第7章 韓国ドラマ映画 
178. 『閑山ハンサン:龍の出現』公開決定
 
 
 
 
さあ、嬉しい幾つかのニュースが私を襲いました。
どれから紹介しましょうか?
まず、長らくコロナ禍でストップして居た映画『閑山ハンサン:龍の出現』が韓国で7月27日のロードショー公開開始予定とのニュースが今朝流れました。
公開に合わせて韓国を訪問して視聴したい位楽しみです(笑)。 

 

公式予告編をどうぞ。↓↓↓

 

そして、韓国での公開を2日控えてこの『閑山ハンサン〜龍の出現』が予約率ナンバー1を更新したと言うニュースが流れました。
この映画は韓国での1700万人動員で、歴代ナンバー1をキープ中の『鳴梁ミョンリャン〜バトルオーシャン』の続編です。
 
 
以下、翻訳転載します。
 
先に「閑山」の興行の勢いは一日前の23日から尋常でない反応を見せた。
「ハンサン」は23日午前10時に事前前売り券10万枚を突破し、2019年公開した映画であり、1000万突破映画である「パラサイト寄生虫」(ポン・ジュンホ監督)と同じスピードで速い前売り速度を見せているとの事。
 
「パラサイト寄生虫」以来の4年間で最も早い前売り率で話題を集めた「ハンサン」は1268万記録を突破し、今年最高興行作に躍り出た「犯罪都市2」(イ・サンヨン監督)が公開3日前に突破した前売り10万枚の速度より早く、今年の新しい興行記録を期待させる。
(引用 スポーツ朝鮮)
 
日本に来るのはまだまだ先でしょうが、楽しみです。

 

 

この映画はキム・ハンミン監督の新作で、「ミョンリャン鳴梁海戦」の5年前、1592年朝鮮王朝を侵略して来た豊臣秀吉配下の日本軍を相手に、朝鮮を守るために必死の戦略と覇気で集まったリ・スンシン李舜臣将軍と朝鮮水軍の「閑山海戦ハンサン」を描いた戦争アクション大作です。
 

 

リ・スンシン役パク・ヘイルともに、ピョン・ヨハン、アン・ソンギ、ソン・ヒョンジュ、キム・ソンギュ、キム・ソンギュン、キム・ヒャンギ、オク・テクヨンなどの名優が集結。
オマケに私を始めとした観客たちが、誰よりも待ち焦がれる主人公『コブクソン亀甲船』までスクリーン出撃を待機しており、観客たちの期待感を高めます。

 

 

「ハンサン閑山:龍の出現」は2014年7月30日公開で1761万人という韓国歴代ボックスオフィス大記録を樹立した『鳴梁ミョンリャン〜バトル・オーシャン』のキム・ハンミン監督が企画した「リ・スンシン3部作プロジェクト」の中で二番目の作品です。

 

 

映画の背景となる「閑山海戦」(旧暦1592年7月8日)は、世界史上屈指の海戦であり、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の7年間で最も大きな勝利を収めた最初の戦闘です。
我が国の歴代3大勝利(3大大捷대첩)にも数えられ、世界3大海戦、4大海戦とも目される海戦です。
現在のCG制作能力などを活かし、如何に躍動感溢れるスクリーンを見せて貰えるかなど誠に楽しみですが、韓国でさえ今月末公開開始と言う事は、日本での公開はまだまだ先の事、史実上反日映画にならざるを得ず日本での公開予定も微妙ですが、観覧出来る日を、神経研ぎ澄ませて待ちたいと思います。

 

 

映画関連で紹介しますが、韓国で1000万観客映画が再び登場しました。
マ・ドンソク主演の「犯罪都市2」ですが観客1000万人を突破し、歴代28番目、韓国映画としては20番目の1000万映画に踊り出ました。
 
5月18日に公開された「犯罪都市2」は公開21日目の6月11日、1000万観客を超えました。
1000万人映画の登場はボン・ジュンホ監督「パラサイト寄生虫」以来3年ぶりの快挙です。

 

 

現在韓国では劇場街も賑わい、6月に入って平日におよそ20万人、週末には50万人前後の観客が劇場を訪れるとの事。
映画業界では「市場がコロナ19以前の水準を回復した」という肯定的な評価が出て居ます。
 
「犯罪都市2」の興行速度はコロナ19前の最後の1000万映画である『パラサイト寄生虫』より早く、劇場に大きな活気を催して居ます。
以前にも述べて居ますが、韓国は世界的に見てもかなりの映画大国です。
余りの人気にハリウッド『マーヴェル』シリーズも本国のアメリカを差し置き、世界に先駆けて韓国で初上映するほどです。

 

 

コロナ19パンデミック以前、劇場街は全盛期を迎え、2019年だけで『パラサイト寄生虫』をはじめ5本の1000万大作が登場し、年間で2億2700万人(訪問回数累積)が劇場を訪問しました。
しかしコロナ19事件の後、劇場は直撃弾を撃たれモロに影響を受けました。
2020年の観客数は5952万人で74%減り、昨年2021年も6053万人でした。

 

 

製作会社は損失を抱えないように公開を延期し、見るべき映画も消え、観客は劇場を探さず、コンテンツのない悪循環が続いてしまったワケです。
 
しかし今年5月のコロナ規制解禁により雰囲気があっという間に反転、5月の1ヶ月間、劇場街を訪れた観客は1455万4839人で、コロナ19拡散直前の2020年1月1684万3695人以来28ヶ月ぶりの最大値を記録しました。
 
6月8日、ソン・ガンホ・カン・ドンウォン・IU主演の映画「ベイビー・ブローカー」が公開されましたしたが、カンヌ映画祭ソン・ガンホが男優主演賞を受賞するなど話題を振り撒いており、熱気を続けて行くモノと見られます。

 

 

ここで、映画「ベイビー・ブローカー」「第39回ミュンヘン国際映画祭」でARRI賞を受賞したニュースも付け加えなければいけません。。
 
ARRI賞は、ミュンヘン映画祭の主要賞で、CineMastersコンペティション部門にノミネートされた10作品の中で1作品に授与されますが、「ベイビー・ブローカー」今年の最優秀国際映画賞に選ばれたと言うワケです。
 
世界的な勢いの止まらない韓国映画ですが、 6月には映画「魔女2」とパク・チャンウク監督のカンヌ映画祭監督賞受賞作「別れる決心」も公開されました。
先の「ハンサン閑山:竜の出現」など大作たちがゾロゾロと公開を控え、下半期公開予定の作品も次々とラインナップを拡大して居ます。
今後、韓国エンタメの底力がいよいよ発揮されん事を、韓国エンタメファンとして見守って行きたいと思います。

 

 

 

<参考文献>

매거진 한경 '범죄도시 1000만 돌파'에 극장가 “코로나19 이전 수준 회복”
중앙일보  범죄도시2’ 700만 돌파…영화관객도 코로나 이전 수준 회복
매일경제  '한산: 용의 출현' 7월 말 개봉 확정…박해일 포스터 공개
 
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