第8章 韓国芸能
84.MZ世代が選んだミームスター
2月25日に放送されたKBS2「芸能ライブ」では「MZ世代が選んだミームスター」の順位が公開されました。
ミーム(meme)とは、人類の文化を進化させる遺伝子以外の遺伝情報であり、例えば習慣や技能、物語といった人から人へコピーされる様々な情報を意味する科学用語であると有ります。
(引用 Wikipedia)
例えば「ごく一部のコミュニティで流行っていたものが、人気掲示板、Twitter、FacebookなどのSNS、動画サイト、チャットなど、インターネットを通じて模倣されまくる事によって爆発的に広がっていく一種のネタみたいな物の事」です。
一言でインターネットによって「口コミ」的に広がった写真などの人気と言えるでしょう。
インターネットの世界では動画や社会現象などをひっくるめていうミーム(meme)と言うそうですが、韓国では単純に面白い写真やGIFファイルを指すそうです。
つまり、話題になった面白い写真やGIFファイルなどで人気を得たスターと言えそうです。
一方、良く韓国のニュースで眼にするMZ世代(Generation MZ)とは、1980年代半ばから1990年代初頭に生まれた「ミレニアム世代」と、その後の1990年代後半から2010年の間に生まれた「Z世代」の2つの世代を合わせた物で、韓国にて世代の分類で用いられて居ます。
大体20〜30代の若者を指す言葉だと見て良いでしょう。
では、番組発表順位の中からベスト10を紹介します。
1位は私と家内も週末が待ち遠しい、今や韓国で絶大な人気を誇るドラマ「紳士とお嬢さん」で、デビュー後初の家族ドラマ主演を務めた俳優のチ・ヒョンウでした。
チ・ヒョンウの中毒性あふれる演技の言い回しはMZ世代の好みを狙撃し、「紳士とお嬢さん」も回を重ねて最高視聴率を更新して上昇傾向を続けて居ます。
特にチ・ヒョンウはインタビューで、オンラインで大きな話題を集めた流行語「지리둥절チリトゥンジョル:とまどい」について「演技をあんな風にしなければいけないのに」と言って笑いを誘いました。
キム・ウンスは「尋ねてダブルで行け」と言う番組で突然の大人気を得ました。
キム・ウンスはインタビューで「おかげで最近CMが130個ほど入って来た。
私で思う存分遊びなさい。
『尋ねてダブルで行け』は私の人生に於ける名台詞(セリフ)だ。」と満足な気持ちを述べました。
3位はドラマ『野人時代』で「4ダラー(4ドルFour dollars)」という流行語を作った名俳優キム・ヨンチョルでした。
<キムヨンチョル>
彼のドラマの名セリフ『4ダラー』は未だに流行して居ます。
彼はその他にも有名なシーンで、多くのファンに愛されて居ます。
4位は歌手兼俳優のピ(Rain)が占めました。
ピの「カン깡」は発売3年後に大ブレイクしました。
<ピ>
当時「1日1カン」から「カンファン」と言うファンダムまで形成され、「カン」のミュージック・ビデオ再生回数は2千万回を突破する気炎を吐いたそうです。
エスパ–のディグン・ダンスは同僚の芸能人たちからも含め、国籍を問わず全世界のK−POPファンの間で大流行になりました。
ボン・ジュンホとユン・ヨジョンは米アカデミー賞授賞式で愉快な受賞感想を伝えて全世界ファンの評価を受けました。
イ・ビョンホンは伝説のダンス映像を誕生させ、特にソン・ジンウが彼をパロディしてさらに大きな愛を受けました。
これに対してイ・ビョンホンはある芸能バラエティー番組で「彼のダンスは素質があるね。
このきらびやかな動きを消化するとは。私もそうだったのか?」と感想を伝えました。
10位は歌手ナ・フナでした。
以上、「MZ世代が選んだミームスター」の順位でした。
<参考文献>
KBS 연중라이브