第7章 韓国ドラマ映画
160.社内お見合い
クットンロスなる『赤い袖先クットン』のドラマロスから脱出すべく話題のドラマ『社内お見合い』を観出した事を前回述べましたが、イヤハヤどうして面白いです。
何が良いってテンポが良いです。
私は時間が無いのでテレビは家内と一緒に観る時以外は基本✖️1.5倍速で観るのが普通です。
ニュースもドラマもせっかちな私にはピッタリで、普通の速度で観てるとまどろっこしく感じる事然りです。
ドラマ制作者からすると「風上にも置けない」邪道・視聴者なのですが、時間が無いので仕方が有りません。
しかし我が家のBlue–ray付属のNetflixチャンネルには倍速機能が備わっておらず、テレビで視聴しようとすると倍速では観られません。
当然、等倍速で試聴する訳ですが、観て居るとゆっくり進むので今度は眠気が襲って来ます(笑)。
集中せずとも観られるのでどうも気が緩む様です。
しかし、今回のドラマ『社内お見合い』に関して言えば等倍速でも遅く感じません(笑)。
テンポが良く、さほど眠気も襲って来ません。
それ程ストーリーの流れが自然で入り込み易いのです。
と言う事でこのドラマ、先に視聴してしまった家内を追い掛けて1人で視聴して居ますが、最近手に入れたドラマ『チョリン哲仁ワンフ王后』の2回目のレビュー記事執筆まで今しばらく時間が必要と言う所も有り、今回はこのドラマ『社内お見合い』をレビューさせて頂きます。
韓国での原題は『사내맞선サネマッソン』です。
「サネマッソン」と読むとコチラも語感が良くてテンポが良いと思いませんか？
長い題名も多い韓国ドラマの中では出色の出来だと思いますが、コチラもウェブトゥーン(マンガ)が原作です。
イントロ部分でマンガと実写の主人公たちがオーバーラップしますが、いつもながら似せて居ます。
マンガの世界から飛び出して来た様な登場人物たち。
演じてる本人たちが笑ってしまわない物なのでしょうか？
ここであらすじを。
シン・ハリ(キム・セジョン)は、財閥令嬢の親友チン・ヨンソ(ソル・イナ)から縁談を壊してほしいと頼まれ、ヨンソに扮してお見合いに出席する。
しかし、相手はハリが勤める会社の新社長、カン・テム(アン・ヒョソプ)であった。
ハリは嫌われキャラを演じて何とか断られようするが、これ以上祖父に見合いを強要されて時間を無駄にしたくないテムは結婚を宣言する。
そんな中、本物のヨンソがテムの秘書チャ・ソンフン(キム・ミンギュ)と駐車場で事故を起こしたことで、ハリが偽者であったことがバレてしまう。
(引用 Wikipedia)
ウソから出たウソがまたウソを呼んでと言った風に、良く有るパターンで進みますが、先にも述べた通り話しがスムーズでダラダラせずにテンポ良く進むので心地良いです。
パターンな事は分かって居てもどうなるか気になります。
もちろん、逆説的にも分かりきった話であるおかげで視聴者がリラックスして肩凝らずに観られます。
コミックドラマという設定にふさわしく、韓国バラエティー的な効果音や字幕など派手な視覚効果が適材適所に溢れ、漫画的な感じのCGも積極的に活用され、笑いを誘発する要素として大きく作用して居ます。
主人公が大事な場面でスマホや財布を忘れ身元がバレる羽目に陥るなど、わざとらしい演出が所々に出ますが許容範囲でしょう。
前半4話で隠して居たヒロインの身元がバレ、5話から騙されて居た男性主人公の逆襲が始まりますが、それを掻(か)い潜(くぐ)ろうとするヒロインとの駆け引きが面白いなど、随所にスリル要素を散りばめて居るので中弛(なかだる)みがしません。
韓ドラ常套の8話〜12話頃までの中間ダラダラをどう処理してくれるか大いに楽しみです。
このドラマ、当初4.9%の視聴率から始まりましたが、口コミで人気が広がり、最高視聴率12.4%、最終回 11.9%で有終の美を飾りました。
韓国恋愛コメディー物としては珍しく世界的にも人気を博し、4月6日23カ国1位、米国7位、イギリス8位、カナダ3位などを占め、386ポイントを記録してワールドランキング2位を占め、ドラマ新記録を達成しました。
4月8日に発表されたネットフリックス週間ワールドランキングで2位を記録し、同時放映ドラマの新しい記録を立てました。
昨日(4月11日)日本のランキングでも1位を占めて居ます。
当方現在5話に差し掛かりましたが、スマホにダウンロード完了したので、電車に乗る時間など時間を惜しみ✖️1.5倍速で走り切りたいと思います。
視聴し終わったらその後の感想をこの文章の下に付け足したいと思いますのでよろしくお願いします。
では。
<参考文献>
나무위키
図書『韓流映画・ドラマのトリセツ』発売開始しました。よろしくお願いします↓
