった時、私たちはとても高い所に立つ、
大きく成長した「小さなお嬢さんたち」に会うことになる。
 
だから、この話は小さくても大きくて、
低いながらも(背の)高い話だ。
 
(引用 公式サイト)

 

 

ドラマでの設定も「貧乏な家庭の姉妹」で仕事や得意な分野など、一部原作のモチーフを借りて居て、原作のオマージュと言った感じです。
しかし、企画意図に有る様に原作の「家族の絆」と言うテーマとは打って変わり、姉妹を巡る「お金にまつわる犯罪」に立ち向かって行く話しを描いた作品で、徹底してサスペンス調です。
緊迫感が絶えません。

 

 

初回から経理を行う長女のインジュの、社内での陰惨なイジメが描かれ、唯一助けをくれた先輩の女性がナゾの自殺を遂げます。
彼女は700億ウォンもの社内横領事件に関わって居た事が発覚しますが、後輩のインジュに20億円もの莫大な現金を残します。
その事件に関わって居たと思われる取締役も車両の遠隔操作によって事故死を遂げる所で2話が終了しました。

 

 

新聞記者で有る次女のインギョンが追う貯蓄銀行事件の黒幕を巡る事件(交通事故死)も同時進行で起こりますが、コレも上記の事件と繋がりが有る模様です。
 
オマケに末っ子のイネ(インへ)は絵画の才能が有りますが、財閥家の友人の子の代筆を引き受け、その絵画は大会で見事、賞を受けます。

 

 

その財閥家も上記の事件に関わる人物たちの様で、「韓ドラアルアル」ですが、全ての人物、事件がひとつに絡まって居ます。
 
まぁ、有り得ない話しですが、3人の姉妹のエピソードが分散されず良いかも知れません。
冒頭のインターバルから小道具までオドロオドロさが滲み出て居て、ミステリアスな雰囲気を醸し出して居ます。

 

 

視聴率は初回が全国6.395%、首都圏6.931%、2話が同7.747%、8.519%だった模様でまずまずと言った印象です。
ソンジュンギなど豪華なカメオ出演が成功して居て、強いインパクトを与えてくれて居ます。
 
お金を巡る犯罪に巻き込まれる3姉妹が立ち向かい、その中で成長して行くドラマなのでしょうか?
テキトーに「ながら視聴」をしてしまう私の様な、けしからん視聴者でも今後の展開が気になって居ますから、ドラマファンの方に取っては楽しみになる事必至でしょう。
最近特に観たいドラマ・番組が見当たらないので、私もドラマ配信を楽しみにする事にします。
まずはご挨拶と言う事で、また再度出没させて頂きます。
では。

 

 

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