第8章 韓国芸能
93. ドラマ『パチンコ 』主演インタビュー
 
 
 
3月25日よりドラマ「パチンコ(原題:Pachinko)」が、Apple TV+で全世界的に公開開始しました。
この作品は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとなったミン・ジン・リー氏の同名小説が原作となっています。

 

 

ドラマは全8話で構成されており、3月25日に最初の3話が公開され、その後は4月29日まで毎週金曜日に新しいエピソードが配信されます。

 

 

戦争、愛、平和をテーマにした壮大な物語で、朝鮮語、日本語、英語の3カ国語で進行する国際的なドラマでもあります。
 
この作品の主演を演じるのは、日本でも人気の韓流スターイ・ミンホ、韓国俳優初のアカデミー賞主助演女優賞を受賞した名女優ユン・ヨジョン、日本人女優の南果歩、及び澤井杏奈も出演する事でも話題です。
 

 
「パチンコ」には、韓国のテレビ番組の製作費としては過去最大の予算が投じられると見られ、以前の記事にも有る様に多くの話題を呼んで居ます。

 

 

我が家もApple TV+に加入するか、新大久保コリアンタウンで後ほど発売されるであろうDVDを購入するか目下悩み中ですが(笑)、我々在日コリアンを主人公に描いたこの作品への興味と期待は測り知れません。
 
3月25日に放送されたKBS『芸能ライブ』でドラマ『パチンコ』主演のユン・ヨジョン、イ・ミンホ、キム・ミンハがビデオインタビューを通じて話を交わし、俄然注目を引きました。
今回はこの話題に触れます。

 

 

この日ユン・ヨジョンはアップルTV+「パチンコ」で担当した主人公「ソンジャ」について以下の様に語りました。
「私はこの女性の話をドラマを通じて演じる事が出来て光栄です。
このキャラクターを本当に尊敬します。
今までやりたいキャラクターが余りなかったけれど、今回は違います。
何十年もした事が無い役割だったから。」

 

 

そして「このキャラクターは正直で強靭で、生き残ろうと努力する姿が私に似ている様な気もして、私がやりたいと言い出しました。人生を私が生きてみたら、『彼女の選択』が私を引っ張って行きました。」と述べました。

 

 

またユン・ヨジョンは「この女性が選んだ道は険しかった。
貧しくて苦労して暮らしましたが、卑屈には暮らさなかった。
大した女性だと思いました。
私も誇りを持ちながら撮影しました。
こんな女性も居るのに、私はすごく卑屈に暮らして来たのでは?と思いました。」と並外れた愛情を伝えました。

 

 

一方の主人公イ・ミンホはデビュー作にしてヒット作韓国版『花より男子』以来13年ぶりに、新人の気持ちでドラマ『パチンコ』のオーディションを受けたと述べました。
イ・ミンホはキャラクター「ハンス」について「従来演じて来たキャラクターとは結末が少し違います。 生の感じを内在したキャラクターで欲が出ました。」と説明しました。

 

 

続いて「(オーディションを)体が覚えて居ました。
オーディションを受けた時の記憶と新たに準備する気持ちでした。
10年ぶりに新しい経験であり、個人的にとても良かった。
『オーディションをまた受けたい』という気がするほどでした。
生まれ変わった感じでした」と述べました。

 

 

若き日の主人公「ソンジャ役」を、とてつもない競争率を突破して獲得したキム・ミンハは
「オーディションを3~4ヶ月間受けました。
最終オーディションの時、お母さんに電話して『私、これで落ちても何も悔いは無いと思う』と言ったほど、最善を尽くしました。

 

 

とても面白かったし、たくさん学びました
が、合格したと言う知らせを聞いてとても嬉しかったです。
わざと何かを隠そうとしたり、わざと何かを表現しようとせず、ただそれに集中して率直に表現しようとしたので、その部分をきれいに見てくれたのではないかと思います。」と伝えました。

 

 

名場面を聞く質問に、イ・ミンホは「劇中でソンジャがお母さんと別れるシーンが有りますが、とてもしょっぱかったです。
私たちはみんな誰かのお母さんで、子供じゃないですか?
そうやって構成員を備えて時代が経っても生きているのに、誰かの娘、お母さんならそんな別れのシーンを見るととても大きな響きがあるのではないかと思います。」と答えました。
 
またイ・ミンホはソンジャとハンスの初めての出会いの場面について「異性に関する好奇心と言うよりは、人間自体に対する強烈に近づいて来る瞬間を表現しようと努力しました。」と付け加えました。

 

 

キム・ミンハもまた「初めて見るタイプの人。
どうしてあんな人がここにいるの?
あまりにも衝撃的だったと思います。
そんな人がまた私を見ていると思うと、複雑な感情がしました」と述べました。

 

 

続いてユン・ヨジョンに映画「ミナリ」とドラマ「パチンコ」の違いを聞くと、ユン・ヨジョンは「『ミナリ』は1980年代に自分の娘の移民で行った訳で、その時はアメリカンドリームだったんじゃないかしら?
パチンコは日本を夢見ながら行ったのでは有りません。だから(そこが)違います。」と答えました。

 

 

これは在日コリアン在米コリアンの違いを表して居る重要な題目です。
在日コリアンは強制・半強制(暮らしの為に行かざる得なかった)と言う意味で歴史的経緯が根本的に在米コリアンと異なっており、彼女が演技する上でも根本スタンスが異なったのしょう。
彼女のこの言葉を聞き、このドラマ必ず視聴しなくては…と実感しました。

 

 

番組で最後の挨拶を要請するMCの言葉にユン・ヨジョンは「そんな物乞いはしたくないのに。」と微笑みました。
つくづく粋(イキ)な女優です。
 
続いて彼女は「面白ければ沢山見るでしょう。面白くなければ余り見ないでしょうし。」と付け加えて視聴者の目を引きつけました。

 

 

番組ではドラマ予告編が併せてオンエアーされ、耳目を引きました。
重厚感の有る作りで、大いなる予感を感じさせ楽しみです。

 

 

 

<参考文献>
KBS 芸能ライブ
매일경제   '스타에 빠진 스타' 1위 김영옥, 임영웅 팬심 공개 "나한테 큰 즐거움" 
조선일보 ‘연중라이브’ 윤여정 “연기 저것밖에 못한다 하면 어쩌나 걱정… ‘파친코’ 선자 존경해”

 

#韓国ドラマ #韓国時代劇ドラマ #韓国映画

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