第5章 韓国朝鮮の社会
17.韓国20代30代のソウル市民実態調査
 
 
 
ソウル市が『2021年ソウルサーベイ』の調査統計資料を活用し、昨年ソウル地域20~30代の青年たちの平均的な人生の様子を分析した結果を4月6日発表しました。

 

 

『2021ソウルサーベイ』はソウルに住む2万世帯(15歳以上4万411人)と市民5千人、外国人2千500人を対象に昨年9月6日から11月16日まで行われました。
専門面接員による面接調査とオンライン調査が並行されて居ます。

 

 

調査によると、ソウルの20〜30世代1日睡眠は'6時間49分'.で、雇用不安が有るほど短く、ソウルの20~30代の人口比率が持続して減少する中、彼らが不安定な雇用とソウルの高い住宅価格などで苦しんでいるという調査結果が出ました。
 

 

ソウル市調査結果によると、昨年基準でソウルに居住する2030世帯(満20~39歳)は計286万人で、彼らがソウル全体の人口で占める割合は30.1%でしたが、ここ7年の間、ソウルの2030世代の人口は8.2%減少し、市全体の人口減少率(-5.1%)より高かった事が分かりました。

 

 

2030世代の人口減少の主な理由はソウル市外への転出でした。
ソウル市転出人口の2人の内1人が2030世代でした。
転出の理由を見ると、20代は❶家族、❷職業順、30代は❶住宅、❷家族の順となって居ます。

 

<ストレス度>

 

ソウル市関係者は「主に家族や職場を理由に転入が多いが、30代の移動要因の中で「住宅価格」がある」とし、「これに関してもっと多くの政策が必要だと思う」と述べて居ます。

 

 

以前、記事にも書きましたが、ソウルのマンション平均価格は日本円で1億2000万円と、一般人が購入出来る価格を遥かに超えて居ます。
これらの是正無くして若者の人口減少は防げないでしょう。

 

<ストレス度>

 

2030世代の半分ほど(46.6%)はストレスを感じると答え、その原因として❶対人関係(23.0%)、❷財政状態(22.7%)、❸過度な業務・学習量(22.2%)などを挙げました。
睡眠時間とストレスは関連があると分析されて居ます。

 

 

雇用形態は❶正社員(67.7%)、❷無期契約職(19.3%)、❸期間制契約職(11.9%)、❹有給インターン(1.0%)の順に多く、正社員の割合は30代になると多少高まりました。

 

<勤務時間>

 

雇用形態別の週間平均勤務時間は❶正社員41時間26分、❷無期限契約職40時間42分、❸期間制契約職36時間21分、❹有給インターン29時間12分で、正社員が最も長かったとの結果です。

 

 

ソウル2030世代の一日の平均睡眠時間は6時間49分でした。
特に雇用が不安であるほど、睡眠時間が概して短かった事が分かりました。
有給インターンの睡眠時間は6時間7分、正社員の睡眠時間は6時間44分でした。

 

 
20代は男女ともに月平均所得は200万~300万ウォンが半分を占め、性別間の大きな差は有りませんでしたが、30代に入ると男性の約40%が月平均250万~350万ウォンを稼いで居るのに対し、女性の40%は200万~300万ウォンとそれより少なかった事が分かりました。

 

 

ソウル市は「30代の女性の勤務形態及び保守体系を改善する対策が必要だ」と指摘しました。
 
男女平等に対する男女間の認識の違いも明らかになりました。

 

<女性の社会参加制度拡大政策への態度>

 

「女性の社会参加制度拡大政策」に同意する程度を見ると、2030世代の女性(5点満点3.68点)が男性(3.19点)よりもっと肯定的で、同じ問題に対する男女間の認識の違いは2017年0.12点から昨年0.49点に徐々に増加して居ます。
今回の大統領選挙でも表出した性別による断然が、ここでも確認出来ます。

 

<結婚観>

 

今回の調査結果は韓国の調査結果ですが、多かれ少なかれ日本にも当てはまる事と思われ、どの国も若者対策を行う事が喫緊(きっきん)の課題と言えるでしょう。
 

<幸福度指数>

 
 
<参考文献>
KBSニュース
매일경제  서울 2030세대 인구 7년간 8.2% 감소…"30대 집값 때문에 떠나"(종합)
 

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