第8章 韓国芸能
58. 第58回ペクサン芸術大賞
第58回ペクサン百想芸術大賞が2022年5月6日に開催されました。
5月6日午後7時45分、京畿道イルサンキンテックスで開かれた第58回ペクサン百想芸術大賞がJTBC·JTBC2·JTBC4で同時生中継されました。
今回の百想芸術大賞のテーマは「再び春」でした。
過去1年間、K-コンテンツのグローバルな地位と活躍が目覚ましかっただけに、K-コンテンツを全世界が注目して居ると言う意味と、コロナ19で縮み込んだ大衆文化芸術界に再び春が訪れたというダブルミーニング的な意味を込めたキャッチコピーでした。
百想芸術大賞(ペクサンげいじゅつたいしょう백상예술대상)は、韓国の総合芸術賞です。
日刊スポーツが主催する賞で、韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる事も有ります。
1965年、映画および演劇を対象とする韓国演劇映画芸術大賞(한국 연극 영화 예술상)として創設され、1974年の第10回大会からテレビ番組も対象とするようになり、韓国演劇映画テレビ芸術大賞(한국 연극 영화 TV 예술상)と名称も変更されました。
1986年の第22回大会より韓国百想芸術大賞(한국백상예술대상)と名称を変更しました。
名称の「ペクサン百想」とは、当時「日刊スポーツ」の親会社だった「韓国日報」の創立者であるチャン・ギヨン張基栄の号(ペンネーム)に由来します。
TV部門大賞「イカゲーム」
TV部門大賞では「イカゲーム」が大賞を受けました。 候補を選定する1次審査から授賞式当日現場で行われた3次審査まで満場一致でした。
これにより、世界的なシンドロームを起こし、Kコンテンツの優秀性を広めたネットフリックスオリジナル「イカゲーム」が百想芸術大賞と言う最も高い玉座に登板しましたが、OTTコンテンツが大賞を受けたのは今回が初めてです。
過去1年間、放送局ではOTT(オンライン・ビデオ・ストリーミング・サービス)の勢いが目立ちました。
OTTコンテンツを審査対象に含めた56回はOTT作品が候補として殆ど有りませんでしたが、コロナパンデミックと共にOTTはコンテンツ巨大市場に成長、多数の部門でOTT作品がノミネートされ、大賞まで獲得し、コンテンツ市場が変化したことを証明しました。
TV部門男子最優秀演技賞
イ・ジュンホ
TV部門男子最優秀演技賞はイ・ジュンホが受賞しました。
イ・ジュンホは「この賞を率直にとても欲しかったのに、受賞感想を準備しなければならないのかについて沢山考えた。
私が望む夢と現実が違うかも知れないからだ。
昨日寝る前に最優秀賞を貰いたいという考えが強く聞こえた。」と笑わせながら、
「(私は)叶えたい事のために夢を見る人だ。
いい人になって、皆さんに、あるいは自分自身に満足する人になって向き合うことを夢見る。これからもっとうまくやれる」と約束を述べました。
TV部門女子最優秀演技賞
キム・テリ
TV部門女子最優秀演技賞は「二十五二十一」のキム・テリが受賞しました。
彼女は「絶対貰えなくてもいいと思ったし、貰えると考えも出来なかった。
『人気賞』をもらう時、一緒にした俳優とスタッフの話をできなかった。本当にありがとう」と感想を述べました。
そして「ナ・ヒドから本当にたくさん盗んで食べた。多くの事を学んだし、ヒドが来て演技出来てとても感謝した。
正直、幸せだったとは言えない。
こんなにたくさん愛されて最優秀賞をもらって、このドラマのために頑張った皆が祝われるようで気分がとても良くて幸せだ。「二十五二十一」作品自体に捧げる。」と喜びました。
主な受賞者は以下の通りです。
<TV部門>
TV部門大賞 イカゲーム
ドラマ作品賞 DP
男性助演賞チョ・ヒョンチョル
女性助演賞キム・シンロク
男性新人演技賞ク・ギョファン
女性新人演技賞キム・へジュン
<映画部門>
大賞・作品賞 モガディシュ
男性最優秀演技賞ソル・ギョング
女性最優先演技賞 イ・へヨン
<演劇部門>
ペクサン演劇賞 トルコ行進曲
<特別賞>
TikTok人気賞
イ・ジュンホ キム・テリ
<参考文献>
네이트 뉴스
일간스포츠
나무위키
Wikipedia