第7章 韓国ドラマ映画 
188.  ドラマ ちむどんどん感想
 
 
 
 
平日の毎日、朝KBSニュースを観終えた後、その流れでNHKの朝ドラ「ちむどんどん」をザーッとザッピングするのが最近快感になって居ます。
勿論✖️1.5倍速、主題歌は退屈なので「30秒飛ばし」を3回繰り返して飛ばします。
朝ドラと言えば主題歌で、前回の「アルバラン」など、歌を聞かずしてドラマの世界に入りたくない名曲も数々有りますが、今回のソングに関しては珍しく私の肌に合わないとだけ申しましょう。「まれ」以来です。

 

 

テレビもドラマも(ついでに言えば実は映画も)さほど好きでは無く、ただ惰性だけでNHKのみ視聴習慣が付いてしまった私は大河ドラマ朝ドラのみは基本、皆勤賞です。
伝説のお化けドラマ「おしん」はチョチョン朝青時代にリアルタイムで観ましたが、BSのリバイバル放送を1年間1日も欠かさず再度視聴して大粒のナミダを流しました。
「おしん」に勝る朝ドラに出逢えて居ません。
 
他では「ひまわり」「あぐり」「ちゅらさん」「ゲゲゲの女房」「朝が来た」「おちょやん」「カムカムエブリバディ」などが良かったです。
直近では上白石萌音ちゃんの演技に毎朝コッソリ泣きました。

 

 

さすがに呆れ過ぎるドラマは、流石の私もリタイアするのですが(「半分青い」など)、今回の「ちむどんどん」「まれ」「おかえりモネ」以上の酷さにも関わらずリタイアせずに居ます。
 
それは一言で「批判記事チェックの検証」の為、すなわちドラマの酷さをネット記事とSNSでチェックして溜飲を下げる為と言えます。

 

 

とにかく今回のドラマは酷いの一言。
今回は韓国ドラマとは無関係ですが、このドラマを論じさせて頂きます。
 
この、現在放送中のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」
黒島結菜演じる、故郷の沖縄料理に夢をかける主人公・比嘉暢子(ヒガノブコ)を中心とした4兄妹の物語なんですが、ツイッター上で「#ちむどんどん反省会」と言うネガティブなハッシュタグが盛り上がる位日々炎上して居て、辛口コメントも少なく有りません。

 

 

何よりYahooニュース始め、ドラマ専門家さんたちの批判記事が毎日数多く、
みなの分析に相槌(あいづち)を打ったり、分析の的確さに脱帽したりと、新しい論調の記事が無いか、日々のチェックが楽しみになって居ます。

 

 

有る意味「悪趣味」の為、「怖いモノ見たさ」でドラマをチェックして居ると言えるでしょう。
 
特に私も、不愉快なのは登場人物の造詣です。
物語の前半は、母に借金させて用意したお金をもうけ話にダマされて持ち逃げされたり、上京した暢子のお金を盗んで逃げるなど、暢子の兄である“ニーニー”こと賢秀のクズっぷりや、そんな兄をただ甘やかす母・優子にモヤモヤして血圧が上がりました(笑)。

 

 

また、ヒロイン・暢子の言動も酷く、例えば勤務先のレストランのオーナーに「自分で料理を作った事もないくせに偉そうです」と、ズブの新人なのに盾突いて料理勝負を持ちかけたり。
 
結婚に反対する婚約者の母親に対し、いつも決まった店で朝食を食べていると言うのにも関わらず、毎朝頼まれてもないお弁当を作って届けるなど、自己中心的な暢子の振る舞いに嫌悪感アリアリです。
まるで弁当テロ?
そもそもこの女優さん「スカーレット」で夫の不倫掠奪愛の相手役(ドラマでは不倫寸前で逃亡)だったので元々イメージが良く有りませんでした。

 

 

SNS上では『こんなにヒロインに共感できない朝ドラ初めてかも』との意見もあり、普通は視聴者から応援されるべき朝ドラのヒロインが、共感されないキャラクターになっているところが大きなモヤモヤポイントになって居ます。
 
相手役の宮沢氷魚演じる和彦も一言で「クズ野郎」で、恋がたき役の飯豊まりえ演じる愛ちゃんが唯一の「常識人」で、彼女目線でドラマを視聴すると言う前代未聞の視聴行動になってしまいました(笑)。

 

 

他にも主人公たちが何の努力もせず、いつも周りが助けてあげて結果オーライになるなど、ドラマ進行上の詰まらなさも有るのですが、一番私が毎日憤って居るのは沖縄人に対するステレオタイプの描き方です。

 

 

同じく「ちゅらさん」もメルヘンチックでおとぎ話的な展開やチャランポランさなどが描かれましたが、今回は沖縄の人を侮辱して居るのでは?と言う不愉快な描写が目立ちます。姉の良子の嫁ぎ先の描き方などツトに感じました。

 

 

本土返還50周年に際して、沖縄の人に対する「差別と偏見」を今一度想起すべくこのドラマを書いたのでは?と確信犯的な犯行に思える程、NHKのチェックの甘さが露呈して居ます。

 

 

沖縄の人々在日コリアン、アイヌの人々、同和地区の人々などと同様に「本土」より差別を受けて来たので、我々在日コリアンとも相通じる部分が多く、私も下記の問題など連帯感を感じますが、国からも受ける言われのない差別が腹に据え兼ねます。

 

 

ひょっとして沖縄の民意を無視して『辺野古埋め立てを強行』して居る国に忖度(そんたく)して、沖縄県民の偏狭さや頑迷さなどをクローズアップさせて、沖縄人を支持させない為に仕組んだ深奥なる陰謀の片棒担ぎとして、このドラマを企画し実行して居るとしたら、ある意味NHKの「日本国」への立場として一貫性を感じるとも言えます。
確かに民放では連日報じる「安倍と自民党と旧統一協会の癒着」を唯一固く沈黙して居る
「皆さまのNHK」ですから(笑)。

 

 

私もNHK受信料支払い拒否運動に加わろうかしらん?(私ほどNHKにどっぷり浸かって、受信料元取って居る人間も珍しいかもですが:笑)

 

 

泣いても笑っても後、放送は残すところ1カ月余り。特に進展は無く、鈴木保奈美演じる母親が何故か折れて結果オーライで結婚式で終わるのでしょうが、ある意味、このドラマは「努力せず、自民党に献金すべく旧統一協会にウンとお金を貢いで、後は政権に任せて宗教に祈って居れば、棚ボタ式に幸せになれますよ」と説いてくれて居るかも知れないので、引き続き「批判記事で溜飲を下げるべく」最後まで見届けたいと思います。
では。

 

 

図書『韓流映画・ドラマのトリセツ』絶賛発売中です♪↓

 

#韓国ドラマ #韓国時代劇ドラマ #韓国映画

 愛のムチならぬ愛のポチお願いします ↓

 にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ 

  ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログ村に参加して居ます↑
↓読書登録はこちらから↓
韓国・朝鮮よもやまばなし - にほんブログ村